谷 好通コラム

2022年04月17日(日曜日)

04.17.三月から四月にかけて、終わったり、始まったり、

昨日、やっと私の撮影の出番が終わりました。

私の最後の出番は「ツナギ姿」でポリッシャー作業とQシステムの作業。

ツナギ姿自体が20年ぶりで、

ポリッシャー作業は、私の姿がヨタヨタ過ぎて、余りにも危険を感じさせたのか、

結局、増田君に代わってやってもらい

Qシステム、すなわちピュアキーパーの原型の作業の撮影は、

これで最後の私の出番なので、これぐらいは自分でやりたいと思って

体中に渾身の力と、目力を込めて、

わずかな時間ながらもヘロヘロになって、最後のOKをもらいました。

昨日で私の一週間連続の取材撮影が終わった訳です。

 

昨日は同時に、

ポツンと一軒みたいで、しかも大繁盛KeePer PRO SHOPとして

福島県川俣町の㈱誉田・駅前SSの取材と撮影も終わり、お疲れさまでした。

三浦部長、ありがとうございました。

 

とは言っても、まだ東京では、

今日、広報の中村課長立ち合いでV字回復店の取材があって、

明日は、いよいよ日本最高の売上げ実績のKeePer PRO SHOPの取材と

その経営者の方への取材が続いて、

それでやっと、取材撮影の類がとりあえず全部終わりになります。

しかし最後の最後に、

スタジオでの収録があって、それで本当の終わりで、

しかもそれが、私にとっては本当の本番になります。

 

 

今期は、年末近くに大きめの手術があって、

その手術自体はかなり大がかりだったのですが、

命にかかわるような種類の手術ではなく、しかも完璧に成功し、

術後の経過も良かったのですが、術後二か月経った頃、

手術とは直接関係の無い傷口から怖い細菌が入って、

けっこう危ない状態になったのですが、

担当の先生の素早い判断と行動で何事もなく済み、

しかし大きく切り開いた洞窟のような傷口の癒しに時間がかかったりしても、

無事に済み、保険的に小さな手術を最後に、

3月1日に最終的な退院をしました。

 

その後の体調と生活と仕事は、自分でもびっくりするぐらい絶好調で、

とくに精神的に、十年位前のように充実した建設的な発想と積極性に戻りました。

だから、今回の取材撮影も気持ちよく出来たのかもしれません。

 

3月1日以降、とても一か月分とは思えないほどのたくさんの事があって、

でも、その前も後も含めて、

社長や専務、部長、マネージャー達やすべての仲間達が、

いい仕事をしてくれていて、会社はよく成長して、よく物事が進みました。

特にKeePer LABOの発展ぶりには目を見張るものがあります。

 

年末からこの三月までにかけて、

私の中にたまり切ったものがすべて解決し、解消して、

三月から四月にかけて新しい次元の、新しい段階が始まったように気がします。

今回の取材と撮影がどのように影響を与えるのかまだ分かりませんが、

小さくはないでしょう。

そういう意味では、四月から新しい何かが始まったとも言えます。

 

 

 

四月から始まったと言えば、

スーパーGT選手権の2022年シリーズが第一戦岡山から始まりました。

 

今日の岡山へは、

賀来社長が一人だけが行っています。

岡山戦には約百名の応援団が駆け付けていますが、

広報関係者は取材撮影への同行で東京に行き、不在であり、

営業連中も商品の説明会や技術研修会・応援などで土日もびっしりで、

LABOの連中も四月の店舗の大忙しに、土日を空ける事が出来ません。

特に、

北海道の3店舗は、雪融け需要の爆発が始まっていて、

先月オープンしたLABO白石店でも昨日100万円、今日は180万円と、

信じられないような需要爆発を生み出していて、

鈴置専務は、いつものこの雪融け需要を見越して今日はSGT岡山戦に行かず、

北海道に駆け付けています。

この四月、また新しい時代が始まりそうです。

 

私は、撮影の予備日であることと、昨日ヘロヘロになったこともあって、

今日は家にいて岡山に行っていません。

今年初のSGT岡山戦はテレビのスカパーです。

(次戦の富士スピードウェーは必ず行くつもりです。)

