谷 好通コラム

2024年05月27日(月曜日)

05.27.春からもうすぐ夏の五月末、シンガポール、レスリング、花、

シンガポールでのボスである木村さんに引率されて

三月にシンガポールからやってきた三人が、

もうすぐ夏になる五月末にシンガポールに帰って行きます。

 

KeePerがシンガポールに木村さんと一緒に合弁会社を立ち上げて、

海外に初めてのKeePer LABOの準直営店

「KeePer LABOシンガポール店」を造り、7月にオープンの予定です。

その為に現地の若者三人が、寒さが緩んだ三月にやって来て、

本格的にKeePerの技術研修を、

KeePer LABOに勤めながらやりました。

 

五月までのわずか二か月間ですから、

形だけの技術研修ではなく、専用のインストラクターがかかりきりで

本気で、スパルタで技術を叩き込みました。

その甲斐あって、三人とも正規のKeePer技術一級資格を取り、

しかも、EXキーパー一級技術資格まで取得しています。

一切手加減無しの、太鼓判付きのEXキーパー一級技術資格取得です。

 

 

二か月間の日本暮らしで、みんな日本が大好きになったと言っていました。

最初、日本の食事が塩辛いと思ったそうですが、

そのうちに慣れて大好きになったそうです。

スーパーG戦T富士にも一緒に行って、レースクィーンが大好きだそうです。

もう一つ、日本の大相撲がみんな大好きになったので、

木村さんが冗談で一人一人に相撲の「しこ名」を付けてみんな笑っています。

 

左から、マイケル君(しこ名:まいこ海)、ジョセフ君(しこ名:じょせふ竜)、

ボス:木村さん、チヌ君(しこ名:ちぬの山)、彼らの技術(鬼)先生:矢嶋部長、

 

 

 

先ほど嬉しいメールが広報から届きました。

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ご報告です。

5月24日(金)に東京体育館で行われた

「令和6年度明治杯全日本レスリング選手県大会」にて

当社所属の吉元玲美那選手が50㎏級で優勝しました。

また、大会出場選手の中で1人に授与される最優秀賞にも選ばれました。

今後は12月に開催される天皇杯に向けて練習に励むそうです。

よろしくお願いいたします。

 

マーケティング部 広報課

中尾

 

吉元玲美那選手

 

吉元選手は満面の笑顔なのですが、かわいいですね。

 

 

春から夏にかけて、庭の花が色々きれいに咲きました。

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2024年05月26日(日曜日)

05.26. 47話.1日だけの秘書兼デザイナーから今は11人のデザイナー

起業した頃のガソリンスタンド時代からコーティング事業を始めてからも、販売促進は絶対に必要で、チラシなどの印刷物をしょっちゅう造っていました。その内容は自分たちで考えるにしても、それを印刷物にするのは広告代理店(または印刷屋さん)で、紙面をデザインするのはその所属のデザイナーで、私達の希望をデザイナーに伝えるのは「営業」です。デザイナーさんは専門職であって、私達のような素人が言うより、プロの営業に話して専門的にデザイナーに伝えた方が良いとずっと思っていしました。それに販促の相談にも営業の人が乗ってくれるので、広告代理店の営業が我が社の広告担当のように感じて、頼り、16年ぐらい前までは、ずっと、それでやって来ました。

 

しかし、当時の広告代理店は物販であるガソリンスタンドの販売促進を主にやっていたので、KeePer のようなサービス業の販売促進とはズレを感じ始めた。しかも、こちらの思った事が営業さんを通してデザイナーに行くと、ストレートに伝わっていないよう気がして仕方なかったのです。

そこで、2008年、初めてデザイナーさんを直接募集して一人採用したのですが、デザイナーさんを直接雇っても、やってもらう仕事があるのかどうか全く自信がなかったので、念のために私の秘書さん兼任で務めてもらったのです。しかしデザインの仕事を頼み始めたら、次から次へと一杯やってもらいたいことが出てきた。デザイナーさんに直接ことらの思った事を伝えると、直接伝えた方がやっぱり絶対早くて、ストレートに伝わり、思った通りのものが出来てきて最高なのです。だから、私の秘書を兼任したのはたった一日だけで、すぐにデザイン専業になったばかりか、すぐに増員し始めて今では全部で11人も本職のデザイナーがいます。

 

