2010年08月16日(月曜日)
2585.キーパーエピソード(9)キーパープロショップ
いよいよ真打の登場である。
4年前、ダイヤモンドキーパーを販売する時、
ダイヤモンドキーパーはさすがにピュアキーパーの施工作業に比べて難度が高く、
ピュアキーパーのように1日みっちり技術研修するだけでは、
お客様のお車を5年間守るボディガラスコーティングを施工するには無理がある。
そう考えて、まずコーティング技術認定制度を作った。
コーティング作業の基礎であるピュアキーパーが正しく施工できるレベルを、
「コーティング技術二級認定」とし、
ある程度、ピュアキーパーの施工経験をつみ、基礎を積んだ人が受ける資格。
二級資格を持った人が、さらに「研磨」の技術を身につけ、
ガラスのコーティングを塗布し仕上げる訓練を受けた上で、
商品知識の筆記試験と、ダイヤモンドキーパーを1台きっちり仕上げる技術検定を経て、
合格点に達した人を「コーティング技術一級認定」の資格とした。
この資格制度は、以前からキーパーの施工店さんであった各務石油の酒井社長が、
「スタッフのモチベーションと、キーパーの品質を維持するために絶対やるべきだ」と、
かなり強引に説得してくれた結果だ。
そして、一級資格を持ったスタッフのいる店舗。
ダイヤモンドキーパーをきちんと施工できる環境を整えた店舗を、
サービスブランドとして「キーパープロショップ」と命名し、登録した。
認定の第一陣は、
この主旨に賛同し集まってくれた約30店舗。
最初の研修会と検定会は、
今思い出しても胸が熱くなるような光景であった。
全国の選りすぐりの技術者たちが集まったのだから、
いまさら研修も検定もない。
むしろ、みんなが
コーティング技術一級認定のための研修のカリキュラムと
検定の行程を一つ一つ確かめながら、疑問に思ったことは集まって議論し、
三日間かけて、研修と検定をみんなで作り上げた。
あの三日間が、キーパーそのものが大きく生まれ変わる一瞬であったような気がする。
キーパープロシッョプは、検定を受けて合格した一級資格者がいて、
登録すればそれで終わりではない。
年に二回、全国各地でキーパープロショップ研修会が開かれ、
新しい技術と、販売ノウハウを磨いてもらう。
最初の頃は、店舗数も少なく集まる人数も数人からせいぜい十数人。
研修会が終わると必ず「飲み会」が開かれ、
全国を回るスタッフは、研修会と飲み会が数日間の連続が何回か続き、
もちろん楽しかったが、大変であったとも回想する。
あれから約4年、キーパープロショップも今では1,500店舗にまでふくらみ、
残念ながら、大変残念ながら、
研修会あとの飲み会はなくなった。
各地での研修会を30~50名で行うと、40回以上の開催になり、
飲み会までやっていると、もう物理的に無理になってきたからだ。
キーパープロショップWebサイト「keepercoating.jp」も、
施工済みの車を紹介する「フォトログ」に20,000台の掲載を越した。
アクセスも日に1万PVを越す。
そして全国各地に上がる「キーパープロショップ」の看板が、
キーパーコーティングの存在を、より全国に知らしめてくれた。
今思うと、キーパープロシッョプがある前と、以後では、
私たちにとっても施工店さんたちにとっても
コーティングという範疇においてまるで違う世界になったような気がする。
もちろん、色々な事情でキーパープロショップに登録されていない店舗においても、
確かな技術とマインドで
お客様に高品質のキーパーコーティングを提供している施工店さんが数多くある。
全国にピュアキーパーを施工する店は約8,000店舗以上。
クリスタルキーパーを施工できる店は約2,500店舗以上。
キーパーコーティング、
ピュアキーパー、ダイヤモンド・アクアキーパー、
クリスタルキーパー、いずれのキーパーコーティングも、
お客様の車をきれいに守る本当のコーティングである。
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