2010年05月16日(日曜日)
2502.深夜3時半まで眠れなかった
昨夜、というより今朝か、三時半まで眠れなかった。
床に入ったのはいつもどおりの12時だったが、
それからまったく眠くならなかった。
興奮して眠れなかったのだ。
岡山TIサーキット(本当はインターナショナルサーキット)の、
ストレートからブレーキを踏みすぎてはいけない右1コーナー。
続く左の2コーナーではアクセル全開ちょい手前の、ほぼ全開。
後ろのタイヤがずるずると滑りだすのをコントロールしながら
アウトいっぱいに膨らみ外側の縁石を舐めながら加速する。
ここでいかにスピードに乗せられるかが、
次の3コーナーまでの数百メートルのほぼストレート全体のスピードが決まる。
このコースのタイムアップの大きなポイントの一つだ。
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最終コーナーと、一つ前の下り坂のコーナーは怖いが、一番楽しい。
ここではアウトの縁石をまたぐくらいと度胸が必要だ。
約1年間、
まったく思い出すことのなかった岡山TIサーキット。
その一つ一つのコーナーと、
そこを走る自分の感覚がリアルに戻ってくる。
3コーナーはほんとに苦手だ。
コーナーの向こう側のコースが幅広くなっていて、
もっと旋回スピードを上げなければならないのに、つい減速しすぎて、
脱出スピードが落ち、すぐに上り坂になるところで加速できない。
すると長いバックストレート全体にスピードが乗っていかない。
そんなことを頭の中で考えながら、
その姿がいよいよ鮮明になってきてリアル感が増し、
だんだん興奮してきて、
とうとう3時半まで起きていた。
仕事のことはこれっぽっちも頭に浮かんでこず、
まるで、もうサーキットにいるような錯覚に陥るような興奮である。
遠足前夜の子供のようなものだ。
今度の22日土曜日と23日日曜日、
岡山のインターナショナルサーキットで、
2010年のゴルフGTIカップレースの開幕戦がある。
2戦、7月第一週に「つくば」。
3戦、8月最終週に「富士」。
4戦、11月に「仙台SUGO」の全4戦。
今年から車も最新の「ゴルフⅥ(シックス)」に変わる。
そのゴルフⅥをレース仕様に改造した、いわゆるカップカーを
昨日、私は、秦野中井にあるCOXに引き取りに行った。
東名高速の「秦野中井IC」から「慣らし運転」を兼ね、自走して帰る。
その距離、約300km。
300kmでは足りない。
カップカーはレース前に2,000km走っておくと良いと聞いていたので、
あとほんの少ししか時間がないが出来るだけ距離を稼ぐことにしたのだ。
金曜日に愛知から岡山に行くのに400kmはあるだろうから、
今日は、出来るだけ空いている高速を500kmは走りたい。
そうすれば1,200kmは走れるだろう。
眠れなかったのは、
久しぶりのレースカーに乗った興奮が体に残っていたからもあるだろう。
去年のレースが終わった後、
本当にもう走るのは止めようと決心したのだが、
結局、また走る。
走るのを止める理由もいっぱいあるし、走る理由もいっぱいあるが、
要するに走りたいのだ。
去年まで走ったゴルフⅤ(ファイブ)も、畠中君が乗って参戦する。
今年は2カー体制で走るのだ。
ゴルフⅥは、新型と言っても、
ゴルフⅤに比べて、特に馬力が上がったわけでも、
車重が軽くなったわけでもない。
フロントサスペンションをピローボールにしているので回頭性が良くなったとか、
エンジン制御のコンピューターを書き換え、パワーが出るはずになっていたりするが、
COXの話では、トップスピードの伸びる「富士」で1.5秒、
ストレートの短い「岡山」ではたぶん0.8秒くらいは早くなっているはずだと言う。
私と畠中君のサーキットでのタイム差は、いつも1.5秒前後。
そう考えると「岡山」では、ゴルフⅤに乗る畠中君に前を行かれることになる。
それはイヤだ。
早いはずの車に乗って、遅いはずの車に抜かれるのは、
こんなに悔しいことはない。
レース前日の土曜日の練習で、
ゴルフⅤに乗る彼が、ゴルフⅥの私よりも早いタイムを出して走るようなら、
私はいさぎよくゴルフⅥを奴に譲る。
早い車に乗りながら、奴の後ろを走るのがイヤだから。
理屈なんてなしだ。
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なんて事を考えていたら、ますます興奮して眠れなくなってしまったのだ。
今夜は早く寝よう。
明日はドイツからSONAXのドクターピッチと、クリーガーがやってくる。
タフな彼らを相手にするのに、寝不足ではまずい。
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