谷 好通コラム

2022年04月22日(金曜日)

04.22.MRIの無駄に長い20分の異常なまでの集中力

今日は(も?)また色々な事がありました。

その中でもすごく辛い事が一つあって、

三年前に受けた脊柱管狭窄症を解消する手術の後の検診の為に

栄のセンターで20分間のMRI撮影をしたのです。

そのMRIの筒の中での20分がとても長く感じ、辛く、色々と考えてしまいました。

 

以下、MRIの中で考えた事。

日本全土に650店も展開が可能と考えられたKeePer LABOをどうするのか。

 

KeePerとKeePer LABOが、

ここまでお客様に支持されるようになったのは、

コーティングという商品としての謳い文句と、

施工した後の実際の効果が一致しているという

KeePerには当たり前の事が、多くのお客様に支持されたのでしょう。

 

しかも、

「お客様が喜ぶことが楽しみで、本気にキレイに施工したKeePer」は、

高いリピート率を実現したのと同時に、

その満足度が、強力な影響力を実現しているSNSで急速に拡がって、

少なくともKeePer LABO全店で、一昨年比平均約200%を実現しました。

 

この事実の一番の要点は、実に、

「お客様が喜ぶことが楽しみで、本気にキレイに施工したKeePer」であり、

それを作り上げられていることがKeePer LABOの最大の強みであり、

価値そのものであることを忘れてはならない。

 

なのに、この事業の計算上のポテンシャルである650店舗に目がくらみ、

数を追って、その本質を見失うところであった。

 

MRIの筒の中、無駄に長い20分間の中で、

KeePer LABOの本質を活かしつつ、

ポテンシャルを実現していく現実的なストーリーを描くことが出来た。

MRIの無駄に長い20分が、

異常なまでの集中力を生み出したのだろうか。

KeePer LABOの”本質”と矛盾するしかないと思ったポテンシャルが、

制限的ではあっても両立するストーリーを、組み立てることが出来たのだ、

 

このタイミングでのMRIは運命的であったのかもしれない。

MRIを終えて会社に帰り、

それを真っ先に社長に話した時、

650店舗を考えた時には無かったワクワクが、間違いなくあった。

これは本当に実現しそうな予感が持てました。

 

本日、直営店91店舗目の「KeePer LABO博多店」がオープン。

これから毎月複数店のオープンが続きます。

 

今日は、ワクワクです。

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2022年04月21日(木曜日)

04.21.私を含めて私達が欲しかったものは、もっと別の事だった。

昨日のコラムで、

「愛知26店舗✖25倍=全国650店舗の空想。」と書きました。

そして、今日はその事を何人かに話したのですが、

ちっともワクワクしてきません。

 

今まで

思いついた事を、書いて、何人もの人に話して、

そうしているうちに想いが膨れ上がってきて、

ワクワクが込み上がり、それが大きなモチベーションになって、

それを実現する力になって、ここまでやって来たはずです。

しかし、

今回の650店舗の話は、

その第一段階のワクワクが、ここに至っても全くないのです。

 

それに気がついて、あらためて思ったのは、

自分が欲しかったものは、

650店舗の実現から得られる富でも、勝利でも、制覇でもなく

それらが目的ではまったくないということで、

私を含めて私達が欲しかったのは、もっと別の事。

それにあらためて気が付いたのです

うっかり、私たちの原動力がどこにあるのかを忘れるところでした。

 

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2022年04月20日(水曜日)

04.20.愛知26店舗✖25倍=全国650店舗の空想。

人口約500万人の愛知県に、現在26店舗の直営店とFC店が1店舗。

昨年夏にオープンの蒲郡店を最後に、

直営店の愛知での新規出店は、今のところ具体的な予定はない。

その愛知での3月の平均売り上げは、

関東の80%程度とはいえ、一店舗当たり約700万円以上あって、

1店の残らず採算が取れている。

それでは、愛知県はこれでマーケット的に店舗数が限界かというと

まだ名古屋市内が瑞穂区とか南区、西区、港区など、もう少し必要なのと、

名古屋市以外にも津島市とか西尾市、新城市、豊田市に複数店など、

愛知県だけでも全部で35店舗は欲しいと思える。

少なくともKeePer LABOは現実に、

“26”店舗のすべての直営店が、黒字経営が出来ていることは事実だ。

 

