谷 好通コラム

2025年03月04日(火曜日)

03.04. とても忙しい日々が続きます。今日はちょっと酩酊ですが。

一日に2件は入っている機関投資家とのIRは、

もちろん緊張するが、
むしろIRは、自分と自分のやっていることを確認し、見直せる機会で、
この会社が株式上場した意味があったことを実感する一つのいい機会です、
これを毎日2件ずつこなしながら、
かなり隙間なく並べられている色々な予定を、こなします。
というよりも、私は淡々とこなすという行為が苦手なので、
毎度、毎度、一つ一つの用件にのめり込みながら、熱中して仕事をします。

 

そんな、忙しい日々が続き、
私も、充実した日々を送らせていただいています。が、
昨日は、大府に泊まるというスタッフ何人かと晩御飯を共に食べました。
というより、一緒に酒を飲みました。

 

昔は酒が、毎日のエネルギーでしたが、
今は、ほどほどにしないと、かえってダメージになってしまいます。
酒を飲むなら、きちんと食べなければなりません。
年を取ってからの酒のつまみは、
軽い物よりも、こんな、しっかりした物の方が合っています。

昨日は、これを6人で二本分食べました。腹いっぱいです。

一つ一つが茶碗一杯分以上のボリュームです。

ちょっと前には八代亜紀が死んでショックでしたが、
一昨日は、”みのもんた”が死にました。
同じ年ぐらいの知っている人達が死んでいます。
私は、まだ、
彼らのようになるとは、とても思えなくて、
毎日、仕事に熱中してしまいますが、

いつ何があってもおかしくない年齢になってきていることは確かです。

 

仕事に熱中することは

それが別に楽しいという訳ではありませんが、
その時間が来て、その仕事が始まると、
必ずはまり込んで、必ず、熱中してしまいます。
と言っても、
私は、自分は仕事が趣味だと言われると、ちょっと反発するのです。
なぜそうなのかは、
正直、私にもよく分からないのですが、
間違いなく反発を感じるのです。

 

仕事は大好きであっても、それは趣味とは違います。
そこは譲れないところです。

 

今日、大好きな仕事に疲れて家でまた飲んだのですが、
それが、たまたま、ウォッカだったので、今日はちょっと酩酊になっています。

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2025年03月03日(月曜日)

03.03. 今日の雨で、車がめちゃくちゃキレイになった。バンザイ。

 

この冬、東北・北陸の豪雪と裏返しの太平用側の記録的干ばつ?

 

年末から今年の1月2月にかけて、
東北地方と北陸地方では記録的な豪雪に見舞われました。
青森の「酸ヶ湯」では積雪が5mを越したと報じられ、
その高さのもの凄さが、私達にもひしひしと伝わって来ました。
しかし、雪の元であるはずの降雨量そのものは、
東北でも北陸でも昨年とほぼ同じなのは、
降雨量が降雪量と直結しない別のロジックがあるのかもしれない。

 

西高東低の冬型気圧配置が強いと、
偏西風による西風の湿気が日本海側で雪となって全部降ってしまい、
太平洋側では湿度の低いカラカラの空気になって、晴れの日が続きます。
今年のような日本海側が豪雪になった時は、
逆に太平洋側では雨が降らない日が続き干ばつのような状態になっています。
12月から1月、2月の3か月の太平洋側の降雨量を出して見たら
凄いことになっています。

太平洋側の都市では、三か月合計で軒並み3分の1以下であり、
名古屋に至っては前年比16%しかなく、ほとんどこれは干ばつです。

 

こういう状態では自浄効果のキーパーコーティングでも、
さすがに汚れるのか、北国を除いてどの地方でも
洗車の台数が大きく伸びています。

 

この洗車台数の伸びが、
そのまま来店台数の伸びにつながり、
キーパーコーティングなどの高額商品も伸びてはいるのですが、
洗車の伸びよりは少ないので、
“単価の低い洗車”の数の伸びが足を引っ張って平均単価を押し下げています。

 

年末から二月にかけての今年の冬の特徴、
来店台数の大きな伸びと、平均単価のかなりの低さは、
実に、この干ばつ並みに雨が少なかった天気が大きく影響しているようです。

 

