2023年06月20日(火曜日)
06.20.これから期末にかけ新店LABO6店舗、初めての集中オープン。
この会社の決算は6月で、今月はまさに決算月です。
その6月の、これから6月30日の月末にかけて、
なんと、6店舗ものLABO新店舗がオープンします。
元々、5月、6月は新店が多い季節です。
4月1日には新卒の新入生がまとめて入って来て(今年4月は115人)、
その新入生も2か月を過ぎるとコーティング技術2級に合格した頃で、
まだ簡単な仕事ではありますが、
かなりの仕事が出来るようになっていて、戦力になります。
だから、元々、5月、6月は新店が多い季節なのです。
しかし今年のようにこんな短期間に、しかも期末ぎりぎりになって、
6店舗の新規オープンするのは初めての事です。
本当は余裕で今期中に20店舗近く新規オープンできる予定だったのですが、
物件が確定して店舗を建設するまで、なかなか工事が進まず、
やっとのことで何とか今期12店舗の新店がオープンにこぎつけられたのです。
だから、
遅れていたあと8店舗が決算後に比較的早くオープンしてきます。
だから、今期の約束の12店舗が期末ぎりぎりにオープンした後も、
来期7月、8月、9月にかけて続いてオープンしてきます。
それはそれとして、しかし、
約1週間のうちに6店舗もの新規オープンは、
そんなに簡単なものではなく、
特に東日本は5店舗が集中していてハッチャカメッチャカです。
忙しいのはみんなで頑張れば何とかなりますが、
新店が短期間に続くと、一店一店に対する集中が拡散して、
キチンとしたオープンが出来るかどうかが非常に心配なところです。
キチンとした体制でお客様を迎えられるようにするには、
特に関東のスタッフには、私たちが想像できないような大きな負担がかかります。
当然、新店オープンは、適切な間隔を持ってオープンさせるべきです。
それがこんなに無茶な集中をしてしまったのは、
今期中には絶対に12店舗オープンは、
世間に対しての約束(中期計画)だとして、強く要請したので
かなり一生懸命に、必死になって、ここまでこぎつけてくれたものであり、
やっとのことで約束を守らせてくれた店舗部に感謝する部分は多です。
しかし、
ここまで追い込まれてしまったのは、やはり大きな問題があって、
店舗部のそれぞれが役割を超えたチームワークを
まったく持てなかったことが最大の原因です。
今日、店舗部全員とLABOの三部長が集まり
タフなミーティングで全員が猛省したところです。
組織が成長する中で、一人一人が「分業」するようにになって、
自分の見えている範囲だけで無責任に仕事を見るようになり、
全員が全体を考え協力し進めていくチームワークが欠如してしまいます。
仕事の能力を買われて役職についている者まで、
狭い了見の分業屋に成り下がっているような組織は、
非常に戦闘力の低い、非効率な、情けない組織と言わざるを得ません。
これから、よりハイペースなフェーズに移っていく時に、
こんな状態では、
この先、よりハイスピードになっていく計画は全く実現性がありません。
強い意志で、
それぞれが全体の仕事に
力を合わせられるチームワークを造り上げ行く決意をしました。
これからのハイスピード展開を、
絶対に実現できるチームを造り上げていきます。
その前に
とりあえず、これからの6店舗、
初の集中オープンを絶対に成功させなければなりません。
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2023年06月18日(日曜日)
06.18.半年前の新店大津店とついでに彦根店、そして22日開店各務原店
今日は久しぶりの休みの日だったので、
私には似合わない家族サービスみたいな事をやったのが間違いのもとだった。
出発時の予定は、
家族たちを車に乗っけて琵琶湖に行き、湖畔をドライブ。
ついでに道の駅でもあれば覗いて見て、というコースだった。
しかし、
せっかく琵琶湖近くまで行くのだったら、
半年前に滋賀県大津市に新規オープンしたのに
また見に行っていない「KeePer LABO大津店」を見たいと思って、
ちょっとだけ寄った。
KeePer LABO大津店は、
地元滋賀県でガソリンスタンドを複数運営する優良会社のFC店で、
大津市の一等地にあってガソリンスタンドを改装してKeePer LABOを造った。
私は、最初からこの中堅都市の一等地にできるLABOを羨ましくって、
「くっそ~、いいなぁ」と言っていた。
実際見てみるとそのスーパー立地に余計に「いいなぁクッソ~」となったが、
実際に店舗に立ち寄って、
野崎店長などとお話をさせていただく間に、
