2019年09月19日(木曜日)
9.19.「『人に喜ばれる仕事』と書いてあったので応募しました。」
面接での会話
「この会社の事を、何を見て知ったのかな?」
約半分近くの子が、
「スーパーGTで走っているから。」
今は意外と、車好き、レース好きの子が多く、
そんな子たちにとっては、
KeePerはコーティングというより、
スーパーGTの500クラスの強い#37のフロントとサイドに、
でっかく書いてある名前であって、まず、カッコいい。
だから、この会社もカッコいい。
こういう子は、面接でもウキウキとして最初から入る気満々で来る。
車大好きの子たちなので、入社した後でも
大好きな車をじかに触れて、
しかも素晴らしくキレイに出来て幸せそうです。
そして最も多いのが
「この会社の事を、何を見て知ったのかな? どうして応募してくれたのかな?」
「『求人票』を見て、
そこに、この会社が『人に喜ばれる仕事』と書いてあったので応募しました。」
こう言ってくれる子は多い。ほとんどだ。
その上で、会社見学、職場見学で、
近くのLABO店舗に行き
「お客さんがニコニコしてた。店の人も笑っていた。」
と言ってくれる子が多く、ほとんど間違いなく入社してくれます。
「人に喜ばれる仕事に魅力を感じる」とは、当たり前のようで、
案外、人に喜ばれても「それがどうした。」としか思わない子もいる。
共感性の有無ということなのか、どうなのか解らないが、
この共感性の部分だけは、
この仕事をしていくのにどうしても必要な大切な要素です。
強い弱いはあったとしても、
大抵の人にこの共感性は備わっていて、
実際に店舗に配置されてから、
先輩が、お客様の気持ちに沿ってお車をキレイにして、
素晴らしくキレイになった車をご覧になったお客様がすごく喜ぶ様子を見て、
自分達もいっしょに喜ぶ先輩の姿に、
持っている共感性が刺激されて育ち、
お客様の気持ちと一緒に車をキレイにしていく
そんなKeePerの最も根幹ともいえる価値観を育てていくのが、
KeePerの仕組みの基本部分です。
育てるべき共感性を、元々持っていない子がいたとしたら、
その子は、いかに良い子であったとしてもKeePerの職場には合わない。
滅多にいないが、たまにいます。
そういう子を間違って採用すると、
ちょっとした嵐の種を放ったようになって、
みんなが、しばらくの間苦労します。
お客様の気持ちと一緒になって、
お車をプロの技術で期待以上にキレイにして、
お客様にすごく喜んでいただき、
スタッフも、その喜びに触れて共に喜び、
その喜びを楽しみにして、いつも真剣に車をキレイにする。
どんどん技術を上げる。
ますますお車がキレイになって、お客様がなおさら喜ぶ。
KeePerのプラスの無限ループみたいなもの。
共感性は大抵の人が持っているので、
一度、このプラスのループに入ってしまえば、
それぞれに強固な価値観となって根付いていきます。
ここで気を付けなければならないのは、
この初めの段階で、業者がやっている教育セミナーのようなプログラム。
このようなセミナーでは、「いつも口角を上げて・・」とか、
「きちんと相手の方を向いて・・・」とか
話す言葉の選び方など、
何をどうすると相手からどう見えるか、どう聞こえるか、
相手がどう感じるか、を教える。
言って見れば接客の「型」を、
初期の段階で教えると、
働くと育ち始める共感性に基づいた価値観が、
「型」に気を取られて、プラスのループのごとく育つ機会を失ってしまう。
せっかく本物の仕事の中で活きた教育が始まっているのに、
「型」を教えてしまうと、型にはまってしまい、
肝心な基礎的な価値観が育たずに過ぎてしまいます。
KeePerの根幹は、
「接客の型」などではなく、
共感性を基にした喜びの共有の価値観にあります。
面接で、来てくれた学生さんや生徒さんが
「『求人票』を見て、
そこに、この会社が『人に喜ばれる仕事』と書いてあったので応募しました。」
と、言ってくれたところから、
無限のプラスのループが始まります。
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