2022年11月20日(日曜日)
11.19.EXキーパーからECOダイヤ、そして本命のフレッシュキーパー
EXキーパーを発売して、
自分の車にも掛けてみて、
洗車をしなくても良くなったEXキーパーの自浄効果に驚き、
EXキーパーを施工した多くのお客様も
同じように「キレイなままで、楽になった。」と言う。
しかしEXキーパーの一番の商品メリットは、その異次元の艶であって、
どのお客様にも、そこに一番の価値を感じていただいている。
「雨が降ったら車がキレイになる自浄効果」はその副産物なのです。
しかし、
他のKeePerとは一線を画した高価格なので、
どなたにもお買い求めいただける商品ではない。
しかし、この自浄効果はもっと多くの人に届けるべきと考え、
自浄効果を生み出しているコーティング表面の特徴的な分子構造を、
EXの圧倒的なツヤは求めない形で、もっと安価に実現できないか。
色々と試行錯誤を繰り返しながら、
まず、ダイヤモンドキーパーをベースに
「ECOプラスダイヤモンドキーパー」に実現。
昨年から、従来のWダイヤモンドキーパーと同じ価格で発売を開始した。
ECOプラスダイヤモンドキーパー(以降「ECOダイヤ」と称す)は、
そのコンセプトに多くのユーザーから受け入れられた。
ある時、
ECOダイヤを軸とした販促チラシを造って広く配布したのですが、
そのチラシを見て問い合わせてきた人を統計して見たら、
なんと女性が35%もいらっしゃったのです。
KeePer LABOはどちらかと言うと「車好き」の店であって、
「車好き」は男性の方に多く、
LABOへのご来店も男性が85%、女性は15%と大きく偏っていました。
しかし、そのKeePer LABOLがECOダイヤを軸にした販促チラシを出したら、
女性の方に35%も反応していただけたのです。
という事は、ここでは男性と女性という形で現象しましたが、
実は、女性に多いのは車を嗜好品ではなく、
生活の一部「実用品」or「ツール」としている方で、
「ECOダイヤ」が謳う「雨降れば車がキレイになる」=「自浄効果」が、
車を「実用品・ツール」と位置付けている人に
多く受け入れられたという意味と考えることが出来ます。
カーコーティングとは、昔から自動車が大好きな車好きが買うものでした。
車を嗜好品としている車好きが、
その車に、もっと素晴らしくキレイに乗っていたい為に、
高い価格を払って施工していた商品という傾向が強くあった商品でした。
だから一つの現象として、コーティングと洗車の専門店KeePer LABOには、
比較的男性に多い「車好き」が多くご来店され、
結果的に男性85% : 女性15% と、偏った来店傾向になっていた訳です。
そしてECOダイヤが軸となった販促チラシを撒いたら、
それに反応された人が女性35%であったという事は注目すべきで、
ECOダイヤのコンセプトである「雨が降ったらキレイになる」自浄効果が、
コーティングに関心がなかった「車は実用品・ツール」の層にも関心を持たれたのです。
これは今まで出来そうで出来なかったことであり、
将来に向けたマーケットの拡大に大きな可能性が出来たという事です。
しかし、
「実用品・ツール」としての車に使うにしてはECOダイヤの値段は高すぎる。
車を嗜好品としている人が考えられる範囲の高価格で、
ECOダイヤの実際の購買は、やはり男性が圧倒的に多くなった。
しかし、「雨が降ったらキレイになる」自浄効果は、
それを実現する商品が「日用品」のレベルで実現できれば、
今までより遥かに大きなマーケットに貢献できて、
ビジネスとしての可能性も広がる。
「日用品」としてのレベルの値段とは、
費用対効果の、効果を説明した上で、
例えば女性たちにどれくらいの値段ならば出す気になるか、聞いてみた。
その人の所得にもより、
その人が乗っている車にも寄るが、
ある機関投資家の女性アナリストがおっしゃっていた通り「2万円台」であった。
とすれば、
クリスタルキーパーをベースに自浄効果をどう加えるかという事になる。