この素晴らしい地に、KeePer LABOが正しく根付きつつあることを感じ、
「これで良かった。」という気持ちになって、
「いいなぁクッソ~」は、どっかへ行ってしまいました。
ときた君
のざき店長
まえだ君
ゆあさ君
「KeePer LABO大津店」を見られたのは良かったのですが、
せっかく滋賀県まで来たのですから、
LABO大津店からわずか30分の所にある
「LABO彦根イオン店」と素通りは出来ないと、
名神高速の大津インターから彦根インターまで、つい行ってしまいました。
久しぶりのLABO彦根店。
この店舗は、前年のカンブリア宮殿放送のプラスの影響を全面に受けて、
たくさんのお客様が殺到して
前年が前々年に比して171%という空前の実績を出しているのです。
だから、
今年の6月の前年比の滑り出しは
さすがにちょっと苦戦気味で、
出足こそ、かなりの勢いで打ちのめされていましたが
後半のここに至って、ある化け物のような前年実績を
今年もひょっとしたら越してしまうような実績を出しつつあるのです。
今のLABO彦根店イオンの力は底知れぬものを感じさせられます。
しみずさん、よしかわ君。
よしだ君、たけうち店長、くまざわ君。
まいづる君
なかほり君
私が彦根店で話をしたり写真を撮ったりしている間、
家族は隣の100円ショップダイソーで
ちょこちょこ買って勝手に楽しんでいました。
私の家族サービスは、つい、こんなになってしまって、本当にダメです。
でも、そのあとはNAVIで検索して
「伊吹の里」とかなんとかいう道の駅に行って地のものを買い物したり、
ちょっとゆっくりしました。(30分くらい)
さて帰ろうと高速を走っていたら、
名神高速の一宮ICの手前で「事故渋滞」に巻き込まれ、
かなりの時間がかかったので、一宮ICの手前から北陸自動車道に逸れて、
渋滞から少しでも逃げようとしたところ、
不意に、家族が
「そういえば、LABO各務原店がもうすぐ開店でしょ。」と言ったので、
はたと思い出し、東海北陸自動車道を「各務原IC」で降りたのです。
そして、
すでに工事は終わり、開店準備に入って、
6月22日にオープンを控えている新店「KeePer LABO各務原店」を見た。
私はこれに思うこと、感じる所がいっぱいあって、
あたらこちらに電話をしている間に、気が着いたら午後7時近く。
今は夏至に近いので、
午後7時近くになっても空がまだ明るいのは言い訳ですが、
また、
家族サービスらしかったのは道の駅・伊吹の里での30分くらいだけで、
また、
一日中、自分の仕事のような時間に着き合わせてしまっただけだったのは
本当に悪かったと思い、反省しています。
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2023年06月17日(土曜日)
06.17.くさい方が勝つワオキツネザルが次のスターかもしれない。
動物界には歴代のスターがいて、
古くは「エリマキトカゲ」とか「ラッコ」とか、
その姿や行動が人から見ると面白おかしくて、
テレビが取り上げると、子供たちを中心に話題になり
その映像が色々な場面で頻繁に使われ、
コマーシャルにまで使分れ、
各種のグッズまでが飛ぶように売れる。
その中でも不動のトップスターは「パンダ」だろう。
最近も一頭のパンダを中国に返還するニュースがよく流れていた。
スターの動物たちは、
その姿かたちが誰でも好きになるような可愛さだったり、
その動きが滑稽だったりして皆が面白がってスターになった。
しかし、そんな変わった動物でなくても、
ペットの「犬」や「猫」は、
YouTubeの世界では数えきれないほどの投稿があって、
トップスターの常連です。
私の中での動物のスターは、実は「ワオキツネザル」で、
マダガスカルに棲んでいるサルで、
昔から知っていた時には数が多くて、まるで野良犬のように、
街の中にまで群れがいっぱいいるような絵が当たり前の存在だと思っていたが、
残念ながら、今は絶滅危惧種に指定されるほど希少な存在になっているようだ。
Webサイト「ANIMAL FACTS」より転載
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ワオキツネザル【生態と特徴】
ひなたぼっこ大好きなマダガスカルの動物
絶滅危惧種 ワオキツネザルの特徴・誕生から群れ生活、寿命までわかる記事
映画で大人気となったワオキツネザル。しま模様のしっぽをゆらし陽気におどるおちゃめな動物として描かれていました。
実際のところワオキツネザルたちはどのような生活を送っているのでしょうか?
この記事はワオキツネザルの生息地や名前の由来、繁殖から寿命までワオキツネザルの生態と特徴を徹底解説!
