2025年08月05日(火曜日)
08.05.久しぶりの11時間連続集中は、我が限界の低下を思い知る。
月曜日は毎週、朝9時から
KeePer LABO部長・副部長との1時間だけのショートMTGを、
その後、TV番組のテレ東との30分ショートMTGをリモートでやります。
この二つのショートMTGは毎週続けてやっていて、
継続したコミュニケーションを維持出来ていて、
すごく役に立っています。
これ迄は月に一回、
責任者皆が集まり、半日、網羅した議論をしていましたが、
これでやっていくと、
ひと月に一回、この半日間を無事に過ごせれば、
一か月間を無事に通過出来てしまいます。
そうすると、
ちょっとした異変に対して小修正を掛ければ解決できた問題が、
もう解決できない状態にまで進んでしまう事もあります。
そうすると、会議では、こういう事があったとの事後報告だけがされて、
解決していない事実が既成事実になってしまいます。
もちろん、深い議論を必要とするような重要な要件は、
週一の1時間ミーティングで決めるような訳には行かないが、
常に何らかの問題がタイミングよく議論されて解決していくには
週一の1時間ミーティングが有効だという事を再確認しました。
朝これを2回分続けてやって、
それからいくつかの会議とミーティング、
昼もマックを食べながら午後も続け、
最後に、エンドレスの店舗プラン会議をやり終わったら午後8時、
私は、何年か前に現役の業務執行を引退して、
間に手術の為の入院なども挟みながら5年間、
朝10時に出て来て、夕方5時に帰社するくらいのペースになっていたが、
最近、考えるところがあって、新しい次元を模索しながら踏み込んでいたら、
いつの間にか、仕事の量が増えてきた。
それで、昨日のように午前9時から午後8時まで程度の仕事量で、
ものすごく疲れたような気がするのは、
私自身の体力が、特に視力の持続性に限界があって、
すごくしんどく感じるようになりました。
考えてみれば、73才、思いつくままに仕事に深入りするには、
もう体力的な限界があるという事を思い知っています。
そうはいうものの、
私達のような高齢者は、
地球温暖化でどうしようもなくなるまでは生きていないと、言ったものの、
まだ、人並みぐらいには動いている今、
連日、40℃の話題がテレビニュース、天気予報に出てくることを見ると、
私達がまだ生きて動いている間に、
酷暑で、絶望的な状態になってしまうかもしれない。
気候変動の問題は、
私達高齢者にも「死んでいるから関係ない」では済まされない事のようである。
いずれにしても、
とりあえず日本国中が猛暑に苦しめられた7月を乗り越えられた。
昨年から今年以降の猛暑対策を練って、
準備を進めて来たこと。
・冷感速乾インナー、Tシャツの全員への配布、
・洗車を中心とした125人の人員強化。
・洗車作業にインセンティブ。
そのすべてが、
うまく効いて、
昨年よりもひどい酷暑の中で、
洗車でのご来店を一人もお断りすることなく、
昨年よりも全体で125%も多くのお客様を受け入れ、
それでも「洗車」がより多くなっているので平均単価は下がって、
でも、売り上げは既存店前年比でほんの少しの減で、
登録人数は、かなり増えているので、
人時生産、つまり人の負荷も昨年よりもかなり下がって、
残業の時間数もすごく減って
全体の総労働時間数はあまり変わらない。
だから人件費そのものは前年比であまり増加していず
採算的には前年並みを確保できているだろう。
しかし、作年と大きく変わったのは、
昨年より猛暑が酷くなっているにもかかわらず、
熱中症が一人も出なかったことと、退職者も一人も出なかったことだ。
それよりも何よりも、現場のみんなの顔色が明るい。
去年に比べたら、格段に今年のみんなの方が明るい表情だ。
昨年は、猛暑にダウンする者が続出して、熱中症も出て、
結果的に少ないより人数での運営になり、
人時生産性がかえって上がってしまい、ダウンする者が余計に増え、
退職者も、せっかく入社してくれたばかりの新卒者数人を含めかなり出た。
猛暑の夏の前には、
何が何でも人数は増やしておかねばならない。
それは春から会社として全力でかかって、夏本番には万全の体制を造り出す。
今年の猛暑夏の入り口7月は、
とりあえず、売り上げをほとんど下げることなく、
人時生産性を下げて、一人の熱中症もなく、退職者もなく、
皆の表情を曇らせることなく、悲壮感を持たせることなく、
無事に猛暑の夏の最初の月を越せた。みんな満足している。
私は、体力が落ちたことを痛感している今日この頃であるが、
今日も、また、「火鍋」に行ってしまった。
私はまだ、食えるし、飲める。のだ。
仕事の量が出来なくなったと言いながらの「火鍋」は、
我ながら矛盾しているとは解っている。
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2025年08月03日(日曜日)
