2012年01月17日(火曜日)
2956.我がお好み焼きとして、似て非なるもの
今日は広島への日帰り出張であった。
ちょうど昼時に広島駅に到着したので、
駅の構内で「広島風お好み焼き(以降、単に”お好み焼き”と略)」を食べたが、
結論から言えば、・・・がっかりしてしまった。
私は広島で泊まりになると
必ずと言っていいほど「大福」というお好み焼き屋さんに行き、
大福独特のニンニクパウダーがたっぷりかかったスペシャル焼きを食べるので、
駅構内で食べたお好み焼きは、
私にとってはお好み焼きとはまったく別の食べ物であったのだ。
美味しいとか、美味しくなかったとか、
そういう問題ではなく、
いつものお好み焼きと同じようなつもりで食べて、
まったく違う味だったので、
それそのものとしては美味しかったのかもしれないが、
単にがっかりしただけの話だ。
「似て非なるもの」とは、
それそのものが良い物であっても、
何かに似せてあると、単なるニセモノになってしまう。
しかし駅構内のお好み焼き屋さんの場合は、
ニセモノを造ったつもりもなく、
大福の広島焼きが本物であるというわけでもないが、
私が勝手に、大福のお好み焼きが、
広島のお好み焼きの代表と思い込んでいるだけで、
駅構内のお好み焼き屋さんは悪くも何ともない。私の単なる思い込みなのだが、
私にとって本物である大福のお好み焼きと違ったので、
気の毒にも、この構内のお好み焼きは、私にとってニセモノと感じてしまった。
「似て非なるもの」
もっと辛らつなのは、
らしいだけで、その実態は、非なるもの。
私が分からなくなっているからなのか、
なんか、世の中全体がそんな風になっていってしまうような気がして、
大福のニンニクパウダーたっぷりのお好み焼きが無性に食べたくなった。
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