KeePer とKeePer LABOの販促品、パンフレット、チラシ、DM施工、店舗パース、マニュアル、新聞、写真、動画、Web全般、メニュー、すべての印刷物、マーケティング全般、考えられるすべての事をKeePer技研㈱の企画部が自前で制作しています。

さらに、KeePer PRO SHOPや看板、パンフレット、チラシなどすべての製作物のデザインを依頼されればデザイン料ゼロで提供しています。カーディラーの印刷物も、それぞれのメーカーの車の写真を撮り分けてどんどん制作します。その数は、ひと月100種以上で、すさまじいまでの量です。これが、代理店に頼っていた頃とは桁違いのスビードで出来上がり、修正も即対応で何度でも納得いくまでやります。今のKeePerはこの11人のデザイナーの存在なしでは語れません。そんな経験からか、KeePerは何でも業者を使わずに自分でやって見る伝統があるのです。

 

企画部・最新作

 

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2024年05月26日(日曜日)

05.26. 46話.KeePer LABO 130店とKeePer PRO SHOP 6,571店

「KeePer LABO」とは、KeePerコーティングと洗車の専門店。

スタッフは、全員がKeePer 施工技術1級資格者、又は少数のそれを目指す新入生。コーティング施工専用のコーティングブースを複数備えている。KeePer LABOは全国に117店の直営店と13店のFC店がある。

 

「KeePer PRO SHOP」は、KeePer技術認定店。

KeePer施工技術1級資格者が最低1名が在籍(複数の在籍が多い。)している。その多くがガソリンスタンド(90%)の中の副業としての設備となっていて、中には専門店となっているケースもある。コーティングブースを備えているケースも増えてきている。KeePer PRO SHOPは全国にくまなく6,571店ある。

 

IR(投資家からの取材)の中でよく「KeePer LABOとKeePer PRO SHOPは、取扱商品も同じなのでカニバリ(共食い)を起こしているのではないか。」と言われるが、KeePer LABOは設備と人員数の違いによって比較的重い作業の商品が多く、KeePer PRO SHOPは、ガソリンの給油のついででの施工が多いので比較的軽い作業の施工が多いので、お客様が買われる商品の違いによって、上手に自然な住み分けが出来ていて長い年月いい共存関係にある。何より、両者の良き競争関係が適度な緊張関係を造り出し。良い共存関係にあると言える。

また、全国で6,571店舗ものKeePer PRO SHOPが、それぞれ自費でKeePerの看板を上げてKeePerのもっとも強力なブランディングになっていてKeePer LABOの販売にも結果として寄与してくれている事も見逃せない。

 

KeePer LABOの前身である「洗車屋快洗隊」が先に出来て、あとからKeePer PRO SHOPが出来た。最初はすべて快洗隊で始まったのだが、ガソリンスタンドは典型的な物販業であり、サービス業であるKeePer とは、その販売手法に(値引き商法など)埋められない溝があり、同じブランドで続けるのは難しいと判断し「KeePerの品質だけは絶対に守る。」を唯一の、しかし譲れない約束事にして「技術認定店KeePer PRO SHOP」というブランドを立ち上げたのです。

 

入会金無料・ロイヤリティゼロだが、年二回の全店品質チェックで不合格の場合は即登録抹消で、高いKeePer品質を担保した。それで消費者の皆さんからの信頼も得られ、KeePer PRO SHOPへの登録が売り上げのアップを実現。それで一切の募集活動無しで全国くまなく6,571店舗ものチェーン網が出来たのです。KeePer PRO SHOPの皆さんの技術力向上の意欲はすさまじく、今年の技術コンテストではすでに5,100名もの参加申し込みがある。

 

KeePer PRO SHOPの登録数も、ガソリンスタンドの総数減少の中でも、僅かずつではあるがまだ増加しつつあります。

 

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2024年05月26日(日曜日)

05.26.成功し豊かになり褒められ讃えられると、人は自分が正しくなる。

腰を痛めても、車いすに乗っていれば不自由はないし、痛くないが、

少なくとも遊びに行くことは無いので、

テレビを見ていても、目が捕まって、時間が無駄に過ぎるだけで嫌なので、

また、書き始めている。

 

この会社は来年の2025年8月16日に創立40周年を迎える。

だから、今は38年と9か月を過ぎた所で、

会社を作った私が72才と2か月なので、

この会社を造ってからの年月が、私の人生の半分以上になっています。

しかし自身の感覚として、

私の人生のほぼすべてが会社を造ってからのように感じるので、

それまでの32年間が薄かったように感じるのは単なる錯覚ですが、

きっと、それは接する人の数と濃さの違いで、

起業の前と後からの人生の濃さの差を感じるのでしょう。

 

