谷 好通コラム

2021年06月08日(火曜日)

6.08.ミニチュアの世界

私は子供の頃から大人になった頃までプラモデルをよく造りました。

プラモデルはすべて飛行機です。

大戦中の日本機、ゼロ戦、隼、紫電改、飛燕、月光、一式陸攻、彩雲、

米軍のP51ムスタング、P47サンダーバード、F4Uコルセア、P38ライトニング、

現代のF15イーグル、F14トムキャット、F16ファルコン、F/A18ホーネット

A10サンダーボルト、B1,B2

ソ連のMIG17,19,21フィッシュベッド,25フォックスバット,35,

ヨーロッパのユーロファイター、スウェーデンのサーブ、

旅客機のYS11、B707、B727、B737、B747

プラモデルの飛行機は山ほど造りました。

 

始末に悪いのは、

結婚してからの安アパートの天井にそれを全部ぶら下げたことです。

連れ合いはそれを嫌がりはしなかったのですが、

落ちると子供に危ないので、やがてしぶしぶおろしました。

 

サラリーマン時代はよく仕事もして、よく遊びもしましたが、

プラモデルを造る余裕もあったのです。

しかし独立し、起業してからは仕事だけの生活になって、それでも満足でした。

 

そんなことを思い出したのは、

今日の朝、新巧模型㈱という会社に行ったからです。

 

新巧模型㈱は、模型造りファンにとって聖地なのだそうだ。

偶然知って、KeePer LABOの精巧モデルを造ってもらうことにしたので、

今日はその途中段階でのチェックと相談できたのです。

KeePer LABOミニチュア模型のモデルは「KeePer LABO豊橋店」

これを見て、私はプラモデル造りが大好きであった昔を

白日夢のように思い出したのです。

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2021年06月07日(月曜日)

6.07.自分を勘違いした者との永い闘い。

店舗の店長にしたとたんに

スタッフルーム事務机に座り込んでPCから離れなくなってしまう者を、

バックヤード店長と呼ぶ。

店舗の責任者になったとたんに、

店舗スタッフと店舗運営の管理監督者になって、

実際の作業や受注などはしなくなって、

あくまでも自分は管理者であり、

作業をする者ではなく監督をする立場に成ったと勘違いしたのです。

こういう人は、一応、注意はするが、

一度持った勘違いは根強いので、

害が具体的に出ないうちに、早々に他の職場に着けることが多い。

でも早く手を打てば、何とかなる場合も多い。

 

 

あるいは、店長や何らかの職場の責任者にしたら、

部下に対して乱暴な口の利き方になったり、

横暴な態度になって、

いわゆるパワーハラスメントを行う者もいる。

こういう者を「にわか金正恩君」と言って、注意されても直らないようならば、

部下を持たない立場に変えるしかない場合もあるが、

ほとんどの場合、

自分たちの店舗のスタッフたちと苦労を共にしていくうちに、

仲間たちに対する感謝の気持ちが生まれ、

決して自分が偉い訳でもなく、責任者という一つの役割であることを知って、

仲間を強く思うようになって、いい店長が生まれる。

「にわか金正恩君」は、一時の勘違いなのでほとんどの場合が大丈夫です。

 

 

しかし、始末の悪いのが、

同じ仕事をする者が少なく、あるはいなくて、

自分だけがそれを出来るような立場に成ると、

自分が他の者より優れた者であると、勘違いする場合がある。

これはかなり高い確率でそうなる。

さらにも外部の業者からバカっ丁寧な言葉などで持ち上げられると、

その勘違いは確信になって、

優れた自分を意識した空しい言動が目立つようになる。

成長中の会社によくあるタイプで、

自分は正しいとの思い込みが激しく、ちょっと始末に悪い。

 

 

成長の速い会社は、当然、社員も急速に増やして行くことになり、

部署の数も増え、責任者の数も増えて、

職種も多くなって、

勘違いするものも多くなる。

会社の成長とは、そういう勘違いする独り善がりとの闘いでもある。

会社を成長させる努力は成果が伴って楽しいが、

独り善がりの勘違い者との闘いは、空虚で情けない場合が多い。

自分で気が付いてくれるのが一番いいのですが、難しいですね。

創業以来、ずっと成長してきたが、

勘違い者との闘いは、永遠に続くもののようです。

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2021年06月06日(日曜日)

