2014年08月07日(木曜日)
8.07.繁忙期にガラガラになる空港の駐車場
中部空港から釧路空港に飛ぶ飛行機の中です。
中部⇔釧路の便は、観光客が増える夏の時季だけ運行されます。
今日は私も観光客の一人ですが、
夏休みは、出張でよく飛行機を使うものにとっては試練のシーズンです。
だいいちにチケットが本当に取れなくなります。
私達はだいたい一ヶ月くらい前に乗るべき飛行機の便が決まるのですが、
観光客は何ヶ月も前から計画を立てている場合が多く、
飛行機のチケットも割引率の大きい遥か事前のチケットを取りに来ます。
一ヶ月前の予約ではどの便も満席で、
もう、どうしようもないことがあります。
夏でしたら、今ぐらいから20日過ぎまでが混みます。
もう一つ深刻なのが、
中部空港の駐車場が使えなくなっていることが多くなります。
旅客が増えるのだから当然だとは思うのですが、
実際の駐車場はガラガラなのです。
特にターミナルビルに近いような駐車場からガラガラなのです。
パッと見た感じでは半分くらいしか停まっていません。
これは、繁忙期に中部空港の駐車場は「予約用駐車場」が拡大されるのです。
繁忙期だから「予約」が拡大するのは当然のように思えるのですが、
実際は、便利な所の駐車場からガラガラになっています。
なのに、予約枠にされていない普通の駐車場の数は減ってしまっているので、
すぐに満車になってしまい、
予約をしていな車が非常に停まりにくい、大変不便な状態になっています。
予約枠の駐車場は、一日毎の予約なので、
1泊2日の旅行で駐車場を予約するには2日間の予約枠を取ります。
つまり48時間分の枠を取ります。
しかし、実際に使うのは、
たとえば1日目の午後からと、2日目の午前中だけです。
すると、
1日目の午前中の12時間と、
2日目の午後からの12時間は駐車場が空いていることになります。
つまり、48時間の予約中24時間しか使わないので、
24時間は誰も使えずに空いていることになります。
だから、予約用の駐車場がガラガラになってしまうのです。
この場合の「予約制」は、
駐車場のキャパシティを半減させることになっています。
それを旅客が増える繁忙期にやってしまうのですから、
一般の旅客はたまったものではありません。
特に繁忙期にあまり関係なく出張をする私のような者は、本当にたまりません。
こういう不合理な施策を平然とやるのは、
実際に、この駐車場を予約無しで利用をしたことのない
この空港の人でしょう。
一般の顧客の立場に立てない、自分勝手な人なのだと思います。
「現場を知らない」とは、こういうことを言うのではないでしょうか。
ならば「予約」をすればいいと言われるかもしれませんが、
今流のインターネットを使っての予約が出来ない人も、
特にお年寄りを含めて半分はいるでしょう。
そういう意味では、この施策は年寄りいじめの施策になってしまっています。
また、この空港の「車寄せ」は、「降車」専用で「乗車」が禁止されており、
常時、複数のガードマンが見張っていて、
車に乗ろうと車寄せに行くと追い払われます。
私も他の所で、
乗車が許可されている場所に、
車を長く止めて、
乗ってくる人を待っているような車でいっぱいになってしまい、
降車も出来ないくらいになっているところを見て、
人に迷惑をかけても平気なその無神経さに腹が立つことがありますが、
それをさせないために、
乗車自体を禁止してしまったのでは、
遠い駐車場まで歩くのがつらい、お年寄りなどの歩くのが苦手な人に、
辛くて不便な空港になってしまっています。
せっかく複数のガードマンを置いているのですから、
「乗車を禁止して、乗車の”人”を追い払う」のではなくて、
「乗車を認めて、一定時間以上その場に待つような”非常識な車”を排除する」に、
ガードマンの役割を変えたらどうでしょう。
そうするだけで、
年寄り、あるいは体が少し不自由な人を連れている家族が、