学校の時も含めサラリーマン時代は、

他人との関わり合いは数も限られていて

サラリーマンの時はお客様と会社の人達との単調な関係だけでした。

ガソリンスタンドとして独立してからは、

店簿にいて店を運営するだけでなく、

仕入れもあり、銀行との関係もあり、土地の地主さんとか、

色んな立場の人達ともコミュニケーションを取るようになって、

ほんの少しだけ実業家っぽくなってくる。

 

これが、KeePer技研㈱の場合は、

ガソリンスタンドだけでなくコーティング事業も始めて

仕事の幅がうんと広がった。

さらに直営店だけではなく、

KeePerを世の中に広め始めると、

今度はKeePer製品を販売した導入店を成功させることが大事な仕事になる。

その為に、製品を販売するというだけでなく、

その技術を広く教えなければならない。

教える人は、直営店で技術を磨いた人たちがインスチラクターになる訳だが、

その教え方を作り、その教え方をインストラクターに教えなければならない。

また自分たちの店舗でうまく行ったこと、学んだことも、教えていく。

単に自分たちの店舗を成功させるだけでなく、

その成功を広める仕事を始めると、

桁違いに多くの能力とコミュニケーションを持つことになる。

その濃さは、自らの成功を創り出すだけとはまったく違う濃さであった。

 

人の成功は嬉しいもので、

間接的な成功でしかないはずなのに。

しかし結果的に、この間接的な成功がこの会社の成功を10倍にしてくれた。

間接的な成功から得られる報酬そのものは、

直接的な成功から得られる報酬の10分の一ほどもないが、

そのスケールは10倍よりはるかに大きいので、

この会社のビジネスの成長に大きなスピードと、しかも濃さを与えてくれた。

それだけでなく、それぞれの人に自信と誇りを与えてくれた。

このKeePerの仕事は、仕事を生活の為に報酬を得る手段という意味から、

相手の喜びと成功を通じて自らの喜びも得られるという体験から、

仕事が遣り甲斐という意味を持ち、報酬以上に豊かさを得ることが出来た。

 

 

しかし、その反面、

それぞれ会社を構成する者が、

自分がなし得た成功以上の評価を他から与えられる事にもなり、

本当の自分を見失い始める。

 

成功して力を持った会社に所属していると、

その会社を訪れた人や、関わる人は、

そこに所属している人を成功した人として扱う。

成功した会社の人は、=成功した人。

高い功績を挙げている会社に所属している人=高い功績を挙げている人。

評価の高い会社に所属する人=評価の高い人。

として、

他の人は、その人を褒め、讃える。

すると、

その会社に所属している人は、

自分が褒められ、讃えられている事になり、

人間は、他人からの評価によって大きく影響を受けるので、

褒められ、讃えられた人は、簡単にその気になってしまう。

まずい事に

その人にとっては、今の自分が肯定されたことになるので、

今の自分を、

自分もごく自然に肯定して、

今の自分をこれで良い、正しいと思い込んでしまう。

人間はチヤホヤされると簡単に自分が正しくなってしまうようです。

 

正しくなってしまうと、もう自分を否定することは無くなって、

自分で自分を否定できないという事は、

学ぶことが出来なくなったという事でもあり

学ぶ、変わるということは無くなって、

つまり、成長することは無くなってしまう。

人は自分が正しいと思った時が、成長が止まった時ともいいます。

 

成功している会社は、常に成長している会社でもあり、

会社が成長しているという事は、組織もどんどん大きくなっている事でもある。

すると、

そこに所属している者は、

その仕事の量も質も上がっていくことになるので、

その人自体も成長していかなくてはならないのだが、

その人は既に、他人から褒められ、讃えられて正しくなってしまっているので、

正しいので成長する必要も無いので、会社の成長に全く着いて来れない。

すると、

その人を褒め、讃えてきた外の人は、

その事態を見破って馬鹿にし、付け入ってくるか、相手にしなくなる。

 

成功し豊かになり、褒められ、讃えられると、人は自分が正しくなる。

 

