谷 好通コラム

2022年05月13日(金曜日)

05.13.「カンブリア宮殿」の取材を受けました。5月26日放送予定

KeePerとKeePer PRO SHOP、KeePer LABOなどが、

テレビ東京の人気番組「カンブリア宮殿」の取材を受けました。

 

5月の連休まえから、

延べ約2週間にわたってテレビ取材を受けていたのは、

今日まで書けませんでしたが「カンブリア宮殿」だったのです。

この番組は、あくまでも報道番組の一環なので、

現地での取材と事実の調査などの積み重ねで、本当に二週間かかり

私達は普段の仕事をやりながらなので、

それは、それは大変でした。

しかし、この「カンブリア宮殿」が本当に事実を伝えるという事に、

細部にわたってこだわりをもっている事に共感を持ち、

みんな積極的に参加しました。

 

 

そんな数多くの場面で、

たくさんの取材を受けている様子を、

ずっと書いていくと大変なので

KeePer TIMESの5月号で伝える記事が出来たので、

それをそのまま載せちゃいます。

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2022年05月11日(水曜日)

05.11.思わぬ朗報!全快宣告。

今日は午前中から病院で検査を受けたり、診察を受けていた。

その中で、思わぬ全快宣告を受け最高だった。

何年か前に腰を痛めて、椎間板ヘルニアと診断され

1年間に渡ってずいぶん苦しんで、その挙句に、

文字通り足腰が立たなくなってしまう羽目に陥っていた。

その時、信頼できるお医者さんに勧められて、転院し、

そこである程度治療して立ち直ることが出来た。

「脊柱管狭窄症」というよくある病気だが、ある時を境に

先生の予言通り、突然、発作的に完全にダメになって、結局、手術をした。

 

その先生は、脊椎に関わる病気についてのすごく有名な名医らしく、

何の心配も無く狭窄症を拡げる手術を受けて、

術後まもなく、完璧に自由に無痛で動けるようになったのです。

しかし、何年かは再発を防ぐ目的もあって、

半年に一度、先生の元へ定期的に診察に通っていたのですが、

今日の定期診断の時、

「ハイ、今日で終わり。もう大丈夫ですよ。」と全快の宣告を受けたのです。

 

こんなうれしい事はありません。

今年初めにかかった「ガス壊疽」は、

本当は狭窄症に比べて桁違いに危なかったのに、

短期勝負で全快したので、嬉しさもほどほどだったのだが、

長い時間付き合ってきた病が「全快です。」と言われた方が嬉しいものです。

 

午後からは会社に戻ってたくさんの仕事をしたが、

腰は全快と言われても年齢はちゃんと進み続いていて、

かつ、会社の仕事は加速度的にどんどん忙しくなっていて

その内容も濃くなる一方で

70歳を越した我が身には、

半日の仕事でもクタクタになるほどだが、仕方がない。

仕事がどんどん拡がって、どんどん忙しくなる方向へ、

すべて働いてきたのだから、仕方がないのです。

 

もちろん、こんな幸せはない。

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2022年05月10日(火曜日)

05.10.「見た目」が、どうでもよくなる時

「見た目」は、一言で言えば、どうでもいい。

 

しかし、デパートとか、イオンとか、

ララポートなど大きなショッピングセンターに行くと、

一番大きな売り場面積をファッションの専門店などが占め、

一般の消費者が「自分の見た目」に

最も大きな関心と、旺盛な消費意欲を持っている事が判る。

 

しかし私は、自分の服を選んだり買ったりすることが大嫌いで、

仕事の為には、仕方なく背広を造ったりもするが

デパートの背広売り場で、自身の採寸を受けるだけでも、即不機嫌になる。

不機嫌にならなければならないような理由は全くないが、

とにかく嫌なのです。

 

背広は、仕事に使う為に自分も行くことは仕方がないのだが、

セーターやジャンパー、半そでシャツなどの私服などは、

自分で買いに行くなんてことは絶対に無く、

連れ合いが買ってきてくれた服を、何の抵抗もなく、何でも着る。

 

礼儀として、身だしなみをきちんとすることは当然としても、

いわゆる「見た目」は、本当にとことん、どうでもいいと思うので、

どちらにしても、面倒臭いだけかもしれない。

 

極端な事を言うと、

私は、背広とパジャマがあればほとんど一年中OKで、

いわゆる私服には、ひと月に数回も着る機会はない。

 

人は何の為に、そんなに見た目を気にするのか。

自分を自分以上に見せたいからなのか。

しかし、自分は自分でしかないのだから、

自分として、そのままに見えればそれで良いのではないか。

 

どうでもいいし、めんどくさい。

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2022年05月08日(日曜日)

05.08.会社或いは私と社員の距離が短い訳。

よく、色々な人からこう言われます。

「KeePer技研は、経営者と社員さん達との距離がすごく短いですね。」

お褒めの言葉としてありがたく頂戴しますが、

更にこう聞かれると

「社員さん達との交流に何か工夫でもしているのですか?」

何もしていないとしか返答のしようがありません。

特に何か特別な事をやっているというようなことはありません。、

しかし、

あえて、あるとするならばこんなことでしょうか。

 