「私が今、駐車場に行って車を取って来るから、”車寄せ”で待っていて。」
ということが出来る。
あるいは、
「到着の時間が何時だから、”車寄せに行っていて”、直に迎えに行くから。」
というようなことも出来ます。
そして、車寄せにベンチをたくさん設置しておき、
お年寄りが座って待っていられるようにする。
こんな風に出来たら、いいなあと思いました。
お年寄りがどんどん増えている世の中で、
こんな発想は出来ないものでしょうか。
現状は、インターネットを使って「予約」をする人をあくまでも優遇し、
繁忙期に予約枠を増やして、ガラガラの駐車場をかえって増やしてしまい、
予約を出来ない年寄りの車をうんと遠いところに停めさせてしまっています。
さらに、車寄せでは”乗車の人”を追い払って、
“車寄せ”を、とんでもなくガランガランにしただけで、
お年寄りや歩くのがつらい人を遠い駐車場まで歩かせてしまっています。
中部空港はなんと「CS世界一」を目指してするそうです。
しかし、実際に空港という現場を利用しているお客様の立場に立ってではなく、
ずっと机の前に座っている人たちが、
お客様が見えない雲の上からCSを考えているのでしょう。
だから、こんなピント外れの施策になってしまうのではないでしょうか。
現場にこそお客様がいて、
現場にこそ事実と真実がある。
ということなのでしょう。
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2014年08月07日(木曜日)
8.07.世界を歩き、世界に住む中で身に付けたヤサシサなのか
娘と孫たちが昨日、帰ってきました。
先行して夏休みを三日間取って、
今日から孫たちを連れて釧路の霧多布に2泊3日で出かけます。
孫と娘たちが帰ってくると必ず行くのが、
近所の小さな中華料理店「伍島園」です。
ここの餃子とチャーハンがみんな大好きなのです。
伍島園を営業する五島列島出身のご夫婦には四人の娘がいて、
上から京子ちゃん、幸(子)ちゃん、豊(子)ちゃん、愛(子)ちゃんです。
この伍島園の二階にある宴会の広間は、
「幸の間」「京の間」「豊の間」「愛の間」「福の間」と名づけられていて、
両親に愛されていたことを思わされます。
今は、どの娘の婿さんなのか分かりませんが、
二人の婿さんが、厨房で料理を作っています。
一家総出で中華料理店をきりもりしてきた暖かさを感じさせます。
四人娘の末っ子が「愛ちゃん・アイコ」で、
私の娘より三つ年下です。。
私達がガソリンスタンドで独立した頃、
上の息子と娘はまだ小学校の低学年。
独立したばかりで両親は年中働きっぱなしだったので、
二人の兄弟は夜までほったらかしでした。
そんな時、娘・セイコはアイコといつも一緒に遊んでいて、
伍島園でご飯を食べさせてもらったりしていました。
セイコはあのころから伍島園の餃子と炒飯を食べてきたのです。
でも、中学校、高校と別の友達がそれぞれ出来て、
共に遊んだのは小学校までだったようです。
大人になったらアイコは自ら外国に行きました。
ブラジルに三年住んで、スリランカ、シンガポール、タイ、
そして日本に戻ってきても沖縄に住み、
ずっとセイコと会うことはなかったのですが、
たまたま、実家である大府に帰ってきていたセイコは、
実家である伍島園に帰ってきていたアイコとばったり会いました。
25年ぶりくらいと言っています。
昔、子供の頃のアイコは、セイコよりもずいぶん背が小さかったのですが、
今はずいぶんでかくなって、存在感たっぷりです。
でも、写真を撮ろうとしたら、
セイコの横で背を低くして写ろうとします。
世界を歩き、世界に住む中で身に付けたヤサシサなのでしょう。
本当はこんなにデッカイのです。
孫たち。カメラを向けると自動的にVサインをします。
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