6.06.I.P.S.初戦とストレートで伸びなかった#37VITA

今日は今年最初のインタープロトスポーツ(I.P.S.)のレースです。

IPSとは、スーパーGTなどで活躍中の国内のトップドライバーが、

同一車種、同一性能のIPSでメーカーを越えて闘う面白いレースです。

 

第一戦は富士スピードウェーでの開催ですが、

私は車に乗せてもらって行くだけなのでラクチンで、

レース自体が面白いので、今回も行くことにしました。

KeePerはこのレースの冠スポンサーになっていて、

レース毎に商品アピールのためのブースを出し宣伝活動していたのですが、

昨シーズンから新型コロナ禍で、ブースを出すことも出来ず、

さらに無観客開催であったり、

ピットに立ち入れなかったりして、

冠スポンサードする商業的意味が失われてしまっているのですが、

今後の事も考え、IPSレースの主旨への賛同の意味もあって、

昨年も今年も冠スポンサーを続けています。

 

そして、このレースには国内のカーディーラーさんが絡んでいるので

営業的な意味もあります。

営業ならば、当然社長の出番ですが、

賀来社長と鈴置専務は、板橋店の木村店長の東京での結婚式に出席するため

IPSの方は欠席なので、

今日は私と三浦君、石川君、青山君など少数での応援です。

 

一方、東京の結婚式に出席する者たちは、

「今日の結婚披露宴、アルコール無しなんだって・・」と、

モチベーション低目であったこと、

(静かな会であったとしても素晴らしい会でもあった)を付け加えます。

 

I.P.S.の決勝レースは、#37KeePer号に乗った福住任禮ドライバーが

ぶっちぎりのトップで勝ちました。

福住選手はスーパーGTではARTAのホンダNSXに乗っていてライバルです。

 

I.P.S.レースの日には、もうひとつ、

KYOJO(競争女子の略)という女性レーサーだけのレースがあって、

VITAというビッツの小さなエンジンですが、

それをミッドシップに積んだ軽量の本格的なレースカーでのレースです。

VITA#37KeePer号には沖縄出身の翁長実希選手が乗ります。

いつも速く強い翁長選手なのですが、

このレースでは最終的に12台中7位と今日は奮いませんでした。

レースを観ていると、

ストレートでのトップスピードが他の車より10km/hは遅く (192km/h)、

どうもエンジンパワーに問題があったようです。

次のレースには本調子が出せることを願います。

 

今日の行きかえりの新東名高速道路は、

いつもよりガラガラでした。

やはり新型コロナ禍緊急事態宣言中が効いているのでしょう。

ワクチン接種のペースが上がってきているので、

もうすぐ、元の世の中に戻る事を、強く思い願う今日のレースでした。

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2021年06月05日(土曜日)

6.05.今の働き方になって、新しい疲れ方

かつて、うんと若い頃は、

主に体で作業することで肉体的に疲れました。

その肉体的な疲れは、

かつて、学生時代に部活(私は柔道部)で得た疲れと同類で、

苦痛と言えば苦痛でもありますが、

そのことで自分にとって何か悪い事が起きる訳ではなく、

むしろ自分が鍛えられて、健康になることは解かっていました。

だから、精神的な苦痛は全くなく、もちろん罪悪感も全くありませんでした。

 

