谷 好通コラム

2025年01月23日(木曜日)

01.23.新店KeePer LABO 神戸垂水店、12月新規客数203名!

今日は珍しいスケジュールぽっかり現象が当日まで続き、
なんとスケジュールゼロの日になった。
時間が出来たらやろうと思っていたことはいくつもあるが、
突然、丸一日そんな時間が現れると
すぐにやりたかった事が一つあって、早速それをやることにした。
昨年11月にオープンしたばかりの新店、KeePer LABO神戸垂水店に行く。

 

LABO神戸垂水店は12月に、5,880千円の売り上げがあった。
オープンしてから二か月目にしてこの結果はまぁまぁではあるが、
驚くことは、新規客数が203人もあって、
既存客数は148人しかない。

 

新店での既存客というのは、
他のKeePer LABO店に来ているお客様(既存客)で、
新しい店舗の方が地理的に便利なので、新店の方に来た人。
新店が開く時には、
ここの分は新店が開いた時点で移動してしまうので、
新店が開いてから、時間が経つほどに。増えていくものではない。
だから、そこからそれほど増える訳ではない。

増えていくのは、その店舗の新規のお客様で、
その店舗が気に入って、或いはKeePerが気に入ってリピートするお客様です。
ここがKeePer LABOの特長であり、リピート率の平均は80%を越している。
ここの部分がどんどんたまっていって、
つまり、自店発祥の既存客がどんどん増えて、
新規のお客様数が、全来店客数の15%程度(新規客数率)にまで下がる。

 

その店舗のオープン時に来店される「他店からの既存客」は、
オープン時の新店舗の賑わいを助けて、
その店舗の新規客を増やす効果がある。
しかし、他店からの既存客は、最初の賑わいだけであり、
それはそれで大切なのだが、その店舗の成長につながることは少ない。
※(近隣の他LABOの店頭には、新店オープン時にその新店紹介を大きく出す。)

 

だから新規店においては、
新規客の数がかなり重要な要素になる。
そして、そのお客様をリピート客に定着させられるかどうか。
だから
新店が開いてからの新規客に対して、下手にガツガツと売り込んでは、
せっかくの新規客を追い出してしまうことになる。

 

そして、新規店KeePer LABO神戸垂水店は、
初めての丸1か月間で203人の新規客が来た。
これが、新規客率15%にまでリピート客が積み重なれば、
1か月の来店客総数は203/0.15=1,353人になってもおかしくない。
それで、LABO全体の平均単価が約17,000円なので、
単純計算としては、1,353人×17,000円≒23,000千円となって、
二年後ぐらいには、
このKeePer LABO神戸垂水店は、12月に、
約2千3百万円の売上げを出すような可能性を持っていることになる。

 

しかし、この新店オープン時に大きな落とし穴があるのです。
新店を担当した新店長が、
オープン時から目先の売り上げを追って、
来てくれた新規客に、
強い「売り込み」「売りつけ」をしてしまうことです。

折角「客の気持ちをよく聞いて叶えてくれる所。」と評判を聞いていたのに、
「こちらの気持ちなど無視して売りつけてくるただの押し売り屋だ。」と、
新規客のリピートする気を潰してしまうことがあるのです。

 

今は、そのことはよく分かってもらうのでよほどいいのですが、
ちょっと気になることがありました。
KeePer LABO各店は、
12月が明けて1月に入ったら
各店舗「2025年12月へのメッセージ」というものを書いて皆に送ります。

そのメッセージがKeePer LABO神戸垂水店は、
頑張って売っていく決意がヒシヒシと書いてあったので、
折角とんでもないポテンシャルを獲得しているのに、
売る気満々で、新しいお客様に接しては、
せっかくのチャンスが、台無しになってしまうのではないか。
そんな不安を持ったのです。

 

大丈夫とは思ったのですが、心配になって、
「この店はすごい可能性が見えているのだから、
決して、ガツガツと、売りに走ってはダメだよ。もったいないよ。」と、
それだけを言いたくて、
今日、超珍しく一日空っぽになったので、
のこのこと走って行ってしまったのです。