だから、本当に、

岡山戦のスーパーGTに同行しているのは賀来社長だけで、

気の毒ですが、全部自分でやったようです。

しかし、その結果、

我が#37 KeePer TOM’S GR SUPRAは、

予選13位(15台中)でスタートして、

(同じSUPRAの#14 ENEOS SUPRAが優勝する中、)

11位でひっそりとゴールしていました、

 

昨年までの#37は、

エースドライバーの平川選手が岡山をホームコースとしていたこともあって、

何年間か連続で優勝をしていましたが、

今年はドライバーが若い宮田りとも選手とサッシャ選手に代わったため、

第一戦は慣熟走行の意味合いもあって、こんなものです。

元々の速さがピカイチな二人の選手は(舘会長いわく)、

これからどんどん速くなってきます。

そして勝ちまくる予定です。きっと、

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

写真は、三年ぶりに送られてきた中村カメラマンの予選での写真。

コロナ禍の関係で、やっと写真撮影の為にコースに入れるようになったという。

 

満天星と書いて「どうだんつつじ」と読むのだそうです。

春が終わりつつある時、最後まで咲いている八重桜

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2022年04月15日(金曜日)

04.15.明日は二十年ぶりに、ツナギを着ます。

日頃、特に営業のスタッフには報・連・相の徹底を言っていますが、

中には何か問題が発生したり問い合わせがあると、そのたびに

そのままこちらに「相談」として話を持ち込んでくる者もいますが、

本人は、報告と相談を徹底しているつもりでいるのですが、

それではその本人はただのメッセンジャーボーイと化している事になります。

 

そんな時にその営業スタッフには、

「相談してくることはいいが、その問題に対して自分なりの考えや、

自分で出した結論を添えて相談してこないと、ただの問題の丸投げになって、

それでは君がいる意味が無くなってしまうよ。」と言います。

 

会社が発展していく中で、

それぞれのスタッフが、こちらの言うことに対して、

忠実になろうとしてくれている事は、一面、ありがたい事ではありますが、

報・連・相の意味を自分でも考えてくれないと、

単なる服従、盲従になって、

その人の学習と成長の意味を失ってしまう事になります。

 

と、それはそうとして、

10日間続く予定のテレビ番組の撮影が半分を過ぎて、

かなりくたびれてきました。

撮影はものすごく細部にまでこだわるので、

30秒程度の1カットの為にも丸1日かかる事もあって、

体力的にとは別に集中力が切れそうで、本当にくたびれます。

 

それも、絵だけが出来上がればいいというものでもなく、

本当の事、本物へのこだわりが相当強く、

だからこそこの番組が世間から信頼されているのだろうと思い、

せっかく取り上げていただいたのだから、

こちらも真剣に、一生懸命やらなくてはいけません。

私の出番があるのは、あと二日だけ。

明日は昔の私が出てくるので、二十年ぶりにツナギを着ます。

一体どうなる事やら。

 

今は、春だからまだいいのですが、

これが真夏であったり、真冬であったりしたらとんでもない事になっていそうです。

春で良かった。

 

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2022年04月14日(木曜日)

04.14.自分が正しいと思うようになる危険が存在している。

会社が急激に発展して、大きな組織に成長している過程で、

その実力が全く着いていないまま、

役職が上がり、部下が増えて行くと、

人は共通して「正しい自分」になっていくような傾向があります。

 

特に部下が増えると、

その部下達よりも上に立った自分は、

すべてにおいて正しいから上に立ったのだと勘違いして、

「部下の言うことは間違っていて、

すべてを正しい自分が正さなければならない。」と、

部下を押さえつけ、

自分が正しい事を前提として「自分の真似をしなさい。」と言う者まで出る。

ここまで勘違いする者は、

あまりにも自分が正しいと勘違いしすぎているので

その人はそのレベルに留まるどころか道を踏み外しかねない。

 

