谷 好通コラム

2025年05月13日(火曜日)

05.13. 人は本来的に共感性に満ちているのだろうか。

現時点で6,620店舗が登録しているKeePer PRO SHOP、

そして151店舗のKeePer LABO、

更にその両方を合わせたのと同じくらいの数のKeePer施工店。

それらの店には「KeePerを施工して、お客様が喜ぶのがすごく嬉しい。」

と言う人がたくさんいます。

 

事業・仕事というのは、

お客様が必要としている「さまざまな価値」を提供する事なので、

どんな事業も、どんな仕事も、それ自体の活動は同じなのだが、

提供すべき価値を内包した物が工場などで既に造られていて、

それを商品として供給する「物販業」のような仕事に対して、

その場で材料と道具を使い、

人の技術を駆使して価値を造り出すサービス業は、

その場で、価値を造ってお客様に提供するので、

お客様の喜びを直接受ける事が出来、その喜びを共有する事になります。

そこがサービス業の醍醐味ですが、

反対に、お客様が満足されずお客様のお叱りを直接受けるのもサービス業です。

しかし、お客様からのお叱りこそが自らの勉強であり成長の元でもあります。

そのような経験を積んでこそ、

誰からも喜ばれる技術者になれるのでしょう。

 

お客様の喜びを直接受ける事が出来、

その喜びを共有する事。

ここが、サービス業を営む原点です。

 

しかし中には、

お客様の喜びを自らの喜びとする訳ではなく、

つまり、お客様が喜んでも、自分は嬉しくも何ともない人がいます。

そういう人が悪い人であるとか、劣っているとかではなく、

単なる個性として、

人の痛みを感じない人、人の喜びを喜べない人はいます。

 

共感性に乏しい人はいます。

でも、それは単なる個性としてです。

しかし、

そういう人はサービス業にあまり適していません。

出来ない訳ではありませんが、

あまり向いていません。

自分がやった仕事をお客様が喜んでくれたら、

それが自分の喜びにもなる訳で、仕事が楽しくなり、満足感にもつながります。

仕事をやっていること自体が楽しくなり、

技術向上のモチベーションにもなります。

それが無いとしたら、ちょっと寂しいでしょう。

 

CS(顧客満足)とES(従業員満足)の同時実現は、KeePerの根源でもあります。

しかし、

お客様が喜んでも、

自分は嬉しくもない人がダメかと言えばそうではなく、

仕事として淡々とこなして行ってもいい訳です。

しかし、

お客様が喜んだら、

自分も嬉しくなる方が、

会社のメンバーも楽しく仕事が出来、続くでしょうし、面白いはずです。

だから、社員応募の面接ではそこを大切な要素の一つにしています。

 

「共感性」とは「ミラーニューロン」と同じように言われますが、

人間を含む霊長類全般に機能として脳に備わっているものだそうです。

この機能が高い者が優れていて、

低い者の方が機能として劣っているというものではなく、

単に、個性の一つのようです。

 

 

しかし、KeePerは、

お客様に施工して提供すると必ず喜んでいただけるので、

施工者側に共感性が備わっていると、面白くて仕方ない仕事になります。

そんな楽しさにハマってしまった共感性豊かな人が、

日本国中に何万人といます。

 

例えば昨日は、三重県伊賀市のある所でEX1級二人と。

 

例えば今日は、明日の大きな技術コンテストの準備に来られていた美EX1級。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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