谷 好通コラム

2020年07月10日(金曜日)

7.10.毎月10日は平日ならば役員会です。

この会社では毎月10日が平日ならば役員会です。
でも、その月の10日が日曜日ならば、翌日の月曜日11日、
10日が土曜日ならば、その翌々日の月曜日の12日が役員会になります。
今月は金曜日だったので、予定通り10日に役員会は開かれました。

 

役員会は、代表取締役の会長と社長、専務取締役、
三人の取締役部長と社外取締役が一人、三人の監査等委員、
参考人として経理部長と書記の総務社員で合計12人の出席者です。

 

 

役員会の開始は午前10時からで、
最初は、損益計算書(通称PL)速報の検討から始まります。
特に今回の役員会は、6月30日が決算日であり、
まずこの日に2020年6月期の決算の速報が出ますので、緊張です。
今回の決算は、4月の「緊急事態宣言」の影響で、
いつもの決算書にはない要素も加わっているので、
それを、前もって解説した上で、
とりあえずの決算速報の検討にかなりの時間を使います。
今回は特に時間をかけて行いました。
そのすべては、もっと詳しく精査した上で最終結果を8月11日に発表します。
それまでは、その結果はもちろん、
結果をにおわすようなことも一切漏らせません。
もらしたらインサイダーになって厳しく罰せられます。

 

それから、
今回の役員会ですべき「決議」を順番に行います。
役員会ですべき決議は重要なことが多く、時間を要しました。
特に今回は時間を長く使って議論して、個々の意見を聞き、
決を採って決議します。
ここでの決議は、翌日、適時開示されます。
でも明日は土曜日なので、翌々日の月曜日12日の開示になります。

 

私は、会社の一番の幹部が集合する役員会が好きです。
私はよく発言するのでどの会議でも好きですが、特に役員会は好きです。
歯に衣着せぬ遠慮なしの発言を思う存分します。
この役員会で発言をしない役員がいたとしたら、
長くその席にいることはないでしょう。みんなよくしゃべります。
会社の未来、つまりみんなの未来を前向きに熱心に話すのは、
楽しくない訳がなく、みんなよくしゃべります。

 

この役員会が終わると、多くの会社では役員の慰労会などの名目で、
みんなで食事をしてお酒を飲むのが普通のようですが、
何故か、この会社では役員会が終わってからの食事会、飲み会はありません。
コロナ禍とは関係なく、昔からそうで、
役員会が終わるとみんなさっさと帰ります。
何故か、この会社ではそうです。
だから、
役員が集まって食事をするのは、役員会の途中の昼食ぐらいで、
でも、今日は時間がなかったので、
みんなコンビニで弁当とかパンを買ってきて食べていました。
考えてみれば、へんな会社です。

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2020年07月09日(木曜日)

7.09.五十年に一度の大雨が毎年降っている。

九州がずって大雨で悲惨なことになっていた。
熊本の場面で地元のおばあちゃんがテレビのニュースで言っていた。
「50年にいっぺんの大雨とかいうのが毎年降っとる。」と。
このおばあちゃん、うまいこというものだと思ったが、
他のテレビで違う地方のオジサンが
「何十年に一度の、未だかつて経験のない大雨というが、毎年降っとるぞ。」と言っていた。
このおばあちゃんとオジサンは、別にうまい言い方をしたのではなく、
そのまま実感を口にしただけのようだった。

 

梅雨前線が北に上がったり南に降りたりするばかりでちっともなくならない。
これはどういう現象なのだろうか。
地球温暖化による気候変動に関係があるんでしょうか。
そりゃ、あるんでしょうね。

 

今年は4月の緊急事態宣言で日本国中のあらゆるものが止まり
50年に一度の大雨が長く九州や日本の各地を襲い、
今年の夏は特に酷暑らしい。
当然また、何十年に一度の超大型で猛烈な台風が、きっといくつも来て、
あちこちで大きな被害が出ているうちに
新型コロナウィルス第二波の大感染が全地球を襲って、
その頃にはやっと出来た希望の「ワクチン」が出回り始めたが、
第二波のコロナは、どこかで劇的に突然変異をしていて、
その希望のワクチンが無効になっていることが分かった。
なんて、最悪のシナリオは勘弁して欲しいものだ。

 

九州営業所の渡辺君が久留米の事務所付近で、
氾濫した川の水に社用車を水没させてしまったらしい。

 

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2020年07月06日(月曜日)