そこまではないにしても、

部下もそれぞれに自分の価値観を持っているのだから、

違う価値観を持っている上司の言うことが、必ずしも正しいと思う訳がない。

もちろん上司は、部下よりも経験が多く、

それなりの実績を持っているからその役職になっているので、

上司から部下への指示は、もちろん有効であって、

指示は適時行われなければならないが、

その指示には、必ず「なぜ」が必要だ。

理由も言わずただ命令しているだけだと、

理由が解らないままでは、

部下にはそれが明らかに間違っていると思われることもあり、

ただ反発を感じるだけで、スムーズなチームワークが出来る訳がない。

 

しかし、これはむしろ特殊なケースで、

もっと一般的なのは、

昇進して、役職が付き、部下が出来てきて、

たとえば課長になると、なったとたんに課長の実力を持ったつもりになって、それで自分は正しいと錯覚してしまうと、

本当の意味での課長の実力を身に着けるための「学習」をしない者が多い。

そして「課長らしくしなくては」と、

まず、課長のような言動と態度になってしまって、

課長としての知識のレベルや実力にはるかに及ばない名前だけの課長を続け、

自分は正しいと思い込み続けていると、やがて落ちこぼれてしまう。

課長になったら、まず、

課長の実力がまだ無い今の自分を「このままではダメだ」と、否定して、

正しくない今の状態から脱するための学習が出来なくてはならない。

 

昇進した自分が、とたんに、より正しく思えたらそれは危険信号で、

昇進したら、更に

今のままでは自分が正しくないと自覚できる人間が正しく成長できる。

そういう人なら昇進し続けても、

成長し続けられるので、どんどん昇進させることが出来る。

しかし逆に、昇進したとたんに正しいと思ってしまう者は、

逆に役職を落とさなくては、まだ全然正しくない事に気が付かない場合も多い。

 

今後も、よりスピードアップして組織が拡大しようとしている時、

より多くの者が昇進していかねばならない時でもあるのだから、

全員が、今のままではイカンと感じ、正しく成長できる自覚が必要になる。

 

 

レースカーにも使われ、

タイヤカスなどのしつこい汚れからもボディを守るEXキーパーは、

今、ユーザーからの圧倒的な指示を得ています。

この支持を得られ続けている間は、、

このビジネスは成長し続ける事は間違いないのだろう。

ただし、私達自身も、正しく成長できるならば。

 

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2022年04月13日(水曜日)

04.13.春と思ったら、すぐ暑くなってしまいました。時の流れは早い。

つい最近まで、桜が咲いた話題でいっぱいでしたが、

仕事に忙しくしていて、ふと気が付けば、

暑くなってワイシャツの袖をまくり上げていました。

春は、ほんの一瞬ですね。

 

今週の初めからテレビの取材撮影が入っています。

色んなシーンを撮るので、全部で10日間ぐらいかかり、

お客様への取材や、各地での取材も入るので撮影班も本当に大変ですが、

私を含めて、みんな結構大変です。

特に、私はスケジュールの変更を皆さんに相当お願いしたので、

私との予定が入っていた皆さんには本当にご迷惑をおかけしてしまいました。

申し訳ない限りです。

 

何の番組の撮影なのかは、また、きちんとご報告をいたします。

しばらくお待ちください。

 

 

季節の変わり目にKeePer LABOは忙しくなる傾向がありますが、

温度変化も激しくなるのでスタッフが体調をくずすことが心配になります。

でも、昨日は火曜日だったので、大半の店舗が定休日であり、

スタッフの大半がゆっくりと休息を取れるので、私たちもホッとする一日です。

KeePer LABOの最高責任者である鈴置専務も、

昨日はゆっくりと(?)面接をいっぱいしていました。

 

KeePerのビジネスも、お客様からのありがたい評判が

SNS、特にYouTubeのおかげで急速に拡がったのか、

ビジネスそのもののフェーズが変わってきている事を強く感じます。

 

今日の昼、撮影隊はLABO江南店に取材ロケに出ていたので、

私は時間が少しできたので、

昼ご飯に隣町の「ぼてふく」に行ってみました。

 

