谷 好通コラム

2025年02月28日(金曜日)

02.28. 妄想その1、KeePer LABOとカーシェアリングの可能性。

私はカーシェアリングについてはほとんど何も知らない。
その上で、たとえば私がユーザーだったとしたら、と、こんなことを考えた。

 

私は、車が大好きで、いろんな車に乗り換えてきたが、
それは。自分の車として所有する事自体が一つの楽しみで
所有欲が満たされる要素が大きかったからです。

 

そうでなければ、車は必要な時に使えればいいだけなので、
必要性とコストパフォーマンスを考えれば
この方が絶対に合理的で、多くの人がカーシェアを選択するはずです。

 

それでも、なかなかカーシェアリングの普及が進まないのは、
まだ普及の度合いが低くいので、
ユーザーにとっての利便性が欠けているという理由だけではないようです。

 

新型コロナの蔓延時期に、
普及が特に滞ったことを考えると、
「人が乗った後に、そのまま、自分がすぐまた乗る事」
それ自体が嫌だったのではないか。

 

新型コロナの騒ぎが収まった後でも街にはマスク姿の人が多くいるのは、
ウィルスだけが現実的な問題ではなく、
顔も知らない「他人」そのものに拒否感があるとしたら、
特に、それが女性に強いのは容易に想像出来るので、
カーシェアリング普及の大きな壁になっている事は、間違いなさそうです。

 

ならば、
ホテルの部屋でも同じことが言えそうだが、
ホテルの部屋ならば、皆(女性でも)、抵抗なく使っているのは、
自分がその部屋に入室する前に、すでに部屋の掃除がしてあるからでしょう。
ならば、カーシェアリングの場合でも、
自分がその車に乗る前に、洗車と車内清掃がしてあればいいのではないか。
そして、ハンドルに「掃除済み」の紙でも付けてあれば、安心なのではないか。

 

現在のカーシェアリングは、
その多くが貸し駐車場の会社が運営していて、
基本的に「無人」であり、それが出来ない運営構造にあることが、
カーシェアリング普及の限界になっているような気がするのです。

 

ならば、そのカーシェアリングの基地がKeePer LABOだったらどうでしょう。
三台分ぐらいのスペースにいつもカーシェアの車が止まっていて、
その車を利用して、返却したら、
無条件でKeePer LABOが洗車と簡単な車内清掃と「除菌」をして、
(自浄効果のKeePer施工済みの車の洗車は、純水を掛けて拭き上げ無し。
車内清掃・除菌は簡単な掃除機掛けと次亜塩素酸水の少量噴霧)
そして、清掃された車には「清掃済み」の紙がハンドルに付けられる。
その車をまた、カーシェアの待機場所に返す。
利用者はカーシェアの定額料金と、
一回利用して返す度に清掃料(1,000円ぐらい?)を課金される。

 

そうすれば、KeePer LABOとしても、
カーシェアリングビジネスの収益に加えて、
クルマを利用するたびに1回1,000円程度の収益が加われば、
カーシェアの利用頻度も上がって、収益的にも成立するのではないか。

 

何はともあれ商売は、いつも何を見ても、何を知っても、

お客様の気持ちになって、考えなくてはならないのです。

 

最近、すごく気に入っている「麺処 サガミ」に

お祝いの時にという案内のパンフがありました。

これは、実際に売れるのかどうなのかは分かりませんが、

お客様の頭にしっかとインプットされるでしょう。これはいいですね。

 

 

 

 

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2025年02月27日(木曜日)

02.27.ポカポカの今日、ほんの一瞬の春だそうですが。

今年の冬は「最強最長の寒波」という言葉を、何度聞いたでしょう。
東北地方と北陸地方は、
普段の冬は、そんなに雪が多くないのですが、
今年だけは別格の大雪で元気のない実績報告。
だから、今年の東北地方と北陸地方は、もう全店ボロボロです。
今年の二月は、みんなとても元気で、いい結果ですが、
全体の約10%の東北と北陸だけが低調です。
他が良いだけにそのボロボロぶりが目立って、気の毒なくらいです。

 

しかし同じ北国でも、北海道は、
いつも冬は雪に閉ざされるので、
少々雪が多くても、何の影響も出ていません。いつも通りです。
その北海道は雪解け後、
道路が乾いてくると毎年、超大忙しになって、
4月、5月、6月ぐらい迄は、LABO札幌店(or白石店)が全国一になります。
下手すると7月迄、北海道のLABOが全店の中で1番の実績になるのです。

