谷 好通コラム

2020年11月27日(金曜日)

11.27.「自分が、今、死んだら、」は、考えておくべき

人の寿命は自分には分かっているものではない。
サッカーの超有名人「マラドーナ(アルゼンチン)」が60才で亡くなったそうだ。
彼は頭部の手術後、自宅療養中に亡くなったとニュースに書いてあったが、
死因は一体なんであったのだろうか。

 

私は今68才で、再来年の三月には70才になる。70才!
もうすでに立派に老人だ。
死ぬまでに何をすべきかを考えつつも、
仕事は面白くてやめられないので、
死ぬまでにすべき事柄が何も手を付けられないままでいます。
だから、突然死んでしまったら、何の準備もしないまま死ぬことになって、
残した者にとんでもない迷惑をかける事になりかねないのです。

 

突然、何を言い出したかというと、
今、KeePer技研の株式が高騰して、
時価総額が何と570億円を突破するという信じがたい事態になっています。
この時点で、ここまで来るとは、正直、想定外でした。
それ自体は大変嬉しいことであるし、名誉なことと感謝するものですが、
前述の突然の死が私を襲ったら大変なことになるとゾッとしたのです。

 

問題はもちろん相続税問題です。
それなりの準備はしていたつもりなのですが、
株価がここまで早く上がってくることを想定していなかったので、
必要な納税額が手の届かぬ金額になってしまったのです。
よくよく考えて手を打っておかないと、
丹精込めて育てたKeePerを換金の為に売ってしまう事に成りかねません。

 

よくよく考えて、
相談すべき人に相談して、
打つべき手段を速やかに打って、
万が一、突然死が近いうちに私を襲っても、
愛すべきKeePerが、
多くの仲間たちの生活の糧であり、幸せの元であり続けるために
万全の注意を払って手段を講じなければならない。

時価総額570億円の数字を見て、そんなことを強く思いました。

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2020年11月26日(木曜日)

11.26.自分のIRと西日本の年末キックオフ

今日は朝から電話でIR(インベスターリレーション)がありました。
本当は私が東京に出かけて先方の事務所を訪ねて廻る予定だったのですが、
新型コロナ禍で自重し、電話でのインタビューに切り替えていただいたものです。

 

今、株価がまた大変なことになっていて、
8月に分割した前の株価、つまり今現在の二倍の株価よりも、
3か月後の今、それに近い株価になっています。
つまり、たった3か月で株価が二倍近くになってしまったということです。
なので今日は、余計に、話がオーバーにならないように慎重に話したつもりですが、
仕事の話をしていると、つい強気になって、
まだ言ってはいけないことを言ってしまいそうになり急ブレーキを掛けて、
言葉を飲み込みます。

 

仲間同士で仕事の相談をする時も、
仕事が発展する方向で話すのが常なので、
ついつい知らぬうちに強気強気の話になり過ぎていて、
落ち着いてアクセルを戻す場合があります。
しかし「・・・になりたい。」と考えたら、強気の目標を口に出すのが常で、
最初から、まだ話だけの段階から慎重さを優先していていては、
実現するものも始めっから実現しっこありません。

 

目標は、約束であるところの予算とは違うのですから、
破天荒なくらいがちょうどいいのです。

 

夕方、やっとIRが終わってから
スタジオで西日本のLABOの店長が全員集まって、
1年で一番の繁忙期「年末」に向けての
キックオフミーティングをやっていたので、終わりがけでしたが、
隅の席で、同席して見ていることにしました。

 

ちょうど各店舗の店長が一人一人年末に向けての決意表明をしていました。
店長は地域ごとに数軒のグループに分けられていて、発表もグループごとです。

 

そのグループによって、去年の実績を根拠とした「予算」と、
みんなで目指すとした「目標」の両方を発表するのですが、
「予算」と「目標」の性格をはっきりと分けて、
見ている皆から「お~」と歓声が上がるような大きな目標を掲げる者は、
積極的に仕事を造り上げていく姿勢なのでしょう。
「目標」が、「予算」にほんの少しの金額を上乗せしただけのしょぼい数字で、
目標をノルマと勘違いしているようなグループもいました。
グループの統括マネージャーの仕事に対する姿勢が表れているのかもしれません。

 

そんなことを思っていたら、つい、小言を言ってしまいそうだったので、
せっかくみんなが集まっているのに、皆に話をするのをやめてしまいました。
せっかくみんなが盛り上がっているのに、
小言なんて言う場面ではありません。

 

せっかく久しぶりにみんなに会ったのに
ちょっと悔やんだ一瞬です。

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2020年11月25日(水曜日)

11.25.種の垣根を越えた仲良しコンビ

犬のリンダと猫の小ミミは、
信じがたいほど仲がいいのです。
お互いのエサも食べあうし、ふざけあって甘噛みしてじゃれあいます。
ほんとに信じられないほどの仲良しなのです。
不思議ですね。

 

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2020年11月23日(月曜日)

11.23.今年はもう少しレースシーズンが続きます。

普段の年ならば、11月下旬には
スーパーGTも、IPSレースも、最終レースが終わっている頃ですが、
今年は新型コロナウィルス禍でスタートが遅くなり、
スーパーGTは最終戦が来週の土日富士スピードウェーで組まれている。
我らが#37 KeePer TOM’S GR SUPRAは、
現在シリーズポイント2位で、この最終戦にチャンピオンをかけています。

 

IPS(インタープロトスポーツ)は、
最終戦が来年1月にまで食い込むスケジュールになっていています。
しかし、1月の富士スピードウェーは雪が降って当然のシーズンであり、
まともにレースになるかどうか心配なくらいです。

 