「ぼてふく」は昔からの古いお好み焼き屋さんです。

独特の分厚いお好み焼きで、私と妻はそれが大好きでよく行きました。

お爺さんと娘さんが主役で、鉄板でお好み焼きを造っていたのですが、

一年ぐらい前、お爺さんが足か腰を痛めて入院したようで、

しばらく店を閉めていたのです。

それが何か月か前、しばらくぶりに「ぼてふく」が店を開けたのです、

たまたま店の前を通りかかった時に気が付いて、

大喜びで入ったのですが、

久し振りの再開店を待ちかねたファンの客がいっぱいで、

しばらく待たされましたが、

久しぶりに食べた「ぼてふくのお好み焼き」は絶品で、

すごく嬉しかったのですが、

病院から退院してきた80才過ぎのお爺さんは、

店の鉄板の前に出てきていましたが、

腰に手を当て足を引きずっていて、それは痛々しい姿でした。

だから、実際のお好み焼きは娘さんが焼いてくれたのですが、

味は「ぼてふくの味」そのもので、私たちは大満足したのです。

 

しかし何か月か前、その次の機会に「ぼてふく」に行った時には、

店が閉まっていて「一日おきの営業にさせていただきます。」と、

営業の曜日が書かれていてのです。

やはり、あの痛々しい姿では、毎日営業するのは無理だったのでしょう。

 

それで、今日、営業しているはずの曜日だったので、

恐る恐る、また行って見たのですが、

店はやっぱり閉まっていて、

「三月いっぱいを持って閉店します。」と張り紙が貼ってありました。

お爺さんは、

寝たきりになったのでしょうか。

はたまた、まだちゃんと生きているでしょうか。

悲しくなってしまい、妻と二人で言葉が出ません。

 

三十年以上前、初めて「KeePer」のケミカルを造る時に

大変お世話になった人から電話があり

「がんの転移で後○ヶ月の最後通告をされました。本当に世話になりました。後の者をよろしくお願いします。」と、お別れの電話です。

胸が詰まって、言葉になりません。

 

 

ビジネスが新しいフェーズに入ったと同時に、

どんどん時間が経って、世代交代もいやおうなしにやってきます。

私も、また仕事の舞台にすっかり元気になって戻ってきましたが、

このままのあと二十年の時間がある訳がありません。

また元気に戻って来れたこの機会に、

本当の世代交代を考えに入れた上で、

新しいフェーズに入ったこのビジネスの在り方と、役割を考え、

新しい時代づくりに、具体的な行動を起こす時なのでしょう。

ライラックの花が満開です。

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2022年04月10日(日曜日)

04.10.どんどん忙しくなるが、覚悟を決めて行くしかない。

KeePer LABOの忙しさは、4月に入ってどんどんエスカレートするばかりです。

申し訳ないことながら、4月1日から5%の値上げをさせていただいたのですが、

4月からのご来店も、3月にも増してご来店をいただき、

どの店舗も半端ない忙しさで仕事をさせてもらっています。

 

KeePer LABOの店舗には4月から新卒入社の新人が73名配置されましたが、

もちろん技術はこれから学ぶ訳で、戦力になるにはまだまだです。

むしろ先生が必要になるので、店舗としてはしばらく大変になります。

そんな状態でも人時生産性の計算はスタッフの一人にカウントされるので、

今の報告に出てくる人時生産性の数字は、

実際の戦力で計算したよりも小さ目で出てくるはずなのですが、

すでに、昨日までで

大忙しの危険レベルを越して8,220円/人時までになっていて、

この先何らかの手を打たねばならない信号が出ています。

 

今日、日曜日はまだ集計は出ていませんが、

今日の各店舗の激しい日報報告から類推すると、

そのまた上のレベルに達したことは間違いなさそうです。

 

おかげさまで、店舗はどんどん忙しくなる一方ですが、

喜んでばかりいては、すぐにみんなが疲弊して困ってしまうので、

人員確保の手段を別の次元にまでエスカレートしんければなりません。

また、何らかの提携を模索するなり、

今の需要に応えるために新店の出店を強化するなり、

思い切った展開を真剣かつ具体的に検討するなり、

覚悟を決めて、

今の需要を確実に受け止めて行く施策を取って行かねばなりません。

 

もう、本格的な春がやって来ていて、ゆっくりしている間は有りません。

 

もっともっと忙しくなる予感がします。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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