谷 好通コラム

2021年01月19日(火曜日)

1.19.本物のプロフェッショナルを舐めてはいけない。

昨日から準備していた今日は本番の撮影です。
題材はダイヤモンドキーパーとEXキーパー。
昨日のうちにダイヤモンドキーパーをかけた「ヤリスクロス」を今日撮って、
明日、EXキーパーをかけた「ハリアー」を撮ります。
撮った場所は大府本社の近くにある「スタジオ」で、
撮った人たちは、東京の映像制作会社で、
このブログが載っているsensys.comのトップページにバナーがある
コンピューターグラフィックで物語るキーパーの秘密」を

撮ってくれた会社で、今回で二回目の撮影です。
だから、このスタジオも勝手知った場所で、
名古屋の照明会社(名古屋ではほとんどここがやっている)と一緒に、
昨日から明日まで三日間の予定でやって行きます。
今日はその中日で、一番たくさんの場面を撮ることになっていた。

 

コーティングの撮影には一つのコツがあります。
「車の撮影ではなく、ツヤの撮影をするのだから、車を撮っていてはダメ」
私たちの会社はコーティングの会社なので、
そんな写真とか映像の撮影ばかりを山ほどやってきた。
だから、
あらゆる撮影をやっている照明のプロが
ツヤの絵を作るのに苦労している場面に対して、
「あー、そこはそういう照明では、絶対うまく行かないだけどな~」とか、
自分たちが今までにやって来た数多くの失敗の経験から、
モニターを見て、冷ややかに笑っていたのです。
ところが、
本物のプロは、さすが、
私たちがどうしても出来なかった方法で、
わずか5分ほどで、見事なツヤの絵を照明で造り上げてしまった。
これは本当に驚きました。

 

私たちは、「ツヤ」ばかりを撮り続けてきたので、
いつの間にか「ツヤ」を撮るスペシャリストのような気になっていたが、
本物の照明のスペシャリストは、
私たちのような素人スペシャリストが出来っこないと思ったことでも、
基本が出来ている事と、膨大な経験から、
実にうまく実現する技術を持っていて、
驚くような事を平気でやってのけてしまうもののようだ。

 

本物のプロフェッショナルを舐めてはいけない。

 

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2021年01月18日(月曜日)

1.18.とりあえず、早々に二倍を目標に

今日は朝8:00からトレーニングがありました。
本当は明日の9:00からだったのですが、明日は大切な撮影があったので、
トレーナーに無理を言って、前日の今日、
しかも朝8:00からに変更してもらって、トレーニングを受けたのでした。
そんなことはどうでもいい事なのですが、
いつもはトレーニングが終わって少し休憩してから出社していたのですが、
今日は予定が詰まったので、
トレーニングが終わってすぐに身支度をして出社したら、
あれっと思うほど疲れがあって、夕方にはちょっとフラッとしたのです。

 

「この倦怠感は・・、とうとう私も新型コロナか?」なんて思って、
体温を測っても36.3℃、しばらく経ってから測っても36.1℃
まったく体温が上がる気配もありません。
どうやら、ただ単にくたびれただけのようです。
体温が高くないことが判った上で、
ご飯を食べて、少しゴロンとしたら、
すっかり元気になってしまいました。

 

どうも、トレーニングの後、休憩なしで動くのは良くないようです。
しかも、今日は昼休憩なしで、
みんなでMACのハンバーカーを食べながら会議を続けたので、(今年初めて)
夕方にエネルギーが尽きたようです。
やっぱり、私はコメを食べなくては持たないようです。

 

夕方はスタジオで明日の撮影のための照明の位置決めで、
イスに座ったままじっとモニターを見ていたのですが、
あんなことでも、私はくたびれたのでしょうか。

 

 

今年の三月には69才になります。
急に体力が衰えてくる歳の頃なのでしょうか。
つい三年前までゴルフGTIカップレースで、
年5レースづつ全国を転戦していていました。

 

 

それに調子に乗って
インタープロトという過激なレースに出ようとして練習していました。
そして富士スピードウェーを、
コンスタントに2分を切って走れるようになりました。

 

 

