谷 好通コラム

2025年07月17日(木曜日)

07.17. 1959年の伊勢湾台風。今日の線状降水帯、雨の日の人。

 

何かの転換期がある時、不思議と嵐だったような気がする。

1959年は私が7歳、伊勢湾台風で死んでもおかしくないような経験をした。

私は幼稚園から小学生にかけて、

記憶にはっきりと残っているのは伊勢湾台風の時で、

嵐の中、どす黒い洪水の中、貯木場から流れ出た大木に潰されることなく、

小学校の校舎に命からがら辿り着いて一家全員生き伸びた。

その台風の翌日、洪水後の海に人の死体がいっぱい浮かんでいる光景を見て、

自分が今生きている不思議を、運命を強烈に感じた。

 

あれが最初の強運であったのだろうか。

いや、そうではなく、4歳の時にポリオに罹患して障がい者になったことが

最初の運だったのかもしれない。

ポリオは私にとってきっと不運ではなく、ラッキーであった。

いずれにしても、

何度も、何度も、何度も、何度も、何度も

運をもたらしてくれた人達と出会って、

今、こうなっているのだと思うのです。

 

例えば、今のKeePer技術コンテストの原型になった長崎でのコンテストは、

土砂降りの中でテント張りの下で行われました。

 

考えて見れば、あの人たちのおかげというよりも、

あの人たちに出会ったこと込みで、すべからく強運であったのでしょう。

そうとしか思えないということです。

 

今日は、午後から土砂降りの中、

また、そんな運命を持った人がやってきました。

私は、そんな人に会った時には、会ってたった5分で感じるのです。

土砂降りの日にお会いしたラッキーの人は、また雨の日の人なのです。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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