知っていると思わず言いたくなる「おもしろ・かわいい」ワオキツネザルの豆知識をお届けします。
アフリカの東に浮かぶマダガスカル島にのみ生息しています。
乾燥した森からマングローブまでさまざまな場所に適応できる順応性の高い動物です。
体重3kgほどの小さな体ですが、体長より長いしま模様の尾が目をひきます。
群れのなかまと木の上で過ごすことが多く、ときに地上におり尾を高くあげて移動します。
おもに葉や花などの植物を食べるサルです。
- IUCNレッドリスト 危機(EN)
- CITES 附属書Ⅰ
- 生息 マダガスカル島 2000頭
- 体長 40cm
- 体重 3kg
- 尾長 50cm
絶滅の危機にひんしています
ワオキツネザルの生息地は森林破壊により分断されました。
さらに食肉・ペット用の密猟がワオキツネザル減少に拍車をかけています。
ワオキツネザルが100頭以上確認されている分布域は8か所のみ。
大半は保護区や国立公園に指定されています。
一方で群れの移動がないため遺伝子多様性に乏しく、
増加の見込みは大きくありません。
2017年の調査において、ワオキツネザル生息数は2000~2400頭。
2000年と比して95%減少したと報告されています。
ワオキツネザルは絶滅のおそれがきわめて高い動物(IUCNレッドリスト危機)です。
近い将来、深刻な危機(CR)へと移行する可能性があると発表しています。
また、ワシントン条約附属書Ⅰに指定されているため、国際間取引はきびしく規制されています。
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ということは
2017年に生息数が2,000~2,400頭であって、
2000年のそれに比べると95%減少している。とすると、
2017年の2,000~2,400頭が
2000年の生息数の5%に当たる訳だから、
2000年には
マダガスカル島に
ワオキツネザルが約40,000頭~50,000頭もいたということになる。
私が以前持っていた
「まるで野良犬のように、街の中にまで群れがいっぱいいるような・・」は、
その頃の写真を見た印象だったのだろう。
それが6年前の2017年には20分の一になってしまい、
2023年の今は、いったい何頭のワオキツネザルが生き残っているのだろう。
とても心配になる。
さらに、Webサイト「ANIMAL FACTS」より転載
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ワオキツネザルの生態
キツネザルは樹上生活をする動物。
ワオキツネザルも多くの時間を木の上で過ごします。
一方で、キツネザルのなかでは地上におりることが多く、
尾を高くゆらしながら歩いたり、岩場をぴょんぴょん跳ねたりします。
食事はおもに植物(木の葉や花、果実など)ときに昆虫も食べます。
メスが強い!ワオキツネザルの群れ
ワオキツネザルの群れはメスが優位。
数頭のちいさな群れから20頭以上のおおきな群れまで確認されています。
尾やグルーミングだけでなく、表情や声でもコミュニケーションをとりながら暮らしています。
縄張りを守るのはメスの役割。
ワオキツネザルの雌雄は外見上大きな差がありません。
判別は難しいですが、強そうな方がメスかもしれませんね。
ワオキツネザルの戦い「臭さ」が決め手
ワオキツネザルの群れのオスには順位があります。
優位なオスはメスに近づくことが許されますが、弱いオスはメスに近づけず強いオスのあとを追うように行動します。
しかし、繁殖期になるとオス同士はメスをめぐる激しい争いをくりひろげます。
ワオキツネザルは1頭1頭異なる「におい」を発します。
雌雄ともに体臭をはなちますが、オスは手首と脇下の分泌腺がメスより発達しています。
自慢の長い尾に手首をこすりつける姿は、まさに香水をつけているようです。
ワオキツネザルの体臭はホルモンを含むと強烈になります。
オスの場合は激臭であればあるほど健全で男らしいことを意味するといわれています。
発情の季節、ライバルに出くわしたオスのワオキツネザルは
しっぽや手首を振りかざし自分の強さ(におい)をアピール!
一瞬にして勝敗が決まるというユニークな戦いです。
とはいえ、においで決着がつかない場合は取っ組み合いがはじまります。
意外にもケガの絶えない動物のひとつです。
日光浴|ワオキツネザルの体温調節
ところで、ワオキツネザルのこんなポーズ、見たことありませんか?