でも、途中で腰を痛めて、手術するために引退したのですが、
名医稻田先生のおかげで全快してまったく痛くなくなったのです。
しかし、
手術の為にしばらく動かなかった体のダメージは、意外にも大きく、
本人的には、腰の全快でレースにも復帰しようとしたのですが、
去年、試しに走った富士で、一日に二回もクラッシュして、
レースは無理になっていた自分に唖然として、あきらめました。

 

しかし、それをレストレーションという復活の為のトレーニングを受けて、
時間はかかりましたが、徐々に体力が戻ってきて、
仕事も、時間は短くなりましたが、
バリバリと以前と変わらなく出来るようになって、
下手したら「レースにも復帰できるかなぁ」なんて、思い始めたのに、
今日の疲れ方は、やはり、年齢の進み方が、
確実に老齢を反映していることを痛感させられたものです。

 

ちょっと調子いいからと言って仕事が面白く、かまけて、
たまたま仕事が絶好調であり続けているので、
引退が確実に近づいていることを忘れて、
それに向けてのスケジュールを確実にこなして行かなくてはいけないのに、
それを後回しにして、楽しい仕事に夢中になっていては、
ふと気が付いた時には時間切れになっていたら、
大きな後の悔やみになるだろうことを、改めて感じました。

 

そういうことを確実に進めながら、
仕事は、この会社を”手短に二倍”にするところで一旦目標を持って、
早々に承継することを考えましょう。
とりあえず、
早々に二倍です。本気でやりましょう。

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2021年01月17日(日曜日)

1.17.毎月二回の店舗プラン会議

毎月二回「店舗プラン会議」を行います。
ここでいう店舗とはもちろんKeePer LABOのことで、
新店もあれば、すでに営業している店舗も議題に乗ります。
昨日、土曜日も今年最初の店舗ブラン会議が行われました。
今回の議題は敷地の拡張を行った大須店と知立店、関東の浦和御園店、
機能拡大を希望している船橋店、千葉ニュータウン店、

 

敷地を拡張した三店舗は、
拡張が出来たのがいずれも年末に近かったので、
本格的にその拡張した敷地を利用した店舗の機能拡大は行わず、
取あえず、敷地にアスファルトだけを敷いて、
とりあえず年末だから、車の置き場としてだけ利用したので、
年が明けて、店が落ち着いた今、
じっくりとみんなで議論して、
拡張された部分に何をどう建てて、どう使ったら一番有効なのか。
あるいはお客様が見て、よく見ていただけるか。

 

すでにある店舗の敷地拡張に伴う増築改装計画は、
今の存在がどのように使われているのか、使い勝手がどうなのかを
よく分かった上で考えなければいけないので、
実はけっこう難しい。
だから検討する前に、実際にみんなで見に行って、
店長たちの話も聞いて、すでにそれぞれが持っているプランを、
現地で実際に当てはめてみて、よく考えた上で話し合うことにした。
つまり、みんなで大須店と知立店に行った。
それぞれの店で時間がかかったので、結局、午前中いっぱいかかってしまった。

 

午後からのミーティングには、
最初の知立店には、担当の広木マネージャーが呼んである。
二番目の大須店には店長兼務の鈴木課長を呼んだ。
関東の浦和美園店の検討には埼玉担当の三津原マネージャーが埼玉から、
船橋店と千葉NT店には千葉担当の萩原マネージャーが来ている。

 

一軒当たり、ぴっちり1時間、
何枚もの平面図と、改装案パースや看板案を出して、
まさに喧々諤々(けんけんがくがく)で、議論し、
それぞれが納得の上での結論を出していく。
話の中心になって行くのは私と社長、専務が多いが、
東西のLABO部長も、担当マネージャーも真剣に議論に参加してくる。
1軒にたった1時間だが、真剣に議論するので本当に疲れる。

 

でもこうしたことを絶え間なくやっていくから(月二回)、
店舗自体も、そして、そこでの商売そのものも常に更新されて、進化し、
そこで働くスタッフも新鮮さを持てて、
既存店対前年比を、ある程度のレベルでプラスを維持出来ているのではないか。
これにかかる費用は、
修繕費と、償却資産などに分けられていくので、はっきりわからないが、
相当な金額になると考えられるが、費用対効果で考えれば、
断然、効果としての増収につながっているものと確信しています。