会社が成長してくると、

それを構成する人々が豊かになり、

人は、褒められ、讃えられると、どうしても自分が正しくなってしまうので、

どうも、そこから長い凋落の道が始まるようです。

 

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2024年05月25日(土曜日)

05.25. 長い行列が出来ていたラーメン屋がガラガラになっている。

近所にあるラーメン屋さんがテレビのグルメ番組に取り上げられて、

それから有名になり、爆発的にお客さんが増えて、行列が出来るようになった。

いつ行っても行列に並んで

ラーメンを食べられるまでに1時間以上かかる。

 

ラーメンを食べる為にそんな無駄な時間を潰せる人はそんなに多くなく、

何度も来る人は少なく、私も二度と並んだことは無かった。

それでも、テレビで取り上げられた有名なラーメンを1度は食べてみたいと、

新しい客がどんどん来て、

行列の長さはしばらく短くならなかった。

 

店内はいつも戦争のように忙しく、

店員さんは、次から次へとやってくるお客さんが座る場所を指定して、

お客さんの注文を機械的にテキパキと聞いて、調理場に伝え、さばいていた。

もちろん無駄口など叩かない。あくまでもテキパキとさばいていた。

その内に一人のお客さんが

「すいません、味噌チューシュー頼んだんですけど、」と、

出てきたラーメンが違うという、

店員さんは「あーすいません。すぐ作り直します」と言うかと思ったら、

「えーっ、そうですか。」と言いながら、

不満そうに作り直した。

 

長い行列ができ始めてから、

店員さんの笑顔はまったく無くなって、ただ、さばくようになっていた。

忙しくてそれどころではなかったのだから、仕方がないと言えば仕方がない。

しかしそのイメージは、

店員さんが上からお客さんを見ているかのようだった。

肝心のラーメンは、たしかに美味しくはあったが、

スープに特徴があって変わってはいたが、クセになるようなものではなかった。

 

物珍しさに新しいお客さんが次から次へと来るのですが、

何度も何度も通う人は少なかったので、

あるいは不快を感じる人もいて、

ましてや、ここはそんなに大きな町でもなく、何年か過ぎたら行列は消えた。

 

しかし長い行列が出来ていた頃、このラーメン屋はすごく儲かっていて、

そのラーメンにもすごく自信を持つようになっていて、

隣の大都会の繁華街の一等地に出店を出していた。

もちろん「○○テレビで紹介された○○ラーメン」とでかでかと看板を出して。

当然、その出店は繁盛した。

しかしその大繁華街には強い競争相手がごろごろしているので、

長い行列までは出来なかったが、桁違いに濃い需要に十分大繁盛が続いた。

店主はますます自信を持ち、スタッフ達も大きな自信を持ち、

田舎町にあった本店の行列が消えたことには、何の危機感も持たなかった。

 

その頃本店は、行列が無くなって空席が目立つような暇な店になっていた。

しかし、本店の店員さんの態度は相変わらずで

「大都会の繁華街で人気のある○○ラーメン、田舎町にはもったいない。」と、

暇な店なのに、何となくお客さんを見下すような客さばきをする。

当然、その本店は、相変わらず暇な店のままで

結局、その○○ラーメンは、

相変わらず2店舗から増えて行かず、今でも相変わらずである。

 

○○ラーメンは、それほど大したことは無いとは思うが、

世にある何100店舗もの△△ラーメンチェーンぐらいは十分に美味しい。

しかし、

本店で一度長い行列が出来た時に、

つまりオーバーフローしてしまったぐらい人気が出来た時に、

店員を含めて店のみんなが勘違いをして、

お客様をありがたいと思う気持ち、歓迎する気持ちを見失ってしまった。

 

さらに大都会の繁華街、大きなマーケットに2店目の出店を造って、

そこも繁盛したので、その勘違いに確信を持ってしまって、

お客様をありがたいと思う気持ち、

「歓迎する気持ちを取り戻す必要性」すら見失ってしまい、

結局、そこまでで終わってしまった。

 

店にお客様が溢れてオーバーフローした時、

一番大切なもの見失う危機がそこに発生して、

それを取り戻す必要性すら見失い、そこで終わってしまう危機がそこに生まれる。

 

 

我々は、決して勘違いすることなく、謙虚さをもって、

自らを磨いていかねばならない。

お客様にとっての価値、確かなキレイさを生み出す為に技術を磨いていかなければならない。

今年の技術コンテストも、予選参加者が5,100名を越しました。

 

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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