そんな傾向があった冬が、
突然、終わったかのように気温が上がった最近、
今度は、急に花粉が大量に舞い始めて、
どの人が花粉症であったのかが、気の毒なくらいよく分かる昨今でした。
そして、
昨日夜から降り始めた”雨”。
結構、きちんと降った雨が、
私のEXキーパーをかけてあるボルボも、
久しぶりに、すっかりキレイにしてくれました。すごく嬉しいものです。

 

昨日の日曜日、一昨日の土曜日、
期待したよりもご来店が少な目だったのは、
たぶん、日曜日から降り始めると予報された雨を気にして、
昔からの
「どうせ雨が降ったら、また汚れてるから、洗車はやめておこう」
ではなく、
もうすぐ降る雨で、キレイになるから、今日は洗車やめておこう。
だったのでなかったのでしょうか。

 

洗車と雨の関係の常識が変わったのです。

 

そんなことを考えて、今月から始まった
アンダーWASH無料サービスのスプリングフェアが、
冬の汚れをさっぱりして、本格的な春をいよいよ迎えるのを実感しています。

しかし、今日になってからの急激な温度低下はちょっと驚きですね。
咲きはじめた梅や桜の花はどうなるのでしょうか。

 

去年の会社の近所の「梅」

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2025年03月03日(月曜日)

03.02. 何でも教えたが勝ち。成功させたが勝ち。喜ばせたが勝ち。

今日は、北鎌倉に行ってきました。
私が35年くらい前に、
初めてカーコーティングについて勉強したのは横浜でした。
横浜の栄区飯島にあった有人の洗車場の一隅で、
高木靖男氏が率いる「モービルクリーンベース」というチームが、
有人の洗車場の運営と共に、カーコーティングの実践と
カーコーティングについての研修会をやっていました。
35年前、その研修会の事を業界紙で知って、早速、受けることにしたのです。

 

当時の事ははっきりと憶えている訳ではありませんが、
私は、ガソリンスタンドを運営していたので、
横浜に泊まり込むことがあまり出来ず、
朝5時愛知出発、朝9時横浜着研修開始、夕6時終了、夜10時過ぎ愛知帰宅
なんて強行軍を1日おきとか週に2回などを繰り返していました。

 

そこで学んだことは、
車をキレイにすることは塗装そのものを大切にする事。科学する事。
広い意味で、塗装面改善の方向性。
そして「研磨」。
「研磨」は、とことんやったが、
塗装面改善方向性を突き詰めて、
私はむやみな研磨を、

確信をもって捨てた。
そこから、KeePerの独自性が発達し、今のKeePerが出来上がって普及した。
その方向性が、研磨ありきの方向性とは袂を分かったが、
それはあくまでも、
塗装面改善の方向性の、私なりの突き詰めの、結果であった。
しかし、
それ以上に
今のKeePerを一番創ったのは、
一貫した「教えたが勝ち」の価値観であった。

 

多くの人が、
たまたま素晴らしい物、方法、技術などを造り上げると、
それを誰かに盗まれまいと隠す方向性への行動を取りがちだ。が、
しかし、隠すより、
とにかく、たくさんの人に教えてしまった方が絶対にイイ。
教えたが、勝ち。
高木代表からこれを、色んな方向から教えられ、
私は、これに共感して、
KeePerを初期の頃から、とにかく、たくさんの人に教えまくった。

 

それが現在の20か所のトレーニングセンターの設置。
100名規模のインストラクターの配置。
2024年は1年間で、約56,000人が各種トレーニングを受講。
累計10万人以上の技術資格者を生み出し高い品質を実現している。
これがKeePer最大の強みになっていて、
KeePer最大・最強の参入障壁にもなっている。

 

更に「教えたが、勝ち」が、
「相手を成功させたが、勝ち」に発展して、
全国に6,600店のKeePer PRO SHOPを生み出し、

 

「お客様を喜ばせたが、勝ち」
「従業員が喜んだが、勝ち」
が、全国に147店舗のKeePer LABOの繁栄に結びついている。

 

すべては「教えたが、勝ち」から始まっている。

 

30年以上ぶりにお会いした高木代表はすでに92歳。
間違いなくお年は取られたが、
いったん口を開き、言葉を発せられたら、
それはもう30年前の、あの高木代表そのものであった。

 

 

北鎌倉からの帰りに、先日オープンしたKeePer LABO戸塚原宿店によりました。

この店舗は、間違いなく、たくさんのお客様に可愛がっていただける店になります。

かわさき店長、ありとみ君、つのい君、たち君。

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2025年03月01日(土曜日)

