2020年09月14日(月曜日)
9.14.ものすごく久しぶりに尾崎豊を聞いた。
別に意図した訳ではないが、久しぶりに尾崎豊を聞いた。
やっぱり涙を抑えきれず、泣いた。
若い時に、自分が独り立ちして社会に生きていき始めたころ、
その不安と、新しい世界に見るもの経験することのすべてが刺激的で、
生きていること自体が面白くて仕方なく、
何でも出来るような気がして、
人の気持ちを踏みにじるようなこともした気がする。
若いだけで何でも許されるような気がして、そんな事もあったような気がする。
若さは本当に身の程知らずで、
特に酒を飲んだら、自分が人間を通り越したような錯覚すら持って、
昔、東山の交差点で大の字に仰向けに寝て、吐いて、
死ぬほど惨めな思いをしたこともある。
尾崎豊を聞くと、そんな惨めさをいっぺんに思い出して、
涙が出るのかもしれない。
あるいは、そんな惨めさを一心に背負い、尾崎豊は自殺したのかもしれない。
でも、私は、自殺をしたいと思ったことは一度もない。
死ぬほど惨めだと思ったことは何度もあるが、自殺したいとは思わなかった。
尾崎豊は麻薬をやっていたと聞いたことがある
もちろん私はない。
その違いなのだろうか。
かと言って、麻薬をやってみたいとは思わない。
自分を無くす為の麻薬は、酒とは根本的に違う気がする。
酒は大好きだ。
若い頃よりうんと量が飲めなくなったが、
今ぐらいの方が、楽しいまま終わるのでいい。
考えてみると、私の青春もかなり無茶で、自由だった。
支配されることを極端に嫌い
その自由は自分でも怖いくらいで、今、戻りたいかというと、いやだ。
無理やり戻されたとしたら、
そんな悪い夢から早く戻りたいと大騒ぎするだろう。
尾崎豊を聞いていると、
特にロックを聞いていると、だんだん怖くなってきて、
イヤホーンを外したくなってくる。
これが、年を取ってきたということだろうか。
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2020年09月14日(月曜日)
9.14.昼ごはん食べながらのスーパーGT第4戦・もてぎ戦
とりあえず、第4戦までは無観客レースだそうなので、
もてぎサーキットでのレースも、またサーキットに見に出かけることもなく、
今回は特に、お食事をする店で、
しかも一杯飲みながらの、
十数人でパブリックビューイングとなった。
午後1時のスタート時点では、私はかなり飲んでしまって
ましてや予選14位と出遅れてしまったので、
スタートしてもテレビになかなか映らず、飲んでばかりのレースとなりました。
#36と#37のチームTOM’Sの二台は、
シリーズランキング1位と2位で、
つまりウェイトハンディが一番重い車と二番目に重い車なので、
全8レースの内の4レース目の今回は、
ウェイトハンディの差が一番くっきり出るレースで、
これまで勝てなかった車、つまりウェイトハンディが無い車が、
軽くて速く、勝てるチャンスのレースなのです。
だから、我らが#36と#37は、
重い体を引きずって、勝ちを譲るべきレースなのです。
そうはいっても、これはレースなので、
重かろうが、軽かろうが、速くゴールを切った者が勝つことには変わりなく、
我らが#36も#37も予選後方からのスタートですが、勝つ気十分です。
このウェイトハンディ制は、レースを純粋にスポーツと考えた場合は、
必ずしもフェアとは言えませんが、
このレースをエンターテイメントと考えた場合、
速い車にどんどんウェイトを積んで、
みんなを同じような戦闘力に調整してしまって走るこのレースは、
勝つ車がいつも決まっている訳でもなく、
元々速い車がいつもぶっちぎりで独走状態になる訳でもなく、
ウェイトハンディで調整されて
どの車も同じようなパフォーマンスになっていて、
どのレースも何台もの車が抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げて
それも序盤、中盤、ピットイン、終盤とそれぞれに特徴あるドラマがあって、
レースとして面白く、見ていて飽きない。
これが今のスーパーGT成功の大きな要因になっていることは間違いない。
だから、
文句を言っても仕方がないのだが、
#36も#37も後方集団の中に埋もれて走っているのは致し方ないのだ、
そうは言っても、
我らがチームTOM’Sも、
#36の関口選手が#37ニックキャシディの進路を被せたりして、
がっかりするような波乱もあったが、
中盤から終盤にかけて、前を行く車に次々とドラマがあったことと
あったまに来たニックががぜん前の車を抜きまくったので、
15台中14位からのスタートで始まったこのレースも、
#37は何と”6位!!”でゴールしたのは幸運であった。
もうひとつ、
300クラスに出場している#360のRUNUP GT-Rが、
序盤から中盤、終盤とトップを独走しているのにはびっくりした。
この#360には、もう20年近く前、
スーパー耐久のポルシェをスポンサードしていた頃、
その車に乗っていた田中篤氏が乗っていた。
今はもう乗っていないようだが、いずれにしても彼がオーナーのはずだ。
その#360 RUNUP GT-Rは、
中々トップに絡むようなレースを出来ていなかったのに、
この日は、トップを独走している。
こう言っては失礼だが、嘘のような光景であった。
長い時間をトップとは縁がない下積みのようなレースを重ねてきて、
ウェイトハンディのマジックなのかどうか、
トップを独走して、ゴールまでの周回数が刻一刻と減ってくる。
と、あと四周くらいを残した集会に突然、
突然、コース脇に止まっている#360が画面に映った。
ガス欠だ。
トップを独走している光景も嘘のようであったが、
あと4周で、止まってしまっている#360はもっと嘘のようであった。
レースは本当にドラマチックだ。
さぁ、次のレースからサーキットに見に行ける。
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