では、日本国中で考えると、日本の人口は現在1億2500万人なので、

愛知県は、人口的には日本全体の”25”分の1程度。

 

とすると、

まだ余裕を持った状態の愛知26店舗✖25倍=全国650店舗が、

(35店✖25倍=ならば875店)

日本国中にKeePer LABOを展開しよう思った時の、

余裕を持った、しかし乱暴な限界値とも言える。

 

今、一件のKeePer LABOを造る為に大きなエネルギーを費やしている。

その一軒も、以前は

オープン後2年以上もリピート客を積み重ねないと採算点に届かなかったが、

しかし今現在は、店舗の造り方が進歩したことと、

それ以上に、SNSの発達によって、

お客様の良い評判での認知が急速に進んで、

ポジティブな認知がものすごく拡がり一つの臨界点を越したように、

新店を開けたとたんに多くのお客間様のご来店を頂くようになって、

オープン当月から採算点をオーバーするようになった。

もちろんその為のノウハウの蓄積は膨大で半端な量と質でないが。

 

ならば、急速に全国展開を進める事が

よく有るチェーン店の全国展開戦略となるのだが、

KeePer LABOは、とにかく、

一人一人の”人”がすべての付加価値を造り出すビジネスであって、

一軒一軒で提供されるサービスの価値の創出がものすごく難しい。

 

よくある外食チェーンのように

「セントラルキッチン」での付加価値の均質化が出来ない。

KeePer LABOは、品質の高いレベルでの維持が生命線である。

だからこそKeePer LABOのここまでの歴史は、他人には真似できないもので、

簡単にビジネスモデルの形だけを真似しても、中々上手くは出来ないのだろう。

だからこのビジネスでのチェーン展開は、未だにKeePer LABOだけなのだろう。

 

だからこそ、

全国に650店舗レベルの

愛知県レベルの密度での全国展開の可能性があるとするならば、

真っ先にKeePer LABOなのだろうけど、

がしかし、独力で考えるとあまりにも大変過ぎて、ぞっとする。

どう力を集められるかなのだろうか。

今日、この会社の十倍以上もある大きな会社のKeePerの大会に出て、

空想のように、色々と考えてしまったのです。

 

豊明のお寺にあった円空佛のような素朴な木彫りの像

今日の私の顔だったかもしれません。

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2022年04月19日(火曜日)

04.19.餃子の王将のホルモン味噌炒めと吉野家のシャブ漬け?

「餃子の王将」には、私はあまり行ったことがなく

昔から何となく安っぽい=美味くないというイメージがあった。

しかし、みんなが美味しいというので、今日の昼ご飯に行って見ました。

 

「餃子の王将」の店舗、

駐車場は結構混んでいて店内に入っても席は埋まって繁盛していた。

店内もきれいで意外と良さそう。メニューも豊富で食欲がそそられる。

私は、とっても迷いながら決めたのが「ホルモン味噌炒め定食 850円」

これが、ビックリするほど美味かったのです。

ホルモンと言っても脂身がほとんど取り去ってありヘルシーになっている。

味噌は赤味噌だがうまく調味してあってとっても美味しい。

しかもさすが餃子の王将だけあって半端ない量の多さで、

お腹も大満足。850円!

店の人たちも、バタつかず、イラだっていず、

ものすごく普通のパートさんで清潔で、ストレスなく、

不快がまったく無く、感じが良かった。

一緒に行った鈴置専務と「ここは、また、来よう。」と、言いながら帰った。

 

やっぱり食べ物屋さんはまず、第一に「味」と、

「清潔」と、「不快なく」、「感じよく」。

私は今日の一回で

すっかり「餃子の王将」のリピーターになったような気がします。

 

それに比べて、

帰って来てからのテレビで見た「吉野家」のニュース。

牛丼の吉野家本社の役員が、

大学の講師として出たセミナーで、

女性客をリピーターになってもらうマーケティングを、

「生娘をシャブ漬けにする。」と表現して、

極めて不穏当な発言であるとして問題になっていた。

 

私は吉野家の牛丼を、食べるのは大好きだが、

客を見下したような姿勢でのマーケティングを、

本社の役員がしていると伺えるような会社の牛丼は、

さすがに、気分が悪くてしばらく行く気にならない。

 

