2012年06月02日(土曜日)
なんでも自分でやりたくなる体質
アイ・タック技研という会社は、
とにかく、なんでも自分でやりたくなり、
作ってしまう体質を、創業当時から脈々と持ち続けています。
製品としてすでに出来上がっている物では物足りず、
自らの塗装に対する考え方を実現するために、
独自の技術と相互に連動したケミカルを、オリジナルに造りだしました。
今までに何十種類と作りました。
それにかけた手間も時間も、投資も半端ではありません。
たとえば道具ならば、
吸水力の良いタオルが欲しいと思い、
中国・上海に一年通って、オリジナルの洗車用タオルを作りました。
洗車用のモップも、スポンジ一つに至ってもすべてオリジナルで、
目的を実現するのに一番適したものを作ります。
一つ一つほぼすべて独自のものです。
機械類はオリジナルを作るにはあまりにも大変ですが、
それでも良き協力者との出会いもあって、
思ったようなものが実現し、
それが現場に支持されて驚くほどたくさんの機械が造られました。
特に快洗Jr1~3のシリーズは全国に何千台も導入されて、
今ではすっかり手洗い洗車の定番商品になってしまいました。
ケミカル、道具、機械、などなどのオリジナル商品は、
いくつもの特許登録、意匠登録、実用新案になっています。
また、ドイツSONAXとの技術提携での商品も増えてきましたが、
市販品そのままのものではなく、
私たちの製品はSONAXの化学研究所と
アイ・タックの技術開発研究所が、
膨大なテストサンプルと手間と時間を使ったテストの結果で造り上げました。
そういう意味ではやはりオリジナルの製品と言えます。
私たちが造ったケミカルはいずれも、
あくまでもプロが使うためのケミカルなので
うんと贅沢な材料を惜しみなく使い、
市販の商品と比べたら桁違いの性能を持っています。
それが出来るのも、
大きな流通コストがかかる一般市販ルートに乗せていないからでしょう。
加えて、
自らの直営店があるので、
現場のニーズが、ダイレクトに、しかもリアルタイムで入り、
どんな物を作れば、
お客様が喜んでくれるのか、
どのようにスタッフが便利なのか手に取るように解ります。
だから、お客様のニーズに合った販促ツールも作ります。
販促ツールを売るための販促ツールではなく、
お客様のニーズを表現し、訴求するための販促ツールです。
そしてKeePer商品は、
お客様ニーズを基にすべてのものを造って行くので、
全国のSSさんなどKeePer施工店さんの現場で
広く支持されている大きな要因だと思っています。
KeePerが提供している製品は、
「その製品を売るため」を考えません。
「売れる製品」を造ろうともまったく考えません。
製品を使って作り上げたキーパーコーティングなどの付加価値(キレイ)が、
お客様に如何に喜んでもらえるか、だけを考えます。
だからこそ、お客様に買っていただけるのだと思っています。
それが施工店さんにとって一番役に立つであろうと考えます。
付加価値に対する報酬であるお金の出所はすべてお客様からであり、
お客様の気持ちに焦点を合わせなければ、どんなビジネスも成り立ちません。
本当は、これは非常に簡単かつ単純なことなのですが、
人情として、製品を作る時、
ついその製品を売るためのことを考えがちなのは当然かもしれません。
私たちでもそんな動機で造った製品も、過去には、いくつかありましたが、
見事に全滅でした。
「製品を売るために造った製品は売れない。」と身に染みて知っています。
そんなこともあって、
KeePer製品は、
お客様のために如何に役に立って、
喜んでいただけるかだけを考えて造られます。
そのために独自のケミカルが必要であり、
独自の道具であり、独自の機械が必要になったのです。
これはきれいごとなんかではなく、
本当にそうする事がビジネスとして成功するから、そうしてきました。
そして、それを使って品質の高いコーティングなどの商品を実現するための
独自の施工技術の開発が必要であり、
その技術を伝達する設備が必要であって、
全国に9箇所のトレーニングセンターが出来上がりました。
もちろんそれを伝えるのは人間であって、
技術インストラクターが47名育ち、
2011年の1年間にトレーニングを受けた方は13,000人を数えました。
今年はたぶん16,000人を越えるでしょう
キーパーラボの直営店も1店1店造ってきたら25店舗になりました。
FC店さんも14店あります。
そこには、自分の持っている技術いつも妥協なく発揮して
お客様のお車にプロのキレイを実現するスタッフが100名を超えました。
ここに来て、
キーパープロショップをはじめとする施工店さんはもちろん、
キーパーラボでも、ますますクリスタルキーパーが大爆発して、
この5月は、全体で前年対比213%の施工台数になり、
ラボ直営店の売り上げでは昨年対比150%を越しました。
何かが大きく変わったと言えるでしょう。
完全に店舗自己増殖ペースに入ったとも言えます。
今までの店舗開発は、
物件がたまたま出たら造るという場当たり的だったものから、
計画的な新店舗開発を加速させる地点に、やっと到達しています。
こう書き出していくと、
この事業に携わってから20数年の間に、
物凄くたくさんの事をやってきて、
随分たくさんの結果を作り上げてきたものだと、
改めて驚きます。
それでもまだ半分も来ていないと感じているのは、
ある地点に届いたとたんに、また次の地点が見えてしまうからでしょう。
何処まで行ったら「あ~やった。」と、
深いため息がつけるのかさっぱり解りません。
なんでも自分で造り、やりたくなる体質が
アイ・タック技研全体に浸透しているのでしょう。
終わりがありません。
深夜3時までかかったそうです。
私は先に帰りました。それがいいと思い始めています。
昨日は、朝、名古屋小牧空港から青森に飛んで、
キーパー選手権・降雪地域特別戦全国優勝の
弘善商会さんのDD青山店を取材してきました。
その飛行機から「岩手山」がきれいに見えます。
その日のうちに車で仙台に走ります。
夕方近く、今度は下界からの岩手山がとてもきれいでした。
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