 

行ってみて、皆さんと話をして、当然ですが大丈夫でした。

皆がよく分かっていました。

この店舗は、今年、すごい店に成長しそうです。

 

KeePer LABO神戸垂水店

つじもと氏、かながき店長、たまがき社長。

まさき君、やまもと君。

不思議な魅力的な存在感を持つ、ごんさん。

元本格的エポーツトレーナーのご出身だそうです。

 

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2025年01月22日(水曜日)

01.22. KeePer は売る商品ではなく、お客様が欲しくて買う商品。

 

KeePer LABOの接客受注でよく言われるのは「売るな。」
店舗のスタッフが売りたいものを一生懸命売ろうとするより、
お客様が欲しいものを、
お客様の気持ちになって一緒に探す方が、はるかに売れる。
あるいは、
売ろうとするよりも、むしろ、高い価格の商品が売れる。

 

売上げ目標を達成しようと一生懸命売るより、
お客様に精一杯喜んでもらっている方が、結果として、目標は達成する。

 

売上げとは、スタッフがお客様に売った数字ではなく
お客様が欲しいと思って買ったその結果の数字。
売上高は、お客様の気持ちの結果でしかない。
だから、売り上げは追うと掴めるが、追って掴んだら次は逃げようとする。

売買の決定権の全てがお客様にある。
だから、お客様が買うかどうかは、お客様の気持ちだけで決める。
そのお客様の気持ちにいかになるか、なれるか。

 

いかにお客様を買う気にさせるのかが勝負ではなく、
いかにお客様の気持ちを自分が理解できるか。
あるいは、いかに自分がお客様の気持ちになれるか。
いかにお客様の目になって、モノを見て、
お客様の気持ちになれるか。

 

お客様の気持ちを理解するより、
お客様の気持ちになれる事の方が本当は大切で、強く、本当は簡単。
でも出来ない人にとっては、とてつもなく難しく、たぶん不可能なのだろう。

 

それはとてつもなく難しく、しかし、いとも簡単なことでもある。
その気になればいいだけなのだから。

 

この写真は、デザイナーの佐伯マネージャーが一番好きな写真だと言っていた。
それと一緒です。

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2025年01月21日(火曜日)

01.21. アメリカ第一主義で得た金は結局? 奥行100mの新倉庫

トランプ大統領が就任しました。
アメリカ第一主義で、徹底的にアメリカに利益を集め、
アメリカ国民が豊かになって、皆が誇りを取り戻すと言う。
例えば、輸入品にかける関税を徹底的に上げると言う。
しかし、
関税が上がったせいで値段が上がった商品を買うのはアメリカ国民で、
関税の形でアメリカの国庫に入るお金は、結局、アメリカ国民が払う事になる。
あるいは、
その関税のせいで競争力が落ちた海外からの商品の代わりに
国内産の今までは高いか良くないせいで売れなかった商品が売れるが、
それは結局、今までもっと良かったか、
安かった商品が高くなって買えなくなったから、仕方なく買う訳で、
その今までは高かったからか、良くなかったから買わなかった商品を
仕方なく買う人は他でもないアメリカ国民。
いろいろ考えても、
高くかけた関税そのものは国庫に入るが、
それは結局、アメリカ国民が払ったお金に他ならないのではないか。

 

自己第一主義とは、言い換えれば利己主義であり、
愚かで犯罪的な価値観と非難され、決して肯定的に言われることはないのに、
それを堂々と国家の最高権力者が言うのは、意外と普通のことだ。
それも他を悪く言って、
自己をその被害者とするのが定番。
トランプは、不法移民が米国民の職を奪っていると非難するが、
その不法移民を雇っているのは米国民でもある。

むしろ、その安い労働力なくして今のアメリカ経済は成り立たなくなっている。

不法移民を大量に追放して一番困るのは、アメリカ国民そのものではないのだろうか。

 

