2025年08月11日(月曜日)
08.11.何千万人もの人が、他殺され、餓死し、拷問死、処刑死した。
1945年 8月15日は、
日本における第二次世界大戦の終わった日で、
米英等の連合国軍に対し、日本が無条件降伏した日です。
その前に広島、長崎に核爆弾が米軍機より投下され、
数十万人の民間人が一挙に虐殺されており、
日本における第二次世界大戦では、
日本人は軍人が約200万人、民間人が約100万人死んだと言われている。
ちなみに
ドイツの軍人が約500万人、民間人約300万人が死んで
ソ連(今のロシア)は軍人約1,000万人、民間人約1,500万人が死んでいます。
第二次世界大戦全体では、
軍人の死者数:2200万〜2500万。捕虜としての死者数も含む。
民間人の死者数:3800万〜5500万
(飢饉病気によるものは1300万〜2000万)。
この数字だけを見ていると、
意味が分からなくなってくるが、
これだけの数の人間が自然な死ではなく、
銃とか爆弾で他殺され、飢餓による餓死、拷問で殺され、処刑され、
全人口の2~3%、国によって7~8%もの人が、
生物としての自然な死ではなく、他殺、餓死、拷問で殺され、処刑で死んだ。
これが権力者の争いの結果、戦争の結果。
太古の昔からお勉強の点数が良かった者が、
自らを神格化する権力者に重宝されて特別待遇され、
権力者から兵力の指揮者としての将校が徴用された。
と同時に、権力者の手先として一般の民を支配する官僚、官憲が指名された。
彼らエリートたち、すなわち将校、官僚、官憲が
権力者の手先となって民衆を支配した。
戦争とは権力者の戦いであり、
その実践は、権力者から徴用されたエリート達・支配者が指導し、民衆を導く。
と言っても、権力者や、
その手先となっているエリート達、
将校、官僚、官憲が民衆を殺しているという訳ではない。
構造的にはそうなのかもしれないが、
どんな民衆も、権力者や支配者になったとたんに同じ事を始めるのだから。
その例が中国にある。
世界中で戦争が起こり、世界中で起きた悲劇が、
実はこれと同じ規模で
たった一国だけの中で、
たった一人が行った政策、
中国共産党、毛沢東の大躍進政策だけで、
数十年前、
4,000万人~6,000万人が餓死、拷問死、処刑死されている。
Wikipediaで調べてみると、
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大躍進政策とは、中華人民共和国の毛沢東が主導した農作物と鉄鋼製品の増産政策である。
1957年6月に中国共産党によるプロレタリア独裁を批判した民主派や知識人を「右派分子」とレッテルを貼って弾圧した反右派闘争で中国共産党への批判は不可能となった上に、中国共産党内部でも毛沢東への個人崇拝が絶対化されたため[1]、党内主導権を得た毛沢東の指導のもと、1958年5月から1961年1月までの間に中華人民共和国では農作物と鉄鋼製品の増産命令が発せられた。反対派を粛清し、合作社・人民公社・大食堂など国民の財産を全て没収して共有化する共産主義政策を推進した毛沢東は、核武装や高度経済成長によって先進国であるアメリカ合衆国やイギリスを15年で追い落とすと宣言した。
しかし、非科学的な増産方法の実施、四害駆除運動で蝗害を招き、政策に反対する多数の人民を処刑死・拷問死に追い込んだため中国国内で大混乱を招き、中華人民共和国大飢饉(推定3500万〜5500万人[2]が死亡)が発生し、産業・インフラ・環境の大破壊や中華人民共和国最少出生数記録更新を招いた[3]。飢餓による死者に加えて、何百万人もの人々が殴打、拷問、処刑によって死亡した。 この運動の期間中に全住宅の30%以上が破壊された[4]。
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毛沢東は、この人類史上最悪の大失策で失脚したが、
今度は「文化大革命」で、再び独裁者に返り咲き、
約2,000万人の少年少女を洗脳し紅衛兵として仕立て上げ、
一説には1,000万人を拷問死、処刑死させたと言われ、
4,000万人もの人に失脚などの害を与えたと書いてあった。
権力者は、いつもお勉強の成績の良いエリートを徴用して、
将校、官僚、官憲などとして自らの権力の手先とするのが常だが、
時に、独裁者は、
無心な少年少女を煽り立てて狂気の先兵とする事もあるようだ。
今でいえば、
悪意のSNSで過激に煽り立てられた
匿名の群衆とも言えるのだろうか。
さらに、
お勉強の成績の良いエリートたちは、
もうちょっとでAIにまったく太刀打ちできなくなるので、
それから先の時代には、
何が、支配者になって行くのだろうか。
お盆がらみの大型連休の二日目、
創立40周年記念パーティーの準備に
スパートがかかりつつあるデザイナー達に、
一日中待機させられている日、思うがままに長文を書いてしまいました。
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