2025年05月09日(金曜日)
05.09. 1か月で約500人応募とは、ちょっと過剰か。
今後、既存店の充実と新店のペースが上がることを前提として、
4月、募集活動に力を入れました。
今までは、全員社員体制を続けてきましたが、
軽い仕事を主に任せられるアルバイトの存在を見直しして、
関東圏を中心にアルバイトの募集も始めてみました。
(もちろん社員の募集が主体ですが。)
6月決算の翌7月からのベースアップを先取りした給与↑と
アルバイト時給も↑と、
加えて夏季(6,7,8,9月)に限ってブース外での洗車(空調が無い)作業に、
若干のインセンティブを付けたり、
「洗車がうまくなる。」とか「楽しい。」とか「お客様が喜ぶ。」など、
ポジティブな語調で表現したり、いろんな工夫をして募集を出しました。
どこの部分が良かったのか、
もちろん給与↑、時給を↑したのが良かったことは大きいでしょうが、
それだけでは、よく分からないほどの応募が、今来ているのです。
1ヵ月月ほどの間に、
応募人数だけで約500人。(正確には472+α人)
しかしネットでの募集だから、なのか、特にアルバイトでの応募の人は
応募者へのこちらからの連絡に、半数以上が電話も通じません。応答なしです。
それでも、
絶対数がすごいので、
まだ面接が進んでいない部分もあるのですが、
現時点での実際の採用は、社員応募を中心に三桁を楽に越す勢いです。
アルバイトは、大学の自動車部部員など「車好き」が目立ちます。
それも私達が人手を一番必要とする土日を希望する人が多く、
若いママさんが多いのも特徴です。
仕事を覚えた(仕事が面白いかどうか?)上で
社員になる希望も多いです。
いずれにしても、
人員の補充を必要としていたLABO店舗はみんな喜んでいるのですが、
なぜこれが、人員の補充の必要に切羽詰まる前に出来なかったのか。
人時生産性の数字のマジックがあったのです。
これは、一人が1時間当たりにどれだけの売り上げを出したかの指数ですが、
これが上がると店舗の生産性が上がり、収益性も上がる事になります。
だからこの数字が上がること自体は歓迎すべき事なのです。
しかし、この指数が上がり過ぎると、
店舗スタッフのオーバーワークにつながり、
場合によっては、危険信号でもあるのです。
だから、
人時生産性には標準数値が設定され、オーバーワークを防ぐのですが、
逆に、
その数値が大きく下回ると、店舗がダレテしまい「店が腐る」と言います。
この状態が続くことは、店舗の収益性が落ちるだけではなく、
接客も悪くなり、商品品質も落ち、スタッフのモチベーションが下がって、
お客様から必要とされない店になってしまう事があるので、
人時生産性が下がり過ぎないようにする事は、大切な事です。
しかし、今、問題なのは人時生産性が高くなり過ぎることです。
人時生産が高いという事は、
十二分なご来店があるという事が大前提で、
つまり、大変ありがたい事に沢山のお客様に必要とされているという事です。
しかし、オーバーワーク気味になっているスタッフにとっては、
ありがたい事でありつつも、自分が追い詰められることにもなりがちで、
ご来店されるお客様をありがたいと思わなくなるどころか、
被害者意識すら持って、
ご来店を促進するためにあるWeb予約の枠を締めにかかり、
無言のうちにお客様をお断りするようになってしまう事があります。
そういう店舗では、店舗がお客様を嫌ってしまっているような所があります。
つまり、店舗のスタッフがお客様を歓迎しなくなっていることがあります。
そうすると、しばらくの間は圧倒的なマーケットの濃さでカバーして、
高い実績と高効率を実現し続けますが、
やがて、歓迎されなかったお客様=嫌われ、断られたお客様が多くなって、
つまり、もう来なくなったお客様が増えて=来店客数が減って、
何かのタイミングで実績がドスンと落ちます。
人時生産性が高すぎる状態が続くことによる、店舗の自然崩壊です。
しかし、それはよく分かっていたので、
人時生産性が高くなり過ぎないように、赤信号で表していたのですが、
根本的な部分で間違いがありました。
人時生産が高くなると、みんな本当に大変なので、
「ご苦労様」の意味で手当てを給与に付けていたのですが、
この手当てが、人時生産性の数字が高くなればなるほど増えて、
しかも、上位の役職の物ほど大きくなっていたので、
まるで人時生産を高くすればするだけ、
褒められていたようになっていたのです。
だから、人時生産を危険なまでに高くすることを
会社が奨励しているかのような形になってしまっていたのです。
どこで、どうなって、
こんな仕組みになってしまったのか、
これでは積極的に人員を充足させることにはなりませんでした。
よく分からないところはあるのですが、分かったからにはすぐ修正です。
今までのやり方では、
結果的に、積極的に人員を充足させることにはなりませんでした。
そこで、本気になってやってみたら、
とりあえず1か月で、500人の応募があって、
少なくとも100人以上の戦力確保は確定で、まだまだ増え続けます。
はっきりした問題点は、
その内、徐々に解決していくのではなく、
やるなら、今すぐ一挙に、
解決する方向で、過剰なくらいにまずやることです。
しかし一発で、500人もの応募獲得とは、ちょっと過剰すぎでした。たぶん。
上記の話とは、下の絵は何の関係もありません。
ただ、面白いと思ったまで貼ります。
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