今シーズン、
スーパーGTでは最後の3レースぐらい、やっと観客席に応援団が入れたが、
結局パドックには入れずじまいで、応援団の皆さんには申し訳ないことをした。
IPSでは、KeePerが冠スポンサーをしつつも、
何のPRも宣伝も出来ず、結局、冠スポンサーとしての活動は何も無しでした。

 

それでもスーパーGTのスポンサー料は100%で、
これでシリーズチャンピオンが取れれば、
シーズン後の色々な広告での露出が極めて多くなるのでいいのですが、
IPSは、スポンサー料は80%程度に下がっていますが
そのあてもありません。

 

それでも、たまたま
コロナ禍においても、KeePerの業績は上がっているのでまだいいのですが、
コロナ禍でダメージを受けている業種のスポンサーは、
宣伝広告の効果が激減しているレースに、
スポンサーを続けるのは大変難しく、至難の業でしょう。

 

費用対効果が崩壊した今シーズンに対して
来シーズンのスポンサード契約が、
スムーズに行くチームはないのかもしれません。
日本のモータースポーツ自体の危機ともいえる
深刻な来シーズンになるのかもしれません。

 

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2020年11月22日(日曜日)

11.22.子孫繁栄を思う。

昨日、土曜日は、朝から5つ連続で打ち合わせが続いて、
夜は、晩御飯を食べながら、
取っててもらっていたビデオ
「ダーウィンがやってきた」と「ワイルドライフ」を何本か見て、
こういう時は見ながら寝てしまうので、またブログを書かなかった。

 

そして今日は三連休の中日、
二年前までだったら、こんな日は嬉々として、連れ合いと共にLABO廻りして、
夜は遅くまで、撮り溜めた写真を整理しながらブログアップしたが、
立場が変わってから、いつまでも同じことをしていては、
私にとっても、会社にとっても進化がないと思い、
日曜日は出来るだけ、私の大の苦手である”遊ぶ”ことにしている。

 

今日は、家族と一緒に「南知多ビーチランド」に行った。
それは、家から45分もあれば行けるイルカ・アザラシが中心の水族館で、
規模は小さいが充実した内容で、
昔から子供連れの家族で一杯になっていた水族館です。
私は、水族館はもともと好きなので、
今日も無理して行った訳ではありません。
私も、ちゃんと、ペンギンやアザラシ、セイウチ、イルカなどを楽しみました。

 

南知多ビーチランドは、子連れの家族でにぎわっていました。
新型コロナ禍がなかったようなにぎわいで、
コロナ第3波が騒がれているのが嘘のように、みんなにこやかでした。
それでもマスクは、大人は100%着けていて、
子供も聞き分けのつくぐらいの子はみんなマスクを着けており、
更に3密を避けたり、無駄な接触を避けたりしていて
これなら、多少にぎわっていてもコロナは大丈夫かなと思いました。
あとは、有効なワクチンが出回りさえすれば
人類は本当に”復活できるのかもしれない”と実感したのでした。

 

それはそうとして、
もう一つ気が付いたことがありました。
子供を連れた家族とは、
ほぼすべてが、若いママとパパが一人の子供を連れていて、
たまには子供が二人、あるいは3人の子供を連れた強者もいましたが。
子供は一人が最も多かったのです。
単に上の子は着いて来なかっただけかもしれませんが。

 

もう一つ深刻に思ったことが、
親は、父親と母親が必ず揃っていて、
私の知っている限りでは、すごく多いはずのシングルマザーの親子連れは、
ビーチランドには来ていなかったことに気が付いたのです。
暗たんたる気持ちになりました。

 

一人で子育てをするシングルマザーは、
生活が苦しい場合が多いと、
テレビなどでよく取り上げられています。
女性が片親で子供を育てながら、
一家の生活を支える仕事をすることは
大変困難であるということは容易に想像できるし、生活も苦しいはずです。

 

子供は、男と女の両方がいなければ造れません。
しかし、その生殖行為は子供が欲しいという動機でされるものではなく、
欲望と快楽を求めての行為であったことは間違いありません。
しかし、その行為があって子供が出来たとしても
その両親が結婚生活に入るかどうかは解らないし、
結婚したとしても、別れるケースは山ほどあります。

 

しかし、その行為の結果である子供に、
愛情を持ち続けるのは多くの場合、女性であり、
男は愛情というよりは責任感があるかどうかで、
その子供を育てる事に、責任を持たないケースがあまりにも多いのも事実です。
間違いなく自分の子供であっても、
その母親と別れた場合、
裁判所からの命令があっても、
養育費を払わない男が半数以上であるとも聞きました。
本当に最低です。人間の屑でしょう。
しかしそんなことでシングルマザーが苦しまなくてはならない道理などあるはずもありません。

 

しかし、現実にシングルマザーは驚くほど多くいて苦しんでいます。
私は思うのですが、
彼女たちが、安心してどんどん子供を産み、
平気で育てることが出来る社会の仕組みを作って、
シングルマザーへの偏見を捨て、
シングルマザーを公認し、
真正面から応援していくような社会を作れればいい。
それが究極の「少子化対策」なのではないだろうか。
生命の種としての元来的な目的である子孫繁栄の決め手にならないか。
「シングルマザー応援社会。」は。

 

KeePer技研における
シングルマザーたちのスーパー力強い存在と、素晴らしい貢献ぶりを思い出して、
ふと、そんなことを思いました。

 

南知多ビーチランドの大水槽。
マイワシの大群がすごく見事だった

 

 

フンボルトペンギンはこの写真に写っている数の3倍はいた。
大繁栄だ。

 

 

我が一族の力強い子孫繁栄。
今ではこの子たちが15歳(たぶん)と13歳になっていて、希望の星でもある。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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