太陽にむかって体をひろげ、ひなたぼっこをしているワオキツネザルです。
体温調節が苦手なワオキツネザルは太陽の熱を利用して体をあたためます。
安全が確保された動物園だから、ではなく、野生ワオキツネザルも日常的に日光浴をおこなっています。
動物園では天気の良い日におとずれるとワオキツネザルの日光浴を見れる確率アップです。
連れ添ってひなたぼっこする姿に癒されます。
さむい季節には、愛知県・日本モンキーセンターや兵庫県・神戸どうぶつ王国等ストーブを設置し、暖をとるワオキツネザルが風物詩になっている動物園もあります。
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ワオキツネザルは、メスの方が体が大きくて強いそうだ。
縄張り争いの戦いもメスの方がするのだそうだ。
霊長類のみならず、哺乳類の中でも珍しい存在。
で、
日向ぼっこが好きで、
私が、気に入ったのは、
オスの争いでは、「くさい方が勝ち」というのが最高だ。
こんなのは初めて聞いた。
「くっさい方が勝ち」とは、瞬間的に勝負が決まって、最高だ。
お互いににおいをかいで、
自分より相手の方がくさかったら自分が負けで、
相手が自分より大して臭くなかったら自分の勝ちになるとは、
むちゃくちゃ平和でいい。ワオキツネザル、大好きだ。
臭いが勝ち。次の大スター間違いなしです。
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2023年06月16日(金曜日)
06.16.元気になって、毎日が楽しくて仕方ない。
6年前に残りの寿命があと平均5年という状態から、
1年半前の一大決心と献身と大仕事を経て、
あと10年の平均寿命があると言われる状態になって、
それならば、普通の男性の平均寿命80歳の状態に戻ったということで、
今は完全に健康な状態に戻っていて、
普通に働き、食べ、酒を飲むようにもなっています。
元気になっても、
その間に年齢は確実に重なって、
71歳ともなると筋力が確実に衰え、
さらに旺盛な食欲が体重の増加を呼んで、
なんともはや、体の動きが年寄りのごとく鈍くなってきた。
とはいえ、
体が動かなくてはならない仕事がある訳でもなく、
会議や取材など座ってやれるような仕事が
ずっと先までかなりの密度で入っているだけで、
体重の増加は仕事に支障はない。
これはこれで楽しいし、遣り甲斐があって仕事が面白くって仕方がない。
先週の土日は、
KeePer LABOの新店4軒のキックオフミーティングが、
一日2軒ずつ続けてあって、これはさすがに疲れたが、
キックオフミーティングは若い子たちがいっぱい集まって来てすごく楽しい。
このキックオフの新店舗のメンバーは喫煙率が高く、
喫煙所がいっぱいになった。
キックオフが終わったら、皆のお楽しみ、恒例の「うなぎ」だ。
ここ一か月以上も土日の休みもなく、
今日は機関投資家からの取材が4件も入って(うち1件はリスケになった)
明日も取材の仕事が入っていて、翌日曜日が久しぶり休暇の日になる。
昔からこんなことの連続であったが、
最近はそれが戻ってきたような毎日になってきた。
しかし、遠くへ行く出張が無いので、
仕事の量の割には、昔に比べればうんとラクチンである。
しかも、本社の1Fの中央トレセンでは、
KeePer技術コンクールの「東海予選」の何回目かが開かれていた。
今日は、昨年全国2位になった高橋美帆選手が出るので
それを知ってか高橋選手の競技を見たさになのか、
予選最大の50名の大予選になっている。
今日の最高得点は、
やはりっ!
高橋美帆選手が169点の驚異的な得点で予選を悠然と通過していったそうだ。
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2023年06月14日(水曜日)
06.14.今日は午後4時に帰社しました。だから、やたらに長い文章。
今日は午後4時に帰社しました。
帰って行く所もあったのですが、今日の午後3時過ぎから奇跡的に
たまたまスケジュールの空白があったのです。
午後6時くらいから家で夕食を食べたら、
たっぷりの時間が出来て、時間無制限で文章を書き始めたら、
本当にとてもとても長い、
しかもよく解らないような文章になってしまいました。
しかし、せっかく書いたので、
とりあえず、載せます。
今朝のモーニングショーで、
どこかの地方の酪農牧場で、縛られている乳牛の中の一頭が
働いている男性(たぶん)スタッフに足で蹴られたり、
残酷なのは、鼻輪につけられたロープを、上の方にある金具に掛けて
そのロープを体重をかけて引っ張り、
その鼻輪で乳牛の鼻を吊るし上げられた乳牛の苦痛にゆがんだ表情と、
ガっと見開かれた目が痛々しく、その図は拷問そのもので、
