2020年06月22日(月曜日)
6.22.念のためだけの自粛は意味がない。
昨日、KeePerが冠スポンサーをしている
インタープロトレース(以降”IPS”と略)の主催者である関谷正徳氏が
KeePer技研の本社事務所に来られました。
今年のIPSは、新型コロナ禍で未だに走行できずにいます。
それでも世間一般が自粛緩和に向かっている中で、
関谷正徳氏と富士スピードウェーとの話し合いが煮詰まって、
その方向がはっきりしたので、そのご報告をしに来られたのです。
今年のIPS第1戦目は、
7月4日(土)ワンデーで無観客レース。
ジェントルマンとプロが2レースずつを無観客の中、1日だけで走り切る。
第2戦目は、
7月25日(土)、26日(日)で、観客を入れてのレース。
IPSにとっての初めての鈴鹿サーキットでのレースは、
ピットへの人数の規制はあるが観客席に入ることは出来そうだ。
第3戦は10月に富士でワンデー、無観客かどうかは未定、
第4戦は来年の1月、富士でワンデー、無観客かどうか未定。
あの広大な富士スピードウェーに、
1チーム当たり4名の入場だけが認められ、
冠スポンサーとしては8名の入場が認められるそうだから、
全部合わせても100名は入っていないだろう。
IPSレースは、まだ名前が売れていないので、
最大でも3000名くらいしか入場した実績はない。
その全員を入れても密接、密集、密閉の三密など発生のしようがない。
それだけ富士スピードウェーは広大だ。
何の意味の無観客なのか、
数万人の大観衆が予想されるスーパーGTを無観客で開催するので、
三密の可能性のないIPSも”ついで”に無観客にするのか。
あるいはスーパーGT主宰者などを納得させる為なのか。
どんな理由があったとしても、
それは、コロナ禍とは関係のないことだと思う。
それと同じようなことで、
重症者が極端に少ない年少者の通う小学校・中学校の休校が疑問視されている。
これらの学校では勉学の遅れが深刻だそうだ。
そんなニュースを見ながら、
ここまでたどり着いて、やっとここまで育て上げたIPSレースを
無観客レースで開催しなければならない関谷氏の
無念がにじみ出た、昨日のご報告であった。
私どもとしても、無観客での開催で宣伝効果が激減するIPSレースに、
資金投下をする意味を探すことが必要だが、
色々と考えて、何とか意味をひねり出し、今後の可能性の継続の為に、
今シーズンを前年に近い形での提供でご納得していただくことにした。
関谷氏ともども無念の一言です。
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