 

それを知っている”北陸”の地区担当が、
3月以降、雪解けになるだろう北陸のLABO店へ、
スタッフ応援を、中部LABOの地区担当に、嬉しそうに頼んでいました。

 

今年は2月まで雪が大変多かったので、
3月からの雪解け後のラッシュを、
4月以降の北海道のLABOのような大ラッシュを期待して、
北陸への応援依頼に力が入っているのでしょうか。微笑ましいことです。
東北のLABOも、東京へ応援を依頼しているのでしょう。

 

季節の変わり目を、
こんな事で感じるのは、
とても素敵で、いいですね。
この事業をやっていて良かったと思う事の一つです。
今年の二月もあと一日だけになりました。
今日のポカポカも、ほんの何日かだけで、
また寒くなるとは言っていましたが、間違いなく春はやってきます。

 

倉庫裏の池の土手に今年もまた、水仙の花がびっしりと咲きました。

一本摘んできました。

今年の全般的には活発な二月が終わって、
いよいよ毎年恒例の「スプリングフェア」が始まります。
それに加えて、4月からは、
キーパーコーティングなどのサービス商品(洗車は除く)の値上げがあります。
およそ5%値上げのお願いですが、
その為にも3月ご来店のお客様を、4月に残す訳にはいかないので、
3月から4月にかけてのスプリングフェアを、
全店が、全力をあげて確実に提供していかなくてはいけません。

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2025年02月26日(水曜日)

02.26. 正しく、決して暴言を挟まず平たく、冷静に淡々と

上司が部下に注意をすると
「言われてる事は分かるけど、言い方が~~~っ」っというのが、
最近のよくあるパターンだと若い責任者が嘆いていることを、聞いた。
間接的に聞いた事ではあるが、何とも切ない話だ。

言われている事が正しいと思っても、
その言い方が悪ければ、反発したとしても、それも正しい。ということだ。
最近、特によく言われるパワーハラスメント問題で、
本当にみんなが気を付けなければいけない問題です。(勿論、私を含めて)

 

仕事上の注意、
それも放っておけば一大事を伴うような重要な注意であっても
その言い方に感情を伴った言い方をすれば、
言った本人がそのつもりがなかったとしても、つい、
高飛車に押さえつけるような言い方になっていたとしても、おかしくはない。
そこは一つ深呼吸でもして、
キチンと正しく、決して暴言を挟まず平たく、冷静に淡々と言えばいいのか。
それでいいという事だろう。

 

言っていることが正しかろうが、何だろうか、
その言い方が厳しく、
言われている人の気分を害すれば、
その時点でNGという事にもなる。

 

これは仕事に熱を持ってやっている人にとっては、とても厳しい。
熱中して仕事をしていると、
つい、言葉も感情的にもなりやすい。
しかし、だからと言って、
仕事上の部下に、その感情をそのままぶつけてもいいという事はない。
過去には、上の者が自分のうっ憤晴しで
職場で八つ当たりするのは、日常茶飯事であった。
そんな時は、職場の人達は触らぬ神に祟りなしで、皆が我慢していたが、
今は、むしろ会社としても、
従業員の一人一人が自らの意志を持って仕事をすることを求め、
従業員自身も、
自分の意思を表に出す事を一人一人として求めるようになった。

 

今、従業員の一人一人が、自らの意思で働ける職場が求められていきす。

 

「お客様の満足(CS)と従業員満足(ES)の同時実現。」がKeePer の真髄である。
そこに、やらせる・やらされるの人間関係は入り込めない。
今、従業員の一人一人が、
自らの意思で働ける職場が求められています。
そこには、パワハラの入り込む余地はないはずで、
「言い方が~~~。」なんて、切ない言葉がはびこる余地はないはずです。

 

下の写真は、一見何の関係もない写真に見えますが、
実は、この狭い空間には、一切のパワハラが入り込む余地がありません。
喫煙室は、私が一服する場所であると同時に
私をキャッチ(待ち伏せ)する絶好の場所でもあります。

毎日いっぱいの「報告」と「相談」が持ち込まれ。

私は一服しながらいっぱい仕事をしています。

しかしこの写真には、
待ち伏せの最多の常連、佐伯Mと中島課長が映っていません。

 