KeePer技研の開発チームがさんざん試行錯誤した挙句、
結局、ECOダイヤの手法を踏襲するのが、
一番効果があって現実的であるとなったのですが、
それで「2万円台」での提供では、
かなり施工店での材料コスト率が上がる。
しかし作業効率が効率化されることもあってアワーレートは変わらない。
それで、「雨が降ったら車がキレイになる」実用的なメリットを
広くお客様に提供できれば、喜んでいただけるに違いないと決断した。
だから最初は、
これを「ECOクリスタルキーパー」と仮称していたのですが、この商品名では、
今までの嗜好品としてコーティングと同じ流れになってしまうので、
あえて、この仕事に直接関わっていない女性に広く募集して、
「フレッシュキーパー」としたのです。
そして、紹介のパンフレットとかポスターにも、
従来のKeePerの流れを切り、
トーンマナーをガラっと変えて、当初こんなポスターを造りました。
フレッシュキーパーに決まる前、「e-1キーパー」なんて名前もあったのです。
これが発展して色々なパターンが出来て今に至っています。
この「フレッシュキーパー」が、
車好きが集まるKeePer LABOでではなく、
車に乗っているすべての人が訪れるガソリンスタンドなどの
KeePer PRO SHOPやKeePer施工店で、すごい勢いで売れ始めているのです。
まさに、
「フレッシュキーパー」が、
「嗜好品としてのKeePerコーティング」から
「日用品としてのフレッシュキーパー」に生まれ変わっている事の証でしょう。
だいぶ長くなったので、
フレッシュキーパーが持っている果てしない可能性について、
後で書いていきたいと思います。
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2022年11月20日(日曜日)
11.19.「俺、洗車好きなんだけど、楽しみが減っちゃったんだ。」
「雨が降ったら車がキレイになる」という
今までの常識「雨が降ると車が汚れる」とは全く逆の商品が、
「フレッシュキーパー」と「ECOプラスダイヤモンドキーパー」だが、
実は、その初めは「EXキーパー」だったのです。
従来のDKC(ダイヤケミカル)+レジン2で造り上げられる
ダイヤモンドキーパーの艶だけでも
他社製品と比べて負けることの無い強い製品で、
水シミが付かないポジティブな性能と共に、
ほとんど最強のサービス商品だった。
更に、ガラス被膜をWにすることで、
ツヤが2倍に強化されるだけでなく
特にそのタフネスさが強化されたWダイヤモンドキーパーは、
SUBARUの純正サービスとして高い評価を受け、
新車納車数に対して30%近い付帯率を上げるようになって来た。
一方、世の中でダイヤとWダイヤが活躍していたかたわらで
EXキーパーの開発が進んでいて、
ベースはダイヤなどと同じ種類のガラス被膜をプライマーとして、
その上に、レジン2とは全く違う考え方で構成されている2層目を、
VP326が、レジン2とは桁違いの厚みを持たせることに成功した。
加えて、
その表面の分子的な構造を
最新の化学で造られた特殊な膜を造る為の「VP326」が、
ドイツSONAXと共に開発されて、
異次元の圧倒的な「ツヤ」と不思議な「触り心地」を造り出した。
その結果、EXキーパーは世の中の「車好き」に圧倒的な指示をいただき、
有名な自動車評論家とか車大好きの有名人たちからも絶賛されて、
従来とは別格の高価なコーティングにもかかわらず、
KeePer LABOではコーティング全体の10台に1台はEXキーパーという
高い割合で施工されてきました。
当然、車好きの私としてもEXキーパーには惚れ込んでいて、
開発当時、自分の車(VOLVO XC60)にも早速施工してもらい、
EXキーパーの艶には大変満足していたのです。
私は以前からどんな車に乗っても、
必ず、その時の最新のKeePerを施工します。
しかし、洗車は誰かに「洗ってくれ」と言うことをせず、
かと言って自分で洗車をするのは苦手で(ズボラ? きらい?)