普通の政治家は非難を露骨にするのは品性を疑われると思うのか、
美辞麗句に包んで言うのが普通だが、
トランプは、それをストレートに言っているだけなのかもしれないが。

 

商売ならば、特にサービス業においては、
提供する付加価値と、その付加価値を提供する手段を、
相手のこと、つまりお客様のことだけを考えて作り、実行して、
お客様が喜んでくれれば、くれるほど
提供する側にとって最大の報酬が得られるので、
最大の利益になる。
お客様が喜んでくれたら、こっちの勝ちだ。
さらに、お客様を喜び続けさせられれば、勝ち続けられる。
その価値観では、
アメリカンファーストという言葉は理解出来ない。
サービス業と政治という世界での価値観の違いなのか。

 

 

今日の午前中、「新出荷倉庫完成引渡し前の竣工検査」というのをやった。
約1年前に本社近くの田んぼを2,300坪買い、
出荷がここ10年間に大幅に増えて狭くなっていた今の出荷倉庫を、
これから10年先を見通して予測される出荷量に比して

今までの倉庫(補助テントまで入れた容量)の3倍以上のキャパシティがあります。

 

ものすごくだだっ広い事務所!

送る荷物を梱包するスペース。倉庫全体の1/4

荷送り梱包スペースと製品在庫スペースを仕切る壁と防火シャッター。

一番広い製品在庫スペース奥行きが70m近くあるという。

別棟の危険物倉庫。内部が3つの大きな部屋に仕切られ分かれている。

レンズをワイドにして奥行きを強調している訳ではなく、本当に奥行が深い。

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2025年01月20日(月曜日)

01.20.今日から「大寒」。固いキャベツが少しだけの野菜スティック。

今日から”大寒”であると、朝のテレビが言っていました。
“大寒”を、
ネットで調べてみると、

「大寒とは二十四節気の最終節で、最も寒い時期という意味。
一年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようです。
2025年の大寒(だいかん)は、1月20日から2月2日となります。」
だそうです。
私はてっきり「大寒」という”日”があると思っていたのですが、
大寒という”期間”なのですね。
一年の中で一番寒い期間という意味のようです。
だからなのか、この時期は、
一年で一番「洗車」の需要が減る時期でもあり、
逆に、「新車」に対するコーティングが増える時期でもあります。

 

新車登録は、
今年の1月に納車されれば2025年式だが、
年末の12月に納車されれば2024年式になってしまうので、
年が明けてから納車されることが多いのだと聞いたことがあります。
だから、年が明けて、
納車準備が終わる今からのシーズンに、
新車納車が増えるようです。
そういう意味で、洗車の需要が一番減るこの寒い時期でも
私たちの仕事は、そこそこ忙しいのです。
特にカーディーラーが決算を迎える二月三月に新車施工が増えます。
今年はこれからです。

この商売にも独特のリズムがあって、
そのリズムに沿った運営をしないと、うまく行きません。

 

気候変動あるいは「大寒」とどういう関係があるのか分かりませんが、
キャベツが記録的に高くなっているそうです。
今日の昼ごはん、
いつものようにコンビニで弁当を買って、
久しぶりスティック野菜も買ったら、
笑えてしまう程、キャベツがほんの少しになっていました。
しかも、ずいぶん固くて残念でした。

 

自分の思い通りになって行くことの方が少ないものです。
合わせるべきは、合わせていくのが、自然でいいのでしょう。
無理してキャベツを、今、食べる必要なんてないので、
お好み焼きとか、焼きそば、など
キャベツを多く使う食べ物は、今は我慢すればいいだけです。

 

しかし、そう思うとお好み焼きを食べたくなってくるのは、
自分が、まだ、未熟だからなのでしょうか。(^^♪

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2025年01月19日(日曜日)

01.19.未来の組み立てを考える時、その未来に自分がいない寂しさ。

現場をろくに見もせず、知ろうともせずに、
自分は分っていると思い込んでいる青っ白い頭でっかちが大嫌いです。
そういう人間が指揮する会社や事業体は、
そこではアホみたいな机上の空論ばかりが飛び交って
やっている事はたいていスカスカのブカブカです。

