谷 好通コラム

2025年07月09日(水曜日)

07.09. スタードライバーからチーム監督に超進化の脇坂寿一氏。

テレビ東京の「RACING LABO SUPER GT+KYOJO」の中で使う

90秒CMに、有名レーシングドライバー脇坂寿一氏に出演をお願いして、

その撮影を「KeePer LABO明治通り 尾久店」で、

一昨日行いました。

 

その立ち合いに、広報の中尾さんと、

企画責任者・デザイナーの佐伯Mが行っていたのですが、

佐伯Mが言うのです。

「脇坂さんは私でも知っているぐらい有名なレーサーですが、

びっくりしました。

あんな有名な人が、びっくりするほど謙虚で、

豪快に喋っていても、おどけていても、

いつも、撮影現場のみんなに気を配っていて、すごくやさしいんですよ。

僕、ファンになっちゃいました。」

と、

 

脇坂寿一選手は、KeePerが初めてスーパーGTのスポンサーを始めた十数年前、

たまたま縁があったチームで、エースドライバーをしていました。

しかし、そのチームは

オーナーのゴタゴタに巻き込まれて、

そのチーム自体が空中分解してしまったのです。

が、

私は昔から憶えていたくない事は、

記憶の中から自分で消してしまうかのように、

すっかり忘れてしまう変な癖があり、

その当時、何があったのか、

本当に、まったく憶えていません。

 

脇坂寿一選手とはその時以来の縁ですが、

あの頃の脇坂寿一選手の事をまったく憶えていないのです。

 

一流のレーシングドライバーは、

特に脇坂選手はスターだったので、遠くて雲の上の存在でした。

しかし、脇坂寿一選手は私の事をよく憶えていると言っていたそうです。

 

彼は、今は

私たちの#38と同じトヨタの車を走らせているチームの監督です。

チーム監督とは難しい役割の仕事です。

ドライバーのままでチーム監督は出来るものではありません。

彼はドライバーをやっている時から大きく進化し、

人間としても、きっと、大きく成長しているのでしょう。

 

一昨日の撮影で

「豪快に喋っていても、おどけていても、

いつも、撮影現場のみんなに気を配っていて、すごくやさしいんですよ。」

とは、大した進化であり、成長です。

 

次の8月初めの富士スピードウェーでの

スーパーGT第4戦レースでお会い出来るのが楽しみです。

 

90秒CM撮影現場での写真を佐伯Mが送ってくれました。

 

 

最近、ネットでこんな記事を読みました。

—————————————————————————–

「自分を徹底的に壊さなければ、イモムシは蝶になれない」

 

トップレベルのヘッドハンターが語る「成長の本質」

世界の超一流を知る筆者は、

世界的な人材コンサルティングファーム「コーン・フェリー」で

30年間、主にグローバル・トップ企業のエグゼクティブ・クラスを

対象にヘッドハンターおよびエグゼクティブ・コーチとして

第一線で活躍した。

そんな彼が著した『成長の書』より一部抜粋・

 

 

成長は現状否定だ

「成長」と聞くと、明るい未来や成功のイメージを抱くかもしれない。

しかし、少し立ち止まって考えてほしい。

成長は本当に「いいことずくめ」だろうか?

実際のところ、成長とは「現状の否定」そのものだ。

つまり、自分が大切にしている「いまの自分」や

「ありのままの自分」を壊す行為でもある。

 

そして、この自己否定には必ず痛みが伴う。

その痛みを避けたいと思うのは自然な感情だが、

そこに留まる限り、本当の成長は決して訪れない。

 

僕自身には経験がないが、小学生だった娘が

「セーチョーツーが痛いよぉ」と泣きながら訴えてきた時期がある。

「成長痛」とは、急激な身体の成長に伴って

筋肉や腱が引っ張られることで生じる痛みだという。

見るからに辛そうだったが、

親としてできることはほとんどなかった。

 

そのとき、成長というのは身体に大きな負担をかけるものであり、決して楽な道ではないのだと実感した。

そして、この「痛みを伴う成長」は、身体だけに留まらない。

精神的な成長やキャリアの前進もまた、

現状を否定し、変化を受け入れることを求めるのだ。

成長は穏やかな進化ではない。

むしろ、非連続的な跳躍が必要とされる。

 

自分自身に変態を起こせ!

蝶の「変態」という現象ほど、その劇的な性質を物語るものはない。

イモムシが蝶になる過程は、見た目以上に驚異的だ。

まず、イモムシはサナギの中で

ほとんどの細胞組織を溶かして、スープ状になる。

この段階では、もはや「生物」と呼べるかどうかも怪しい状態だ。

しかし、そのスープ状の原料から細胞分裂が始まり、

羽や目、脚といったすべてのパーツが再構築される。

そして、ついに華麗な蝶として殻を破る。

この変態が示すのは、イモムシが自分を徹底的に壊さなければ

蝶になれないという厳粛な事実だ。

 

ゼロに戻り、自分自身を新たな形へと再構成する

――これこそが成長の本質だ。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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