会社の中で、誰が一番会社に貢献しているのかと言えば、

当然KeePer LABOのすべての現場スタッフであり、

その成功を世間に提供して貢献している営業スタッフだが、

その営業スタッフも、

かつてはKeePer LABO店舗での経験を、すべての者が積んでいるのだから、

その豊富な経験があってこそ、KeePerの営業職は務まる。

KeePerの技術開発の部門においてでさえ、

その活動を基本をKeePer LABOでの経験と、検証としている。

 

だから、すべてにおいて

この会社のベースはKeePer LABOの営業活動にあり、

社員全員がそれを当然のように納得している。

 

だから

「ネクタイ族(ホワイトカラー族)にツナギ族(ブルーカラー)が使われている。」

あるいは

「本社事務所に地方の営業所が支配されて、使われている。」

そんな

「やらせる側が、やらされる側に仕事をやらせている。」図式が基本的に無い。

 

組織としての役職の上下関係は、

それは役割(仕事能力と適性)の違いとしての上下であり、

人格としての優劣の上下なんかでは勿論ない事をよく解っている。

 

だから、

一人残らず、並列の人格を持った仲間達であり、

それぞれが持っている(或いは、獲得してきた)能力と適性で、

それぞれの役割が変わってきて、

それぞれの役割での力を十分に発揮してお客様に貢献することによって、

結果的に獲得した付加価値の大きさが変わり、評価も変わる。

その評価によって役割の組み合わせ方も変わってくるが、

いずれにしても、

どんな役割を果たす者であっても、

仕事そのものに「やらせる者」と「やらされる者」の違いはない。

 

だから極論すれば、

たとえば、私と、一人の社員では、

そこに人格の上下の差はなく、

役割の差があるだけなのだから、

そこには、例えば年齢の差としての「礼儀」(ここは大切)はあったとしても

人間として同列であり、

同じ会社に属して、同じKeePerを取り扱って、

同じようにお客様に貢献する”仲間達”なのだから、距離が遠い理由がない。

当然のように、

経営者である私達と、社員の誰であっても、

普通に、普通の言葉ですぐに話すし、距離が最初から近いのは当然。

 

とは言っても、

会社の経営者や上司が、

どんな考えと価値観を持っているのかが

最初から解る訳がなく、

普通は、何十年経っていても解る事はないだろう。

 

 

ところが、この会社の場合、

代表者が22年も前からほとんど毎日、

自分の考えと、感じた事を長々とブログで書き続けてきた。

(今日現在のナンバーが6,347。)

確かめたことはないが、

少なくとも1ケ月に80,000PV以上はあるので、

社内の人もかなり読んでくれているらしく、

自然に私の価値観と姿勢を理解してくれているのだろうか、

私が、現場に行ったりした時、

誰になれなれしく話しかけても、

誰も緊張することなく、平気で普通に(なれなれしく)話し返してくる。

 

つまり、自分のことをそのまま出し続けていると、皆が

「こいつは嘘つかなさそうだし、油断しても大丈夫そうだ。」と思うのか。

社員じゃない人でも、

ビックリするくらいたくさんの人が、

私の事をよく知っていて、

おかげで私は自分の事をあまり説明しなくても済んでいる。

 

それに、

私はほんの四年くらい前に体を壊して仕事量をうんと減らす前までは、

ほとんど毎週、何軒ものLABO廻りを続けていたので、

KeePer LABOの子達の写真は毎回何十枚も撮って、

今までトータルでは、たぶん何千枚(万枚?)も撮って、

ブログの上で紹介し続けた。

その時その時の自分の思いを乗せて、

みんなの写真を撮り、載せて、

自分の考え、価値観を持ってコメントを載せ続けた。

若い子たちとのコミュニケーションのキャッチボールのような感じで。

 

こんな事の続きの歴史が、

私を含めた経営者達とすべての社員達との

距離が短くなっている要因かも知れません。

 

 

と、それはそうと、

今、気が付いたのだが、

私の目の前にバラの花が花瓶に差されているのだが、

 

今日は「母の日」

我が子供たちからは、何のプレゼントも花も届いてない。

目の前の花瓶のこのバラの花は、間違いなく会社の駐車場に咲いていたバラ。

我が連れ合いは、

子供達から何も来ないので、

自分で会社のバラの花を切ってきて、花瓶に差しているのだ。

我が子供たち、君たちの母は

会社の駐車場に咲いていたバラを

自分で切ってきて、自分で花瓶に差しているぞ。

まずいぞこれは。

 

一昨日、たまたま撮った駐車場のバラ

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2022年05月07日(土曜日)

05.07.ハローキティーちゃん号になった、技術者塊満載の弾丸500系。

名古屋から姫路には「ひかり」で行って、

姫路から博多には、まず「こだま」で岡山に行って、

岡山から博多までは「のぞみ」に乗っていく事になる。

姫路から博多には直通の「さくら」があるが、本数が少ないので、

まず「こだま」に乗って岡山まで行った方が、最終的にうんと早かったのです。

 