08.03.この間まで嬉しかったのに、今日は悔しい。
スーパーGT第4戦は、スーパーGT史上初めての変則開催でした。
いつもはだいたい2時間半から3時間半程度の距離を
途中で燃料補給とタイヤ交換の為にピットインして
二人のドライバーが交代して戦うのだが、
この第4戦はスーパーGT史上初めての試みとして、
1日目(土)を
300クラスと500クラスの混走で、
1人のドライバーだけで、1人分の距離35周のスプリントレースとする。
多くの場合、このレースにはAドライバーが担当する。
2日目(日)は、
300クラスと500クラスを別々にして、、
それぞれを1人のBドライバーがスプリントレースとして走る。
しかも、全車ノーウェイトで、
それぞれのチームのエンジニアとメカニックが
車の作り込みとセッティング力が試される。
ドライバーも、それぞれが自分の好みのセッティングで
スプリントを一人だけで走るので、
自分の力量がもろに出る訳であり、言い訳が全く効かない。
言ってみれば、チームを作っているエンジニアとメカニック、
Aドライバー、Bドライバーと、それぞれがガチンコで勝負する事になるのだ。
私が見に行ったのは、その1日目の300と500クラス混走のスプリント。
ドライバーは大湯選手。
第2戦目で優勝している#38 KeePer CERUMOは、
当然、シリーズチャンピオンをも狙う。
その為にも、
#38のレースカーそのものとしての実力が試される第4戦は意味が深い。
昨年は、#38 KeePer CERUMOとしての1年目であり、
どこまで戦えるのか未知数であったが、
数年ぶりに三位で表彰台に上がることが出来、チーム全体が感涙した。
上り調子で迎えた2年目の今シーズンは、
1戦目こそスタート直後のスピンで、車が大破した。
しかし、
メカニックたちの頑張りで
2戦直前までに見事に#38は復旧し、
2戦目の富士では、ポールtoウィンで、ふっちぎりで優勝した。
何年ぶりかの優勝でチームは大いに盛り上がった。
3戦目のセパン戦は詳しくは知らない。
久しぶりの4戦目の富士戦は変則開催として行われ前半戦が終わる。
1日目の混走スプリントは、Aドライバーの大湯選手が走る。
優勝した第2戦は、
#38がノーウェイトであったのに対して
ライバルの#36 au TOM’Sは1戦目を優勝しているので、
シリーズポイント20Pを稼ぐと同時に60kg?のウェイトを積んでいる。
何年か前までは「ハンディキャップウェイト」と言っていたが、
今は「サクセスウェイト(SW)」と言っている。が、
車にとってはハンディキャップ(障害)その物であって、
ウェイト50kgについて1ラップ1秒遅れると言う。
まさにウェイトを積んだ車にとってハンディキャプになっているのです。
だから、
第2戦の優勝は、
初戦優勝の#36が60kgウェイトを積み、#38はノーウェイトなので、
#36を一周につき1秒ずつ引き離した#38の独走の優勝は、
ある意味、このウェイトが成したものとも言える。
しかし逆を言えば、
#36と#38がノーウェイトのガチならば対等であるとも言える。
両チームのエースドライバー、
#36の坪井翔選手、#38の大湯都史樹選手が、
その両方共が、ファンたちと共に「俺が一番」と思っているので
両雄がまともにガチで戦う注目の一戦であるとも言える。
予選は#19ウェッズスポーツが1位で、#36が2位、我らが#38は3位。
しかし#19は、
ヨコハマタイヤを履いていて、
最初の一発は早いが、すぐに垂れてしまうのでレースでは問題外。
実質的には#36がポール、#38が2位とも言え、
この2台がタイム的にも拮抗していて、レースはこの2台の戦いになる。
決勝のスタートは緊張の一瞬であった。
レース前、大湯選手は言っていた。
「坪井はどうしても速い。追いつけるのだけど抜けない。
だから、スタートで#19がらみでゴチャゴチャしている内に、
#36をどさくさ紛れに抜いて、
(#19はすぐに落ちていくだろうから)
あとは#36を抑えて、
(#38も十分に速いので、そう簡単には抜けない)
最後まで走り切り、トップでゴールする。」
と言っていた。
その作戦通り、スタート直後の1コーナーで#36を抜いた。
しかし、すぐに次のコーナーで抜き返され・・・、デッドヒート。
しかし、その後すぐに#14 ENEOS Rookieがどれかの車に押されて、
コースアウト中破して止まった。そのままセーフティーカー(SC)が入る。
何周かSC先導で回って、再スタート。
2回目のスタートでは、一発勝負の集中力が効かなかったのか、
我が#38は、#36の後を、周回を続けた。
その差、わずかに1秒半から3秒。まったく開きもせずに詰まることもない。
#36と#38だけが別格で1位と2位でぐるぐると周回を重ね、