いつも、LABO東郷店に走って行って連続洗車機に並んで洗っていたのです。
KeePerは、どのKeePerコーティングを選んでも、
スポンジブラシの洗車機ならば、本当に、何百回洗っても傷が着きません。
だから、それを憶えてしまうと私も連続洗車機がクセになっていたのです。
しかしEXキーパーを掛けてから、
私はピタッと連続洗車機に並んでいません。
そう言えば、ここ2年以上LABO東郷店に行っていません。
最後に私のVOLVOでLABO東郷店に行ったのはいつだったのでしょうか。
多分二年以上行っていません。
EXキーパー施工後、「車を洗わなくっちゃ」と、全く思わなくなったのです。
車が汚れていないのです。
晴れていて埃がうっすらと積もって汚れて来たかなと思う頃には
たいてい雨が降るので、
雨が降ったらホコリが無くなっているのです。
EXキーパーが開発されて発売される前、真先に掛けたら(実験台?)、
その後、洗車を一度もやっていない年月が重なっていました。
雨が降った後に汚れが無くなっていて
すっかりキレイになってしまっていることに気が付き始めたのです。
その内に、スーパーGTのチームTOM’Sの舘(たち)会長が言い出しました。
会長が最新のLEXUS LSを買われた時に、
まだ発売前だったEXキーパーを掛けさせてもらった(私と一緒に実験台?)。
そうしたら、施工後しばらく経ってから舘会長が言いました。
「俺はもともと洗車が好きなんだよね。
無心になって車を洗っていると、心が落ち着くし、好きなんだよね。
ところが、
KeePerで新しい何とかいうコーティングしてから、
“さぁ洗車をするぞ”と思うところまで汚れなくなっちゃって、
だからこの車は、洗車をしたことがほとんどないんだよね。
俺、洗車好きなんだけど、楽しみが減っちゃってるんだ。気が付くと。」
と、笑いながら、おっしゃっていました。
キーパーコーティングはもともと、
一番安いクリスタルキーパーに至るまで
「掛けてから汚れにくくなった」とは言われ続けてきました。
しかし、
EXキーパーの場合は、
「汚れなくなった。」とか「ずっとキレイなままでいる。」などと、
明らかに言い方が変わってきて、
それは自分の車でも実感していて、
今までとは明らかに違う事が起きていることに気が付いたのです。
私の車はEXキーパーを掛けてからほぼ3年間で、
ディーラーさんが1年点検で車を持って行った時に、
洗車をしていただいたようですが、
それ以外は、キーパーの開発がチェックの為に一度洗ってくれたぐらいで、
自分から洗車をしたことは一度もありません。
それでも、誰に見てもらっても本当にキレイで、
いまだにずっと洗車などまったくする気になりません。
「汚れにくい」だけでなく
明らかに「キレイになって」いて、
キレイにしたのはどう考えても「雨」です。
それで色々とSONAXとも相談したり、調べたりするうちに、
VP326で造った被膜表面の非常に特徴的な分子構造が関係していて、
EXキーパーに雨で車がキレイになってしまう
「自浄効果」と言える効果が強くあることがはっきりしたのです。
それがどう「ECOブラスダイヤ」や「フレッシュキーパー」につながったのか、
話しが長くなりそうなので、
また明日。
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2022年11月19日(土曜日)
11.18.「雨で車がキレイになる」今迄とは逆の新常識が生まれる時。
KeePerの会社案内のホームページには、
社長メッセージの下に、創業者メッセージというページがあって、
そこに、こり会社の創業以来のポリシーが書いてあります。
そこには、2001年に書いた私の言葉として、
こんなことが書いてあります。
創業者メッセージ│KeePer技研株式会社 (keepergiken.co.jp)
その一節に
「18歳の時、ガソリンスタンドで働き始めてから、
洗車とは、ずっと自分の仕事として関わってきました。
昔のガソリンスタンドでは、
ガソリンを満タンに入れてくれれば、
洗車をタダでサービスすることは当たり前でありました。
だから、雨が降った翌日などは、
ガソリンを満タンにして洗車をしてもらう車がいっぱい来ました。
同じ給料をもらっていても、
雨が降って暇な一日と、晴れて給油と洗車でごった返す一日では、
天国と地獄の差があって、若い私は晴れの日が嫌いでした。
反対に、朝起きた時、外で雨が降っている音がすると、
ホッとしてすごく嬉しかった覚えがあります。
これが繰り返し摺りこまれて、
今の自分の商売が雨の日が多くては困る洗車業なのに、
雨音は、今でも「ホッとした気持ち」になる大好きな音の一つです。
・・・・・・
・・・・・・・・・。」
昔の私の職場ガソリンスタンドでは、
雨が降った後は「洗車」をするお客様がいっぱい来て、とても忙しかった。
雨が降っていると仕事は暇になって楽だったので、ホッとした。
だから、今でも、雨を音を聞くと自然にほっとした気持ちになります。
と、言うようなことが書いてあります。
昔から「雨が降ったら、車は汚れる。」が、当たり前の常識だったのです。
だから、雨が降った翌日は、ものすごく忙しかったのです。
今ならば、連続洗車機、一般にはセルフ洗車機の前にずらっと行列ができます。
大昔から今でも、
「雨が降ったら、車は汚れる。」が、
ごく一般的な「常識」だった訳で、世間一般、みんなの固定概念だったのです。