03.01. みんな総出で新出荷倉庫へのお引越し。

KeePer技研株式会社が今の場所、
大府市吉川町に本社事務所に引っ越したのは約20年前。
そこには「本社事務所」と同時に、
「中央トレーニングセンター」と、
KeePer製品を全国に出荷配送する「出荷倉庫」があります。
元々は出荷倉庫を確保するために今の場所に引っ越してきたもので、
そこには、三菱系列の「菱食」という会社の大きな倉庫があったのです。
その倉庫は、全国のコンビニエンスストアに食料品などを送る基地で、
既に築35年の古い倉庫が建っていました。
その倉庫に耐震工事を加え、拡張して今の出荷倉庫としてきたものです。
(だから、今の倉庫は築55年を過ぎているという事になります。)

その物件の隣地に、たまたま、閉鎖したガソリンスタンドがあったので、
それを買い取って、
本社事務所3Fと、13室の寮2F、トレセン1Fの建物を新たに建てたのです。
2F寮の部分はまだ半分残っていて、主に研修生が使っていますが、
残りの半分の2Fは「経理」「総務」などが入る事務所になっています。
だから、実質の本社と言える3Fの事務所は、約20年前とほとんど同じです。
会社の規模としては、
約20年前とは、まだ「洗車屋快洗隊」が始まった頃で、
SONAXとの連携も始まったばかり、
売上高で言えば今の30分の1も有るか無しかの頃です。

 

そう考えると、
当時の会社の力としてこの建物は、過大な、、無茶な投資でもありました。
しかし逆を言えば、
あの頃から約30倍にもなっているのに
ほとんど同じ規模の本社事務所で済ましているのは凄い事だとも思います。
本社事務所は、店舗やトレセンのように社会に価値を生み出す所ではないので、
これで十分だという事なのでしょう。

 

この会社が将来、
今のもう10倍くらいの規模になっていたとしても、
多分、同じ場所で、せいぜい増築する程度の規模拡張で済ましているでしょう。

 

逆に、この会社が名古屋の、或いは東京の中心の場所に
素晴らしく立派な本社ビルでも建てて、又は立派なビルに入って、
いかにも大会社っぽくするようになったら、
この会社はそろそろ危ない。
潰れる前兆が始まったと思ってもいいのかもしれません。(^^♪

 

しかし、出荷倉庫はそうは行きません。
当然ですが、もう物理的に無理になって来ていたので、
大きな倉庫を造ることにしたのです。
大府市の本社事務所から400mぐらい離れた場所に、
約2,300坪の畑の売り物が出たので、それを買い取って、
「KeePerロジスティック㈱」という倉庫業の会社を造った上で農地転用し、
現倉庫の約3倍の規模の新倉庫を建てました。

 

さらに、出荷業務は専門的な知識のないまま拡張してきたので、
ほぼ人海戦術の域を出ず、
すでに50名ほどのパートさんや出荷要員になっています。
これが近い将来、出荷規模が2倍、3倍になってきたら、
100名、150名のパートさんを揃えることになり、
もう対応出来なくなってくるのは目に見えているので、
新倉庫での出荷業務は、最初から
出荷業務のプロである「ヤマト運輸」に全面的に業務委託することにしました。

 

出荷業務を全面的にヤマト運輸に業務委託することになると、
KeePer技研(株)としては、
お客様から注文をお受けして、
商品発送をヤマト運輸へ指示、依頼するところまでの業務になるので、
従前のように配送予定日の問い合わせとか、
配送状況の問い合わせには、お答えできなくなってしまいます。
しかし発送業務を外部委託するということは、一般的な事であり、
申し訳ないが、どうしても、そこの部分は避けられないことになります。

 

今日は、その新倉庫への大引っ越しの日です。

土日返上で引っ越しを敢行してくれている出荷業務課スタッフの皆に、

大きな感謝と、仕事に対する熱意に敬意を表します。

 

ただ、今、考えていることがあって、
今の倉庫を引っ越した後、これをどうするか、
本当は、壊して、跡地に新しいトレセンを建てるつもりでいたのですが、
よくよく今の倉庫を見ると、その広さは今のトレセンの三倍以上あり、
耐震補強工事をやってあるので、構造自体はまだしっかりしていて、
見ていると、壊すのが勿体なくなっているのです。
トレセンとして使おうと思えば、使えそうな気もします。