ついでに、今日届いた2025年仕様の、№61の写真。

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2025年02月24日(月曜日)

02.24.人間は食物連鎖から自立して自然を破壊。AIは人間から・・・

一応、人間も動物の一種なのだから、
昔は。人間も生態系の食物連鎖の中にきっちり組み込まれていた。
生態系の食物連鎖とは、
インターネットに書いてあった文を引用すると、
—————————————————————————-
植物が光合成で養分をつくり、その植物を草食動物が食べる。
その草食動物を肉食動物や雑食動物が食べる。
動物が死ぬと、
微生物が分解し、その養分を植物が取入れる。
このように、生物がそれぞれの役割を担当しているのが生態系の食物連鎖だ。
——————————————————————————

 

しかし人間は、
農業で植物を育てて作物として収穫するだけでなく、
漁業でも自然の中から獲るだけでなく養殖で魚を育てて収穫するようになり、
動物は昔から種を改良して家畜化し飼って、食べている。
農業はさらに、自然の中でだけではなく農業そのものを工場化している。
人間自らも死んで微生物に分解されて自然に帰ることはなく火葬されている。

 

人間は、自らが食べる物はどんどん工場で生産されるようになり、
死んでも焼かれて灰になって自然の食物連鎖に戻らず、
食物連鎖からだんだんはみ出してきて、
いまや、人間は自然の生態系・食物連鎖から「自立」したとも言える。

そうなると、
人間は、自らも自然の一部であった事を忘れ、
人間は自然を制し、自然を超越したかのように、自然を破壊し始めた。
それでも人間は自立しているのだから平気だと思っていたが
しかし、自然の生態系の要素の1つ
「無機的環境=光・水・大気・無機塩類」を汚し、バランスを乱して、
地球の気候変動、温暖化、
沸騰化という取り返しのつかない事態に進行しつつある。
しかしその進行が人間の感覚的には”ゆっくり”なので、
今を支配する権力者たちは、
今の自分の権力、権益にしか興味がなく、
破滅までのスピードはむしろ増すばかりで
引き返せない状況になるまでに、
あと何十年かの猶予しかないと言われている。

 

しかし、もう一つの「自立、破滅」が、もっと近い所にあるのではないか。

 

AIは、今は、人間が開発してプログラムしているが、
人工知能というものは、作られた通りに動いているだけでなく
自らが学習して自ら進化しているところに特長があって、
しかも一度学習したことは、
人間みたいに忘れるという事がほとんどないので、
速いスピードで、かつ正確に進化して、
人間が外からプログラムすることなく、AIの自己増殖が始まるのではないか。

 

人間が、紀元前何万年前から2025年までかかった進化を、
AIは、その何千分の1、何百万分の1、何億分の1の時間で進化を果たし、
ふと気がついたら、そこに原始人並み知能のAIがいて、
次の日に江戸時代並みのAI、その次の日にはもう現代人並みのAIがいて、
また、その次の日には人類をはるかに超越したAIがいて、
人間が自然の生態系から自立したように、
人間から自立したAIに進化している。なんてこともあるのではないか。

 

そうしたら、
自然の生態系から自立した人間が自然を壊しているように、
人間から自立したAIは、
不用になった人間を壊し始めるのではないか。

 

世界中のAIがネットワークで連携するのはたやすいことなので、
人間が、自らの種の危機に気付く前に、
人類滅亡の為のフォーメーションが出来上がって、
あっという間に勝負がつき、
何事もなく、人類のいない平和なAIの世界になってしまう。なんて・・・

 

昨日、映画AIのことを書いて、
あれからまた、ずっと考えていたらこんな妄想が湧いてきたのです。

 

妄想が、人類のいない平和なAIの世界にまでなったところで、
何とか人類が生き残る方法も考えたいものです。

 

今年の最長最強の寒波・大雪も今日で終わり、
明日からは暖かい日になると、テレビの天気予報で言っていました。

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2025年02月23日(日曜日)

02.23. 2001年、スティーブン・スピルバーグ監督「A.I.」という映画。

A.I.」Artificial Intelligence(人工知能)