そんな汚れた車(マイナスの状態)を、
汚れていない車(ゼロの状態)に戻すのが、「洗車」であり、
自分でも出来、機械でも出来るサービスだったので、低付加価値でした。
その洗車を、驚くぐらいキレイにまでする(プラスの状態)にすることによって、
高付加価値が生まれ、お客様の喜び・満足(CS)と、
その喜びによって従業員の満足(ES)も得られて、
CSとESが同時に実現するというKeePerの基本的な仕組みになる訳です。
しかし今、
それ以前の元の常識「雨が降ったら、車は汚れる。」が壊れようとしています。
「雨で車がキレイになる。」なんて、
今迄とは全く逆の事を言い出したのです。当のKeePerが。
さぁ一大事。 続きはまた明日。
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2022年11月17日(木曜日)
11.17.労せずして益を得る者の存在など、許される筈がない。
この会社も創立以来37年目を越して
2025年8月16日には40周年を迎えます。
もうすぐ40年とは信じられないような気分です。
このブログが22年続いていること自体がものすごく長く感じていても、
その二倍近くもの時間この会社が続き、
成長し続けてきたのは、私自身の記憶を遡っても明確な実感はない。
しかし言えることは、
その時々に一緒に働いた仲間たちの事。
この会社は最初から今に至るまで、現場で実際に一緒に働いて、
一緒にお客様に喜んでもらい、一緒に客先の役に立って、
一緒に貢献して、その結果の利益を積み上げて、一緒にここまで来た事。
現場の一人一人から、経営側の一人一人まで、
誰一人欠けることなく、みんなが一緒に一つの価値観を共有してここまで来た。
この会社には、仕事の役割としての上下があったにしても、
人間としての上下などは全く無い。
上級の人間と下級の人間の差などある訳がなく、
男女の差もなく、
支配者と被支配者の関係もない。
加害者と被害者の関係もなく、
仕事の役割としての上下があったにしても
仕事をやらせる側と、仕事をやらされる側の関係もない。
みんな、この仕事の持つ「目的」を共有している大きな仲間達であり、
誰も威張ったりもせず、高飛車になる事もない。
指導する側と、
指導される側の差などある訳がなく、
生まれつきトップに上がる運命などもある訳がなく、
人に何かを命じる権利を持つ者などいる訳がなく、
労せずして益を得る権利を持った者の存在など、許されるはずがない。
産まれ持っての支配者も、
ある資格を持つことによって支配者になることもあり得ず、
誰かの役に立たざる者は、
つまり、働かざる者は食うからず。は、動かさざるべき定理と言える。
今日の昼。社員と社長の壁が、見事に無い会社を見た。
素晴らしい業績で業界でも有名な会社だ。
逆に、最初から働かせる側と働かされる側がくっきりとしていて、
見えない壁がくっきりとしている会社が多い中、
この会社の社員のみなさんの明るく生き生きとして自由な表情を見て、
自分の会社も、こういう会社であらねばと思った。
かつ、私達の会社もそういう類いの
活き活きとした組織の一端である事を自負したい。
しかし、会社が一千人に近い組織になってくると、
仕事上の管理者として、現場の事が全く解らない、稼いだこともない、
世間に対して役に立った事もなく、
付加価値を産出したこともなく
しかも、ひょっとしたら自分を支配者側と勘違いしているような人も
時には必要になってくる場面もある。
それでも、
みんなが仲間であるという原点を忘れず、
要らぬストレスを自ら消化していかざるを得ないこともある。
そんな時は、断然、「火鍋」です。今日も呑んでしまいました。
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2022年11月14日(月曜日)
10.14.「顧客満足と従業員満足の同時実現」ビデオとパワポ&達成会
「顧客満足と従業員満足の同時実現」をテーマとしたビデオが出来ました。
まだ、音楽を入れたり、手直しがあるのかもしれませんが、
私には現段階で十分に心に響いて、不覚にも涙が出てきてしまったぐらいです。
ちゃんと完成したら、ぜひ皆さんにもご覧いただきたいと思います。
今月中にも完成すると思います。お楽しみに。
昨日このコラムにも書いた、
ある会での5分のスピーチに使うパワーポイントの一校目が出来たので
ビデオのテーマ「顧客満足と従業員満足の同時実現」の部分だけご紹介します。
社員さん達の教育は、
「顧客満足と従業員満足の同時実現」によって、
お客様が自然に行ってくれます。
私たち経営者は、
お客様に喜んでいただく為に、
社員が働きやすいステージを一生懸命用意する事です。
大阪のLABO鶴見店のキャパシティアップ改装プランが出来ました。
LABO鶴見店はたくさんのご来店に応えるべく
一級資格の技術スタッフがすでに10名もいます。
彼らが思い切り活躍できるようにする為に機能を拡大する改装です。
今日、鈴置専務と話をしていたら、
LABO東海店とLABO鳴海店の合同達成会が、
私の家の近くの”焼き肉屋”(やっぱり)で、行われることを聞いて、つい、出てしまいました。
やっぱり私は達成会が大好きです。
この男は、みんなの上司である前にみんなの家族です。兄貴でしょうか。
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