 

引っ越しが進んでガランとした今までの倉庫の中。

 

つい先日、
賀来社長と、今の倉庫の横で立ち話をして、
「これを壊さずに改装すれば、いいトレセンになりそうで、
壊すだけでも鉄骨が多いので二千万円はかかるかもしれないし、
今、建設費は桁外れな高騰で、
新トレセンを建てれば2億円はかかりそうだし、
改装でいけば、かかっても数千万円で行けそうだし、その差は大きいよな~」
と、
ケチ魂旺盛な二人が「そうだなぁ~、」と、うなづき合ったところです。

 

先日のKeePer技術コンテストの優勝戦が終わった最後の挨拶で
「来年は、新しくなった大きなトレセンで、またお会いしましょう」と、
言ったのですが、どうしようかと、
思い始めています。
どうしましょうかね。

 

その、今までの倉庫。改装して新トレセン?

その向かいに本社事務所と、今の中央トレセン。

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2025年02月28日(金曜日)

02.28. 妄想その1、KeePer LABOとカーシェアリングの可能性。

私はカーシェアリングについてはほとんど何も知らない。
その上で、たとえば私がユーザーだったとしたら、と、こんなことを考えた。

 

私は、車が大好きで、いろんな車に乗り換えてきたが、
それは。自分の車として所有する事自体が一つの楽しみで
所有欲が満たされる要素が大きかったからです。

 

そうでなければ、車は必要な時に使えればいいだけなので、
必要性とコストパフォーマンスを考えれば
この方が絶対に合理的で、多くの人がカーシェアを選択するはずです。

 

それでも、なかなかカーシェアリングの普及が進まないのは、
まだ普及の度合いが低くいので、
ユーザーにとっての利便性が欠けているという理由だけではないようです。

 

新型コロナの蔓延時期に、
普及が特に滞ったことを考えると、
「人が乗った後に、そのまま、自分がすぐまた乗る事」
それ自体が嫌だったのではないか。

 

新型コロナの騒ぎが収まった後でも街にはマスク姿の人が多くいるのは、
ウィルスだけが現実的な問題ではなく、
顔も知らない「他人」そのものに拒否感があるとしたら、
特に、それが女性に強いのは容易に想像出来るので、
カーシェアリング普及の大きな壁になっている事は、間違いなさそうです。

 

ならば、
ホテルの部屋でも同じことが言えそうだが、
ホテルの部屋ならば、皆(女性でも)、抵抗なく使っているのは、
自分がその部屋に入室する前に、すでに部屋の掃除がしてあるからでしょう。
ならば、カーシェアリングの場合でも、
自分がその車に乗る前に、洗車と車内清掃がしてあればいいのではないか。
そして、ハンドルに「掃除済み」の紙でも付けてあれば、安心なのではないか。

 

現在のカーシェアリングは、
その多くが貸し駐車場の会社が運営していて、
基本的に「無人」であり、それが出来ない運営構造にあることが、
カーシェアリング普及の限界になっているような気がするのです。

 

ならば、そのカーシェアリングの基地がKeePer LABOだったらどうでしょう。
三台分ぐらいのスペースにいつもカーシェアの車が止まっていて、
その車を利用して、返却したら、
無条件でKeePer LABOが洗車と簡単な車内清掃と「除菌」をして、
(自浄効果のKeePer施工済みの車の洗車は、純水を掛けて拭き上げ無し。
車内清掃・除菌は簡単な掃除機掛けと次亜塩素酸水の少量噴霧)
そして、清掃された車には「清掃済み」の紙がハンドルに付けられる。
その車をまた、カーシェアの待機場所に返す。
利用者はカーシェアの定額料金と、
一回利用して返す度に清掃料(1,000円ぐらい?)を課金される。

 

そうすれば、KeePer LABOとしても、
カーシェアリングビジネスの収益に加えて、
クルマを利用するたびに1回1,000円程度の収益が加われば、
カーシェアの利用頻度も上がって、収益的にも成立するのではないか。

 

何はともあれ商売は、いつも何を見ても、何を知っても、

お客様の気持ちになって、考えなくてはならないのです。

 

最近、すごく気に入っている「麺処 サガミ」に

お祝いの時にという案内のパンフがありました。

これは、実際に売れるのかどうなのかは分かりませんが、

お客様の頭にしっかとインプットされるでしょう。これはいいですね。

 

 

 

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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