 

ローカルの高速道路を走っていて、SAに入ったら、
これには、十億円は使っているだろうと思えるようなカッコいい建物があって、
何だろうと思ったら、ただのトイレで、
入ってみても、ただ広いだけでかえって使いにくいトイレで、
変なところが妙に安っぽく、機能的にはいたってチャチ。
なんでこんなものが出来たのだろうかと思ったら、
なんか標語が書いてあって、
この無駄使いの意味が分かって、
かえって、もっとバカバカしくなるような経験が何度もあります。
そのバカ高くてカッコいいだけの不便なトイレは、
多くは自分をエリートと思い込んでいるスマートな頭でっかちの
単なるバカ者が造ったもの。
そんなうぬぼれたカッコいい頭でっかちが大嫌いです。

 

そんな類の人がたくさんいて、
たくさんのデータを集めてAIで分析して、
戦略を出して実行する。
またその上で出てきたデータを抽出して分析して、
販売傾向と法則を見出し、・・・・などと最新の成功手法をおっしゃる。
もちろん、
データの把握と解析は、常に必要ですが、
そこから自動的に戦略が出てくる訳がなく、
データの把握と解析は、あくまでも現状の把握でしかなく、
そこから今、何が起きているのかを理解できるに過ぎない。

 

事業とは、その意味と目的を明確にして、
未来において果たすべき目標を、はっきりと持っていなければならない。
データの把握と分析から把握した現状の認識は、
目標に至る戦略的な道筋に沿った戦術を作り出していく大切な参考にする。
しかし、
よくある頭でっかちには、
目的は単に金儲けでしかないから、
データの把握と分析で、
目的に至る戦略も戦術も見えるような錯覚をするのだろう。

 

今ある事業が生み出す付加価値が、
未来の消費者においてどんな意味を持つのか、
どんな可能性を持っているか、あるいはどんな価値を作り出すべきなのか。
あるいは、この事業に、その意味があるのか、可能性があるのか、
いろんなことを考えながら、今やるべき行動、造るべきものを考える。
考えた上で、この先やっておくべきことを組み立て、
そのための行動を予定に組み込んでいく。
そしてそれをこなしていって、
その結果によって、行程を修正し、予定を微妙に修正する。

 

私はいかにも行き当たりばったりの行動をしているようで、
意外と、私のイメージとは裏腹に、
意外とち密に、未来に向かっての行動を組み立てていて、
だから、目的に向かっての戦略や戦術が意味を持って実現しつつあるのだろう。

 

しかし、そう考え、行動していても、
その未来の中に私自身の姿は無いのは当然だ。
10年先、ましてや20年先の未来の中に、
すでに72歳を越して、
明らかに峠を越し、体力の低下を実感するようになっているのだから、
目的を持った未来のあるべき状態の中に、現役の私がいる訳がない。
それが、とても寂しいと感じる。
あるいは、つまらないと思う。
しかし、私は現場が大好きで、そこにいるみんなの一人一人が大好きなので、
明日からも
好きなだけ仕事をさせてらって行こうと思ったりするのです。

 

相変わらず、スケジュール表は見事に詰まっているが、
ひと月に二日ぐらい、不思議にぽっかりと空白の日があるのです。
連続使用は危ないので
たまには休ませようという心遣いかもしれませんが、
そんなことある訳がありません。不思議で不気味なぽっかりです。
まぁ、このポッカリが当日までポッカリのままであった試しはないのだから、
いらぬ淡い期待は持つものではありません。

 

私が最近いやに黄昏、たそがれの写真を撮るのは、
私自身がきっと、黄昏、たそがれ気分に浸っているのかもしれません。

今日は日曜日、店舗に行くのは今日はやめて、
一日家にいることにしたのですが、
何もしないのが私はダメなので、
なんでこんなことを書いたのかよく解らないことを書いてしまいました。
こういう時もあります。

 

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