2024年10月05日(土曜日)
10.05.女性の感性は、私の感性とは見事に別のもの。恐れ入りました・
自転車のクリーニングと保護として、
「自転車KeePer」 という製品を造ってみました。
スマホKeePer、お風呂KeePer、キッチンKeePer、看板KeePer
などと同様
生活の中で使われている日用品の表面に、
ある性能を持つ膜を被せて(被膜)、
その表面に別の性能を持たせるか、その日用品が既に持っている性能を強化し
より役立つ日用品あるいは実用品にする実用的なジャンルの商品として
KeePerが自動車の世界で得た製品力と技術力を活かそうという試みです。
KeePerは自動車の物という固定しつつあるブランドイメージを壊し、
ビジネスのジャンルを拡大する意味を持っています。
更に、
従来のカーコーティングが、
「車好きの為の嗜好品」というニッチな領域のサービスから、
KeePerが、カーコーティングそのもののイメージを
誰でもが普通に使う日用品・実用品という
広い領域のサービスに拡大進化させる意味を持っています。
その為に、KeePerのブランドを持ったサービスを
日常の生活の中にどんどん広げている訳です。
これはテレビコマーシャルなど莫大な費用をかけて行う宣伝より、
KeePerブランドの商品の性能の良さを消費者に実感していただくことになり、
その実感を、多くの消費者がSNSで拡散する大きな宣伝効果を期待できます。
また、
ホームセンターやドラックストアに並ぶ「絶叫型」の商品に対し、
実際に自分の車でKeePerの良さを体感している人には、
KeePerのマークが「実効型商品」として最初から期待を持っていただけます。
それが、一般の「絶叫型」商品のように
「目立ったが勝ち」「売ったが勝ち」でその時は売れても、
短命になりがちな商品が多い中、長く愛用される定番商品になると思うのです。
いずれにしても、カーコーティングとしてトップブランドになったKeePer は、
日常の生活の中にどんどん入っていく戦略を進めて行きます。
それがビジネススケールとしてはそれほど大きくはなかったとしても、
トータルとしての成長に大きくつながる重要な要素と捉えています。
そこで問題があります。
元々カーコーティングは「車好き」の為の商品であったので、
私を含めて、社長や幹部も社員も、おおよそ車好きであり、多くが男性です。
それに対して、日用品・実用品を使うのは特に車好きでも無く、
男女区別なく使い、むしろ女性の方が日用品を使う機会も多く、
私達のようにおおよそ車好きの者とは、感性の部分で乖離があります。
特にブランディングに深く関わっている私は、大の車好きであり、
感性としては大きく偏っているという自覚があります。
一般の方、特に女性の感性からすると、
たぶん、私は変なヤツの部類でしょう。
その事を私は自慢とも思っていませんがコンプレックスと思っていません。
それにもう72才であり、柔軟性においては、もうガチガチで手遅れです。
そういえば、
普通の方に多く買っていただいている大ヒット商品「フレッシュキーパー」は、
女性アナリストからの勧めで造られた商品です。
自転車のコーティング、それも普通の自転車、
俗に言うママチャリ(この名称は×だそうですが)に使うKeePerを、
どう表現したらいいのか、見当もつきません。
その自転車KeePerを、
企画チームに参加してくれた女性デザイナーがデザインしてくれました。
私なんかには到底思い及ばぬ方向性のデザインです。すごいですね。
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