その後ろ3位以下は10秒以上離れて、さらに徐々に差が開いていく。
たぶん、この間#38大湯は、
本気で#36坪井を追い詰め、抜こうと追っていたのでしょう。
セクター1とセクター2では#38大湯が速いのだが、
セクター3とラストまでは#36坪井の方が速く、
結果的に、まったく追いつけない。
この間の大湯の焦りとイラ立ちは大きかったのではなかったか。
途中で雨が少しだけ降って来て、
ひょっとして、#38大湯選手にチャンスがやってくるかと思ったが、
すぐに止んでしまって、何事もなかった。
結果的に、#36坪井はトップでコールし、
#38大湯は2位に甘んじた。
私はゴールまでサーキットにいたが、表彰式までは見なかった。
しかし、あとから送られてきた写真を見ると、
大湯選手は、せっかく2位に入って表彰台に上がったのに、
まったく嬉しそうではなく、むしろ憮然としているようだ。
昨年は3位で泣いて喜んでいたのに、今年は1勝して、
このレースでは2位に入っているのに、悔しそうにしている。
この変わりようはすごい。
このチームは、シリーズチャンピオンを本気で取ろうとしている。
このチームの何かが大きく変わった。
ひょっとしたら、今シーズン1戦目の岡山で、
スタートドライバーの石浦選手がスタート直後の1コーナーゴタゴタで、
大スピンの末に#38を大破させ、
車の大半が新しくなったことが転機になったのかもしれない。
速い大湯選手の存在が石浦選手の大きな刺激になっているのかもしれない。
何がどう変わったのか分からないが、
シリーズ8戦を、8回レースをやる1年。
から
1戦1戦のそれぞれを優勝に本気でこだわって、
結果として、それを8回戦うになったのではないだろうか。
もちろん以前だって、
いい加減にレースをこなしていた訳ではない。当然だ。
しかし、本気で勝とう。優勝しようと思って戦うレースは、違うものだ。
本当に優勝を狙って戦うと、
2位でも「負けて2位になった」になって、
勝って3位のなった時とは全く変わっている。
私達の仕事でも、
1週間・1か月間を過ごす仕事の仕方と、
1日1日、一つ一つの仕事に集中してかかり、
それが積み重なって1週間、1か月が過ぎていくのとは全然違う。
我々も、一つ一つの仕事で全部優勝するつもりでかからなくてはならない。
環境の良い過ごしやすい所には、必ず、時間を過ごす仕事のやり方の人がいる。
特に我々経営者が、一つ一つの仕事で全部優勝するつもりでやれているか。
この2位の表彰台で、不機嫌そうな顔をしている大湯都史樹選手を、
我々は見習うべきだろう。
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2025年08月02日(土曜日)
08.02. 爽やか青空から、雲スッポリ富士山、レース、影・富士山。
今日は、富士スピードウェーにスーパーGT第4戦を見に行きました。
今日のレース、大湯選手が2位になったレースに
随分考えさせられた事があったので、
レースについては明日ゆっくり書きます。
今日は、サーキットに行く時と帰りに、
きれいな写真が撮れたので、
その写真を載せたいと思います。
朝10時、愛知から富士に向かう途中の
掛川あたりでの青空とキレイな雲。
これなら富士山もばっちりと思ったら、
また、富士山だけがスッポリと雲が被っていました。
そして、富士スピードウェーでのレース。
午後5時半くらい、
ふと、陽に富士山が浮かんでいました。
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2025年08月02日(土曜日)
08.02. 若い人達は「俺達を殺すつもりかっ!」と、怒るべきだ。
私は、たぶん、あと10年は生きない。
私の代の人が、先日、初めて亡くなりました。
そういえば私の代の上の代、
つまり私の親の代では生きている人がほとんどなくなりまとた。
いよいよ、私の代の人間が、
順番に死んでいく時になったのです。
だから、
連日、40℃越えが当たり前になってきた気候変動の危機本番の到来も、
私が生きていても、どうせあと数年だろうし、
その間「この程度の暑さならクーラーの効いた部屋にいればいい。」
と、無意識のうちに思っています。
気候変動の危機を
自らの生命の危機として感じる事は無く、
気候変動の危機に
自分が死んでしまうような恐怖を感じることはない。
どうせ、私はあと数年生きているだけなのだから。
どうせ、生きていても冷房の効いた病院や、老人施設で涼しくしているだけ。
気候変動の危機。
今40℃が連日続くようになってしまうように”変わってしまった事”が、
これがもう後戻りすることなく、
あと10年とか、あと20年程度で、
毎年、最高温度の記録更新をし続けて、45℃越えは来るのだろうか。
死の50℃越えが100年先ではなく、