それから何年も経って、

考えることも多くなり、学ぶことも多くなって、

逆に伝えることも増えて、体を移動して、相手と対面で伝える機会も増えて、

体的な疲れは、筋肉的よりも、移動機関を使った移動疲れに変わり、

鍛えられる種類の疲れとは別の、

体と心が凝り固まるような種類の疲れが

精神的な疲れと重なって、夜、つい酒を飲んでしまうような疲れ方をします。

しかしこの時期が、一番活発で、充実感を得られる時期でもありました。

仕事が面白くって仕方がない時期でもあります。

私もこの時期、家にも帰らず、日本国中をくまなく走り回って、

海外にも100回以上出かけて、

毎日の仕事が面白くって面白くって、全く遊ぶ気になんてなりませんでした。

でも夜はとことん酒を飲み、

その疲れは筋肉的な疲れというより内臓的な疲れで

そんな疲れは、深い眠りで、朝は微塵も残りませんが

しかし、しかし多感で、後悔も良くする時代でした。

 

そんな働き盛りの時期が長く続いて、

ある時期を越して、

肉体的にはっきり衰えてくると、

体力を必要とするような働き方が出来なくなり、

つまり、みんなの先頭に立って走り続けるような働き方をやめて

今のように、考え、意見を交わし、創造して、

それを毎日表現するような仕事ばかりにして、

その量と質が高まってくると、

不思議な疲れを感じるようになってきました。

 

脳みそが肉体的に疲れるのです。

脳みその疲れというのは、精神的な疲れになって表れると思っていましたが、

違うのですね。

脳みそがフル回転すると、本当にカロリーを消費するようで、

集中しなければいけない仕事がいくつも連続して続くと、

本当に体がぐったりしてフラフラになるのです。

精神的に参るのではなく、

本当に脳みそがカロリーを消費して、フラフラするように体が疲れるのです。

だから、もちろん精神的にはまったく参っていず、

むしろ、楽しくって仕方がない心境で、体だけが疲れているのだから

おかしくって仕方ありません。

 

私は今、第三段階目の「仕事が面白くったたまらないモード」に入ったようです。

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2021年06月03日(木曜日)

6.03.「困った時の鮫ちゃん頼み」でワクチン予約が取れた。

新形コロナは重症化リスクが高い年配者にとってはやはり恐怖です。

だから、コロナに対抗する決め手でもあるワクチンは、

一刻も早く接種したいと思っているのですが、

“公平”を期す為にという理由だけで作られた

接種券の郵送→アホみたいに面倒くさい予約→接種という”仕組み”は、

日本国中の老人を悩ませ、苦しめています。

 

何十回も話し中になってしまう電話をかけ続けたり、

IT方言の言葉がよく解らないインターネットを

手探りで操作しても頭にくるだけなので、

予約開始日が近づいても、

無神経に何枚もある予約説明書を読む気にもならず、ただ憂鬱だったのですが、

ふと、思いついたのです。

「ITならば、鮫ちゃんがいるではないか!」

鮫ちゃんは、当社の電算課の責任者の女性で、

コンピューターの事なら何でも、スーパー達人で、

全社の電算系の総元締めのスーパーウーマンなのです。

私も日ごろから文章は山ほど書いているが、IT系にはすこぶる弱いので

何か困ると、すぐに「さめちゃ~ん」と助けを求める。

自分でごちゃごちゃ考えるより「さめちゃ~ん」と叫んだ方がずっと早いのだ。

 

今朝、接種の予約でどうしようと考えあぐめていた時、

私事ではあるけど会社に行ったら、一度鮫ちゃんに聞いてみようと思った。

で聞いたら、鮫ちゃんは、

もう、自分のご両親のワクチン接種の予約も取ってあげたという。

じゃあ、私のも取ってもらえるかと聞いたら、

「あっ、いいですよ。」と快諾してくれたので、接種券を渡して、

他の仕事をしていたら、

あっという間に、私と連れ合いの予約まで取ってくれた。

集団接種のモデルナ社のワクチン接種を、6月10日だ。

こんなに嬉しいことはなかった。

あと一週間+四週間で、新型コロナのリスクが激減するのです。

 

普段ITに慣れ親しんでいれば、

ごく簡単な事でも、

ITに親しみ損なった人、ほとんどの老人には、すごく難しい事でもある。

私はたまたま「困った時の鮫ちゃん頼み」が出来て、

鮫ちゃんさまさまで助かったが、

頼る人がいない人はツラいだろうな。大変だろうなと思いました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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