「リピーターお客様作り」は店舗の一番大切な要素。

それを「生娘をシャブ漬けにする。」とは、下品極まりなく、

その役員が解任されたのは当然だが、

吉野家の傷は深く、しばらく回復することは無理だろう。

こんな、つけ上がったバカな役員の下品な発言のおかげで、

現場で働くスタッフたちの努力が台無しになる事に、強い怒りを感じる。

 

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2022年04月18日(月曜日)

04.18.やっとKeePer LABOの型がいくつか見えて来ました。

この4月の22日に91店目のLABO、博多店がオープンしますが、

それまでに、昔、三重県で芸濃店を開店三か月後に閉めており、

神奈川県の相模原店ではブース増築が出来ないので閉めたりして、

あるいはリプレイスやリニューアルで壊した古い店舗が何十軒もあるので、

今までに造った店舗は120~130軒はあるでしょう。

 

これだけの店舗を造ってきて、

その店でコーティングと洗車の専門店として運営して来て、

なかなか繁栄できない店舗もあって、改造して来て、

やっと、KeePer LABOの店舗デザインのパターンが、

何種類かの型になってきたような気がしてきました。

 

共通して言えるのが、

1.コーティングブースが、

最低4台分、多くの場合6~7台分、最大10台分以上。

密閉できる空間で、断熱処理が施され冷暖房の空調設備が完備される。

2.洗車は、快洗ROが複数配備で

洗車と仕上げが同じ場所で出来るような設備で3台~5台分で十分。

3.お客様の入店の場所が正面にあって、

出来れば、バックせずにいずれかの作業の場所に移動出来る。

4.待合室からは出来ればコーティング作業が直接見える。

 

店舗全体のレイアウトは、

降雪地帯では、すべての作業が屋内で出来る事が必要なので

大きな建物で倉庫改造型が札幌店で、靴流通改造型が郡山店、蒲郡店、

全天候型で新たに造ったのが、一宮店が最初で、

山形店、前橋店、手稲店、白石店、5月・富山店なども、この型の延長だ。

 

古典的な岡崎店のような「L字型のパターン」は、

②の改造で、①の要素も実現できて、キャパシティがぐんとアップする。

この改造を鈴鹿店にも応用して鈴鹿店のスタッフたちにも大好評だ。

角地の比較的正方形に近い立地に向く。

このL字型パターンで8月予定の小倉店も造る。

 

そして最近の成功パターンで、姫路パターン。

角地に立地したコンビニの居抜き改装に、良く合う。

4月オープンの博多店など、すでに3店舗に適応させる予定。

 

そして、ブースを横にずらっと並べ、

その前に洗車のスペースを通過型のように配置する大府パターン。

6月の京都伏見店もこのパターンの変形。

この型に改装して大幅なキャパシティアップをはかれる店舗が何軒もある。

 

店舗全体をテントで構成した八王子店の変形で、

大府パターンを変則的に取り入れたパターン。

鶴見店から何軒かが派生する。

 

今まで、その立地と地形に合わせて、

一軒一軒、ゼロからアイデアを出し合って造ってきたKeePer LABOだが、

ここに至って、少しずつパターン化されてきて、

また、SNSでの知名度の上昇ぶりと、新しいサービスの好評ぶりが重なって

新店オープン、即成功のパターンが確実に出来るようになってきた。

 

こうなると、新店オープンのペースを一気にスピードアップしたくなる。

その為に何をどうすべきか。

人・モノ・金の要素をどう高次元で実現できるか。

事業は、すべての人が喜べるように仕組めば、意外とシンプルなものだ。

それが一番楽しいし、みんなが喜ぶことがとにかく一番面白い。

仕事は面白すぎて、

つい、自分の限界を忘れてしまいがちだ。

そこが一番のネックになるのかもしれない。

私は、くれぐれも調子に乗ってはならないのだ。

のんびり、のんびりと、・・さぼりながら・・。

 

オープンして四か月目の一昨日

札幌の雪融け需要をうけ、一日で180万円以上の売上げを上げた。

新店.KeePer LABO白石

絵はオープン前のパース図。

この型とほぼ同じデザインで、5月にLABO富山店がオープンする。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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