若い人たちの代が生きている内に、
あるいは我が子、我が孫の代では、確実にやってきて、
人類の滅亡に直結するような危機が目の前にある事を想うべきなのだろう。
世の中の権力者や、実力者は、だいたいが年寄りなので、
気候変動の深刻な危機に、
世の中を動かしている権力者、実力者達は、
本当に一大事だとは思っていない。
若い人たちが年を取った時の事なんて意識していません。
少なくとも我が事とは思っていない。
若い人は、真剣に、
気候変動を止めようともしない私達のような年配者に、
「俺たちを殺すつもりかっ!」と、怒らなくてはならないのです。
空想空間の中のゲームにうつつを抜かされている場合ではなく、
「自分が、人からどう見えるか」なんて事に
意識を奪われている場合ではないのです。
気候変動を止めようともしない私達のような年配者に、
「俺たちを殺すつもりかっ!」と、怒らなくてはならないのです。
と同時に、若い人たちも、
自分達と、子供達、孫達を殺さないような事をして行くべきなのでしょう。
今朝、今日も40℃を越す予報を見て、そんなことを想いました。
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2025年08月01日(金曜日)
08.01 三日連続40℃越え、いよいよ熱帯の新時代に。
7月が終わりました。
猛暑の7月、8月、9月の最初の月がやっと終わりました。
まだ三か月のうち、やっと3分の一が終わっただけですが、
すでに40℃の地点が三日連続で現れ、もちろん日本の新記録ですが、
いよいよ熱帯の新時代がやって来た実感がします。
しかし、今日の私がそうであったように、冷房の室内で仕事をしていたので、
その熱帯の危機感を感じないまま一日が終わってしまいました。
同じように、室内の仕事についている者は、
得をしたような気になっている人もいるかもしれませんが、
弱いから室内でしか使えないので、
室内で仕事をさせざるを得なかっただけで、何も得をした訳でもなく、
優越感などを持つような立派な事ではなく、むしろ、恥かもしれません。
逆に、
この暑い中で、お客様が喜んでくれる価値を提供出来た事は、誇るべき事です。
私は73才にもなったので、
室内から出られないほど弱っていますが(言い訳)、
若いくせに涼しい所に引っ込んで、イジイジ仕事している方が情けない事です。
この夏は、暑さが厳しいと予測されるので、
前もって、暑さ対策をいくつもしました。
・冷感速乾インナーとTシャツを全員に3セットずつ配布。
・人員を前もって130人確保。残業をしなくても済む体制を前もって作った。
(それで間に合わない所も少しあったが。)
・外の暑い場所での作業が多くなる「洗車」にインセンティブを付加した。
その結果、多くの店舗で来店台数が前年を10%以上大きく上回った。
しかし増えたその多くは、安い「洗車」なので、逆に平均単価は下がった。
だから、結果的に成果としては大したことないが、
売り上げをほぼ落とさずに、
人時生産性を10%以上下げ、熱中症も発症ゼロで、
残業時間が大幅に減った事で人員の増加分の人件費はほとんど相殺出来て、
ベースアップ分が加わっても人件費の総額は前年とあまり変わらない。
暑く、厳しい時期には、
文句なしに人数を全力で確保、増員して残業を少なくし、
新戦力(特に新卒)の過剰労働を防いで、心身の疲労による減員を最少化する。
人は足りなくなってから募集していたのでは間に合う訳がなく、
暑さと過労で耐えられずに社員が辞めたら、
それは経営者の負けだ、
人は足りなくなると予想したら、
間髪を入れず有効な募集活動に入る。
それで、やっと間に合うかどうか。
それでも遅い場合があるくらいだ。
お客様が増え、
売り上げと利益が増えるには、
付加価値を提供する技術者の数が必須だ。
技術者が足りなくなって、
お客様に満足を提供できなかったら、それで負け。
リピートでの客様の蓄積どころか、すぐに客数の減少、売上げの減少が始まる。
すると、オープンしてから1年後、前年比130%以上が当たり前なのに
成長どころが、二年目なのに前年比微減になるような店舗は、
悪い評判との戦いをしながらの営業になるので、復活に数年かかる事すらある。
オープンしてからすぐに人手不足の状態にしてしまうのは、
少々の人件費の節約なんかにはならず、
むしろ、自殺行為に近い。
三日連続の40℃越えは、人時生産性は絶対に上げないようにすべき。
こんな時期に人時生産性が大きくなるのを喜んでいるようでは、
事業としての持続性は下がる一方になる。経営者として負けだ、
特に人手不足が叫ばれている今、
そして猛暑の今、
人時生産性は、ほどほどに小さい方が、良い。
かなり小さいほうが勝ちだ。
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