 

この月二回の会議には、トップ三人と、LABO責任者・東西両部長、
担当マージャー、店舗部、デザイナーなど相当な人数になるが、
これを「みんなでやる。」ことに意味があると思っているのです。
みんなでやると違う見方での意見が出て、客観的になります。
その上で丁寧に一軒一軒検討していくと、
みんなの、店舗をプランする能力がそれぞれに着いているはずで、
それでみんなが共有できる角度での能力が着くと思うのです。
だから、必要数より多すぎるとは思いつつ、
このメンバーでやるようにしているのです。

 

 

大須店の拡張した敷地の使い方が、議論の末、
すごくいい案にまとまって
大満足の大須店の鈴木玲音課長と
「売上2倍間違いなし」と、賀来社長。
すると「えっ? 予算を2倍?」と、鈴置専務。

 

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2021年01月15日(金曜日)

1.15.私が仕事をやめたくないわけ

道路を車で走っていて、助手席に座っていた連れ合いが呟いた。
「あれっ、あの人、○○さんじゃないかな。ものすごく老人になってる。」
その人は私より10歳くらい年上だが、
5年くらい前まで、ガソリンスタンドで現役で走り回っていました。
私もあの人みたいに健康でい続けたいと思っていたのですが、
ガソリンスタンドを5年前にやめて、
ご本人も仕事が無くなったのですが、
その5年間に、一挙に10年以上もいっぺんに歳を取ったように、
ぱっと見た目から、いかにも老いぼれてしまっていたのです。
5年前まで現役で走り回っていたとはとても思えません。

 

私も仕事をやめてしまうとあんな風に老いてしまうのでしょうか。
その変化を目の当たりに見てしまった私達は、しばし無言になりました。

 

そういえば、二年前に腰の手術を受けてしばらく動けなくなった時、
しばらくと言ってもたった五日間ぐらいベッドに寝ていただけで、
足の筋肉がはっきりと判るぐらい弱くなったことがある。
リハビリテーションで復活しなければならないのだが、
それをいい加減にしたツケはいまだにあって、
運動能力は手術前にはまだ戻っていない。
週に二回、レストレーションという復活の為のトレーニングを受けているが、
それでも、上半身と体幹の筋肉は戻ってきても、
元々不自由だった弱い左足は、まだ元に戻るまでにはなってしない。
「動かない」ということのダメージは、
全く想像できないくらいに大きいもののようだ。

 

だから仕事を辞めたくないとするなら、
仕事は健康のための運動代わりで続けたということになるが、
それは、いかにも身勝手というものでしょう。
もちろんそんな効果もあるのでしょうが、
そんなことよりも、頭が動かなくなるのがもっと嫌なのです。
今まで仕事をしてきて、それなりの成果を出してきたが、
今度は、その成果を活かして、
自分の価値観で決めたやるべきことをやり遂げたい。
そうしてこそ、ここまでやって来た甲斐があるというものです。

 

しかしそれが、これからその段階に入るぞ。という時に
頭が動かなくなって、
自分がしっかり持っていたはずの価値観も鈍くなって、
やるべきことが出来なくなっていたら、それは悔しい事で、
これまで一生懸命働いて、ここまでやり遂げてきた意味が無くなる。

 

私は社会的にはそれなりの成功をして、自由になる財もある。
しかしそれが目的で頑張ってきた訳ではなく、
富を散財して贅沢をしたいなどとは全く思わない。
私は贅沢が似合わないし、贅沢を楽しむ価値観も能力もない。
贅沢な食べ物は太るし、健康にダメージをすぐにくらうので無理だ。
贅沢な服装は、絶対に似合わないことは本人が一番知っているし、
だいいち、服を選ぶことは何より嫌いで苦手だ。
乗りたい車に乗れれば、それで十分なぜいたくで、他には何もない。

 

やりたい事は、大体決まっていて分かっているが、
頭がボケて、意思が無くなったら、結果として実現しないだろう。
だから体の健康だけでなく、頭の健康と意思の明確さを、
しっかりと維持して行く為にも仕事はやめたくないのです。