朝ご飯を食べながら見ていられるような場面ではありませんでした。
それをよせばいいのに、
その数秒間の酷い場面を何回も何回もしつこく続けて繰り返し見せる演出に、
思わずチャンネルを変えてしまいました。
多分、あの場面を境に、あのフジテレビの視聴率は急降下したでしょう。
とても見ていられる場面ではありませんでした。
どぎつい場面を繰り返し見せるあの手法は
フジテレビだけの手法ではないのでしょうが、
少なくともあのひどい手法を見せ続けるフジテレビは、
意外とそんなところに、今の凋落につながる遠因があるのかもません。
私は、朝、フジテレビの「めざましテレビ」を見るのが習慣ですが、
どぎつい場面を繰り返し見せるあの手法があったら、
その場で必ずチャンネルを変える。
チャンネルを変えたら「星占い」まで、元に戻すことはない
話を、戻す。
あの可哀そうな「牛」家畜の話。
あの牛の悲壮な表情に胸が痛んだ。
しかし、
そんなことを言っている私達だって
牛肉を食べて美味しいと思うし、また食べたいと思います。
牛肉が、牛を殺して切り取った牛の肉体の一部だと分かっていても、
何の抵抗もなく食べられるし、間違いなく美味しい。
しかも、牛は知能が高く、
犬や猫たちと何ら遜色のない知能を持っていて、
クジラやイルカにだって、そんなには負けない。
私たちホモサピエンスは雑食であるが、
もともと狩猟生活をしていて
草食である以前に主に肉食であった。
どんな動物でも殺して食べます。
食べられる動物にとっては、人間は最強の敵であり
特に家畜にとっては人間は絶対に勝てない恐怖の敵でしょう。
たとえば鶏ならば、
家畜として生まれて
じきに狭い空間に閉じ込められて、
一生そこで同じエサを食べ、微移動しかできず、
眠り、排泄し、見える景色はその間たった一つ。
愛されず、愛さず、
男性の鶏ならば、
ほんの一部の個体を除いて
生き物として重要な繁殖行為の相手である女性の姿を見ることもなく、
もちろん繁殖行為を経験することもなく
短時間で体だけ一人前に育ったら、
一瞬、外界に連れ出され、
しばらくすることもなく、もう殺されるだけ。
自分の肉体を食べられるために。
女性の鶏ならば、
ほんの一部の個体を除いて
生き物として重要な繁殖行為の相手である男性の姿を見ることもなく、
もちろん繁殖行為を経験することもなく
一生、長い時間、無精子の卵を産み続け、
老いて、卵を産まなくなったら、
外界に連れ出され、
しばらくすることもなく、もう殺されるだけ。自分の肉を食べられるために。
それでも、卵を食べるのにセンチメンタルになる人間はいないし、
鶏肉はヘルシーで美味しい。
鳥のから揚げを食べる時に、て鳥の一生を思い浮かべ食べる者は絶対にいない。
牛も鳥も、豚も羊も似たような一生だろう。
家畜とはそういうもので、
本人にとって幸せを感じるような一生ではないだろう。
家畜にとっては、
テレビに出ていた牛の鼻輪を引っ張り上げ牛をいじめていたあの男も、
自分の肉を美味しいと言って食べる人達も、牛にとっては同じなのだろう。
しかし、そんな風に考えると何も食べられないし、
人間は生きていけない。
そう、人は自分が生きるために他の生き物を殺し食べている。
地球上のすべての生き物が「食物連鎖の中」にいて、
人間は、その頂点にいるだけ。
頂点と言っても、
人間は微生物に食われ続けているし、
一見、頂点にいるようで、
やっぱり連鎖の”中”にいることに変わりない。
生き物は他の生き物(植物も含む)を食って生き、
その食物連鎖の一部として、時には食われることも当たり前だ。
生き物は、他種の生き物を”食う為に殺す”ことが自然の摂理であって、
食う為に殺される他種の生き物は、
自然の摂理の一部に過ぎない。
家畜はその一環として効率的な方法で育てられて殺される。
だから、その事自体は残酷な事でも自然の摂理から外れている事でもない。
生き物は他の生き物を食うことによってのみ存在出来るのだから、
食うこと(殺すこと)は、自然の摂理の根幹なのだ。
してはいけないことは、
殺した他種の生き物を食べもしないで遊び、或いは興味本位で殺す事。
あるいは自分の征服欲とか、憎しみなんかで相手を殺すこと。
あるいは生かすことだと思う。
人の遊びの為に、他種の生き物を不幸に生かすことも
自然の摂理から外れた行為だと思う。
(フランスではペットを飼うことは許されているが、
ペットショップとブリーダーは禁止されているそうだ。)
自然の中から、
食う目的以外で
何らかの過程で人間の世界に来てもらっている野生の動物を、
人間が不幸にする権利を、私達人間は持っていない。
彼らを出来るだけ幸せにする義務しか持っていない。
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