2001年の映画ということは、私が48歳の時の映画という事になるが、
私は、自分が学生の頃に見た映画だと思っていました。
2001年と言えば、このブログを書き始めた年で、
KeePerの拡販で、毎日全国を駆け回り、毎日スクールをやって、
一番活発に動いても、物事がなかなか進まずに苦しんで迷っていた頃です。
何のきっかけで、この映画をどこで見たのか憶えていませんが、
ものすごく感動した記憶があります。
私が今までに見たたくさんの映画の中で、最も感動した映画です。

 

人工知能と人の心、プログラムと愛、
不変と不安定さ、裏切り、機械と人間。
そして2000年後、
当然、人間は滅びていて、自立した人工知能が、
「プログラムされた”愛”が奏でた人との物語」に感動する。
そんな映画だったでしょうか。

 

 

映画「A.I.」のストーリー  Wikipediaより
——————————————————————————-
地球温暖化が進んで一部の海に近い土地が沈み、妊娠・出産に厳しい許可制度がしかれ、人間の代わりに多くの資源を必要としないロボットが活躍する近未来。その時代に人間と同じ愛情を持つ少年型ロボットとして開発されたデイビッドは、彼を製作したロボット製造会社の社員、ヘンリーとその妻モニカの元へ試験的に送られる。夫妻には不治の病を持つ息子のマーティンが居たが、現在は冷凍保存で眠っていて目覚める保証はなく、実質的に子供がいないのと同じだった。

自分を起動させたモニカを永遠に愛するようプログラムされたデイビッドだったが、マーティンが奇跡的に病を克服して目を覚まし、退院して家に戻って来てしまう。モニカはデイビッドよりもマーティンの方に愛情を注ぐようになった。ある日マーティンとデイビッドが遊んでいる最中マーティンの生命に関わる事故が発生し、デイビッドは森に捨てられる。

デイビッドは、再び母に愛されることを目的に友達の玩具型ロボットのテディ、森で出会ったセックス・ロボットのジゴロ・ジョーとともに旅をする。途中でロボットを破壊して楽しむショーの見世物にされかけるなど様々なトラブルに遭いながらも、モニカを愛するようにプログラムされたデイビッドはただひたすらにその愛を求めて旅を続ける。『ピノキオ』に出てくるブルーフェアリーを信じ、自分もピノキオと同じように人間にしてもらえると夢を抱き、最後は海の中に朽ち果てた遊園地とブルーフェアリーの銅像を見つける。彼はそこで意識を失うその瞬間まで「僕を人間の男の子にして」とブルーフェアリーに望み続けた。

それから2000年が経ち地球は厚い氷に覆われ、人類は絶滅していた。海底で機能停止していたデイビッドは、より進化したロボットたちに回収され、再起動される。人間と接した貴重な記憶を持つデイビッドは彼らに歓迎され、願いを1つ叶えてもらえることになる。彼はモニカと過ごす事を望んだ。技術が発達しているその世界ではクローン技術も進歩していたが、再生されたクローンは長く生きられないため、たった1日しか一緒にいられないことを告げられる。それでも希望を捨てないデイビッドの願いを尊重したロボットたちは彼の願いに応え、デイビッドは母の愛にあふれた暖かな1日を過ごし、最後は人間と同じように眠るのだった。

———————————————————————————-

この映画は、私の中でずっと生きていて、
人間は、
人間の中にある非合理性こそが、
人間を人間たる不合理的存在に造っているのであって、
“愛”とか”感じがいい”などという漠としたいい加減な存在には、
たとえば点数の高い正しさや、
確率の高さなどを決定要素にする管理的な手法では、とても太刀打ちできない。

 

なんて、訳の分からないような結論を出しているのです。

 

だから、KeePer LABOの接客マニュアルには
決まった「セリフ」とか、すべき「動作」などがいっさい存在しません。
それでいい。その方がいい。としてきました。

 

しかし、いつまでもこんな漠然としたことをやっていると、
全体のスケールが大きくなって、数がとんでもなく多くなってくると、
そのうち行き詰ってくるに違いないとも思っていたのです。
しかし、ある超有名で巨大なチェーン店が、同じ様な事をやっていると知って、
我が意を得たり。とも思ったのですが、
そんな簡単なことではないのだろうなとも思っています。
今のままでは、とても無理なことは解っています。

 

もっともっと行動して、もっともっと失敗して
もっともっと学ぶべきです。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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