 

もちろんそのことが、
この会社のより発展と進化の為に役立つことが必要で、
今以上に、私は一生懸命働くことが必要です。

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2021年01月14日(木曜日)

1.14.お客様満足の累積を競うキーパー選手権のチャンピオン

2020年12月のキーパー選手権は、
昨今の新型コロナ禍での自粛ムードもあって、
今までのように単にキーパーの施工台数をポイントで競う選手権ではなく、
キーパー施工後のお客様にアンケートに答えていただいて、
その満足度を点数にして、その累積を競う形の選手権にしたのです。
これが良かったのかどうかは、
それぞれの見方と考え方によって違ってくるかもしれませんが、
いずれにしてもキーパープロショップ全5,946店舗中の約3,500店舗が参加。
まずまずの盛況で終わりました。

 

今回の総合優勝は奈良県宇陀市榛原(人口約2万人)の
エネライフ・コミュニティー株式会社
Dr.Drive榛原店 (井谷量敬マネージャー) が、
総合得点 121,620ポイント 407台施工でぶっちぎりの優勝です。

 

今日、会社から自動車で1時間半であり、
人との接触無しで行けるので
車に乗って行って、井谷マネージャーにお話を聞いてきました。

 

まず、榛原店の周りは人口が決して豊富ではない、
はっきり言ってこんな相当な田舎で、
なぜこんなに大量のキーパー施工が出来るのか。

 

 

一言で言うと、超・地元密着型運営とでもいうのでしょうか、
井谷マネージャーの言葉で言うと、
「会話を大切にして、人間関係を築き、お客様の話をとにかく聞く。」
お客様の話をとにかく聞く。とは、
相手を受け入れるという商売の基本そのものです。
人口が少ない田舎だから、
出来るだけすべての人をお客様にしないといけない。
逆に、濃密なマーケットでならば
こちらの売りたい物をこちらの都合で、
売りまくって行っても通用するかもしれないが、
狭く限られたマーケットの中ではそうはいかない。
すべての人の話をよく聞いて、すべての人のニーズに合わせて売るしかない。

 

榛原店がKeePer選手権で施工した全407台のキーパーコーティングは、
ビュアキーパー   186台、
クリスタルキーパー 146台、
ダイヤモンドキーパー 53台
Wダイヤモンドキーパー17台、
EXキーパー     5台
偏りが全くなく、すべての種類のニーズに応えた施工だったのです。

 

ピュアキーパーは、近隣何軒かの介護施設の利用者、関係者が、
もう10年以上も前から、夏冬のタイヤ交換時期(年二回)に
ずっと定期的に続けられているという。
そのピュアから自然にステップアップしたのがクリスタルキーパーで、
車の台数的には一番多く、主流になりつつある。
ダイヤモンドキーパーはクルマを大切にしている人で、
いつもは自分で車を洗っている人が多いという。
自分で車を洗っている人はダイヤモンドキーパーのニーズを持っている人。
EXはやっぱり特別な人。

 

お客様によって、車の存在の意味は違うので、
ピュアキーパーからダイヤモンドキーパーまで幅広く施工されていて、
将来的にはEXキーパーのユーザーも増えてくるのでしょう。

 

しっかり客様の話を聞くには人間関係を築く事も必要で、
井谷マネージャーはご自分の子供の学校のPTA会長をやったりして、
学校の先生たちもみんなKeePerユーザーで、
ご自身が隣町の名張市でサッカーチームのリーダーとして人脈を持ち、
町中に幅広い人脈をお持ちなのだそうだ。

 

 

超・地元密着型、
とにかくコツコツとお客様の話を聞いて、
偏りなくニーズの吸収し、幅広くキーパーを施工して、
407台という膨大な数のキーパーコーティングを、
4名のレギュラーメンバーと、2名の応援メンバーの計6名で、
遅い時には夜10時くらいまでかかって施工を重ね、
みんなで見事に勝ち取った優勝でした。

 

 

偏りの無い施工数なので、部門賞も総ナメです。

 

 

当然ですが、実に丁寧に掃除が行き届いています。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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