時間がちょうど昼頃になったので姫路の駅で「駅弁」を買って、

ほんの25分ほどの乗車の間に食べてしまった。

駅弁は、売り場で「どれが、人気あるんですか?」と、おばちゃんに聞くに限る。

これは安い弁当だったが、おばちゃんの推薦通り大変美味しかった。

この駅弁売り場のおばちゃんは人気者で、きっと売上げ抜群だろう。

 

岡山からは8分乗り換えの「のぞみ」で博多駅へ走るのですが、

乗り換え前に、自分たちが岡山まで乗ってきた「こだま」の車体を見て、

私は、大変、驚いたのです。

なんと「ハローキティーちゃん号」と名付けられた可愛い車体だったのです。

ホームを歩いていた小さい子供が「あっ、キティーちゃんだ。」と大喜び。

山陽新幹線では一番遅い「こだま」を、500系の新幹線車両が使われている。

500系車両とは、何十年か前まで最速の新幹線車両として君臨していた。

最高速度320km/hで、

実際にも最高300km/hで運用されていて、

当時の花形車両であり、日本の新幹線を代表する車両でもあった。

 

その車体の断面は、

圧力に一番強く出来て軽くできる「ほぼ円形」で、

車両の先端はあくまで細く、長く、

超スマートで、極端なスピード重視の空力優先ノーズで、

ほとんど翼の無い飛行機そのものだった。

それに加えて記録的に強力なモーターと、計算しつくされたサスペンションで、

日本の記録的な最高速が記録され、

鉄道ファンには、最高のスピードと、

うっとりするようなスマートなボディの憧れの最新鋭列車であった。

しかし、

その後、700系の新幹線車両が造られた。

500系の車体の断面は”円形”。

700系の車体の断面が”四角”。

 

その断面積は、

500系の横幅(直径)が”100”だとすると、

断面積は半径✖半径✖3.14=50✖50✖3.14=7,850

対して

700系の四角で、横が100で縦も100だとすると、

100✖100≒10,000

つまり、

500系の断面積7,850に対して、700系は断面積10,000であり、

断面積の大きさは空気抵抗に比例する。

つまり、空気抵抗を減らしてスピードが出しやすくするには、

断然、円形の断面積のほうが有利。

 

しかも、

その表面積では、車両の長さは同じなので、

例えば長さを500だとすると、

500系の円形では、

100(直径)✖3.14✖500(長さ)=157,000

対して、

700系の四角では、

縦横2枚ずつで100✖500(長さ)✖2枚✖縦横=200,000

 

500系の表面積157,000に対して、700系は表面積200,000であり、

表面積の大きさは、その厚みを掛けると重さになるので、

500系の断面の円形の方が、

157/200と、断然軽くなって、そのスピードにも断然有利になる。

 

つまり、断面が円形の500系の方が、

スピードを出すという技術的な条件では断然有利となる。

 

かくして、500系列車は地上最速の弾丸列車となった訳だ。

当時の技術者は、スピードアップという命題に、

断面積が小さい=居住空間が狭くなる。

という宿命があっても

当然のように円形の断面の設計を選択した。

技術者としての追求が生んだ技術者魂満載の列車と言える。

 

しかし、次に開発された700系列車では、

500系で居住空間が狭くなったことは、

乗客からは不評だったので、

まず居住空間を広くすることを優先させて、断面を四角とした。

500系の頃よりも技術が発達して、より強力なモーターが出来、

しかもボディの素材に樹脂が多用されるようになり軽量化されたので、

スピードもある程度維持された。

さらに、

N700系になって、ハイテクが取り入れられ振動が制御されるようになって

乗客の乗り心地が格段に改善された。

こうなると乗客は、

断然700系、N700系の列車を好むようになって、

技術者魂満載の500系は、東海道新幹線からはずされ、

残された山陽新幹線からも「のぞみ」「ひかり」から外されて、

なんと一番遅い「こだま」の専用車両にまでなっていた。

 

それをスピード優先の、乗り心地のあまり良くない

弾丸列車の成れの果てだと思っていた。

 

それが今度は、ボディをピンクに塗られ、キティーちゃんがプリントされて、

「ハローキティーちゃん号」と名付けられ、

小さな子に「かわいい、キティーちゃん、好きっ!」と言われていた。

 

この様子を見たら、

500系を造った当時最先端の技術者たちは、泣いてしまうだろうか。

 

新幹線が造られた目的は、

最先端の高速鉄道でありスピードが命ではあるが、

その新幹線を使うのは、

あくまでも乗客であって、

どこまで行っても乗客が主役であり

スピードを出すために乗客の居心地を悪くしたら、

いかな弾丸列車でも、キティーちゃんになってしまうのだろう。

 

新幹線の世界でもはやり「お客様は、喜んでいますか?」なのだろうか。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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