7.06.「検査日付付きの陰性証明名札」なんてどうでしょうか。

今日、会議室でお客さんと話をしていてふと思ったのですが、
お互いに窮屈そうにマスクをしたまま話をしていて、
話の盛り上がりが少なからず阻害される。
お茶を飲む時マスクをちょっとずらすと、
マスク越しとは意外に違う印象で、相手の表情と共に新鮮だった。
でも、またマスクを元に戻すとその印象も元に戻って、
マスクを外した印象を見失ってしまった。
だから、ひょっとしてマスクを外して話をしたら、
また違う内容の話になったのかもしれないと思ったぐらいです。

 

そこでふと思ったのですが、
会社で「自動PCR検査機」を買って、
それが保険で降りるかどうかなんてどちらでもよく、
少なくとも福利厚生で経費では落ちるだろう。
だめならダメでもいい。税金を払えばいいだけだ。

 

総務課の何人かに取り扱いが出来るように研修を受けさせて、
たしかテレビで見たのには、
一度に12人の検査が出来て、30分で結果が出るそうだ。
ならば、1時間に1回は検査を回せるので、
1日に12人✖10回ぐらいは検査できる。

 

当社なら従業員は560人なので、全員を月に2回~4回は楽に検査できる。
検査して「陰性」が出れば、
「検査日付付きの陰性証明名札」をつけて仕事をする。
仕事中は、外交中でも、会議中でも、電話中でも、名札をつけていて、
陰性証明名札の検査の日付が14日以内ならば、
マスクを着けずにいていいルールにして、
それをあらゆる面に有効にする。
たとえば、
その名札の日付が●●日以内ならば、
ディズニーランドでマスク無しで遊びまわっていいし、
酒場で大騒ぎしてもいい、野球や、相撲の観客になっていいし、
ライブで生演奏を見てもいいし、騒いでもいい。
その陰性証明名札の日付が●▽日以内ならば、大観衆の前で演奏してもいい。

 

日付付きのPCR陰性証明名札が、
社会的なエチケットとしてあらゆる自由を保障したら、
誰もが喜んで検査も受けるし、名札を付けるのではないか。

 

有効なワクチンが全世界に普及して、すべての人が抗体を持って、
免疫を勝ち得るまでは、
PCR検査陰性証明名札が社会の常識になったら、
今ほどに不自由ではなくなるような気がする。

 

数10万台必要になるだろう自動PCR検査機は、
今、コロナ禍で止まっている色んな機械の生産ラインをフル稼働させれば、
一か月もあれば作れるのではないか。
そして、元々の自動PCR検査機を設計して造っていた会社の株は
記録的な暴騰になるだろう。今のうちに買っておいた方がいいかもしれない。

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2020年07月04日(土曜日)

7.04.今年初めてのIPSレースが終わって

7月になって、やっと、今年初めてのレースが行われました。
関谷さんが主宰するIPS(インタープロトスポーツ)のレースで、
このシリーズはKeePerが冠スポンサーになって、
場内放送でも「パワード・バイ・インタープロトスポーツ」と呼んでくれる。

 

昨年までのこのレースは観客も倍増し、ものすごく盛り上がって、
KeePerからの招待もあり
キーパー展示ブースもたくさんの方が見て行ってくれて、
ここでKeePerコーティングの施工を予約して行かれる人も多かった。

 

ところが、今年はコロナ禍で、
1戦目がやっと7月に出来て、
2戦目は鈴鹿で観客を入れてやれそうだが、
3戦目は富士で11月になって、4戦目は年を越して来年の1月にやる。
それも、いずれも多分、無観客でのレースになりそうだ。

 

無観客レースとは、文字通り無観客で、
今日の無観客レースは徹底していた。
入場者は基本的にドライバーと整備のスタッフだけで、
その家族とか、
友人なんかもいない。
あえて言えば、レースに出ない人は、私たちKeePerからの限定8名だけ。
だから、皆さんは自分たちのピットに張り付いていて、
コミュニケーションの場である2Fのホスピタリティにもほとんど寄り付かない。

 

ものすごく広い部屋を用意してくれたのだが、
いるのはお接待の関谷さんの奥さんと娘さんと、私たちだけ。

 

ピットはピットでチーム間の行き来がストップされていて
いつものような交流もあまりなさそうだ。

 

感染防止のたてまえが最優先で徹底していて、
いささか興ざめの場面も多々あるが
しかし、まったく開催できなかったレースをやっと今年初めて開いたので、
感染防止の方法も手探りの状態なのだろう。

 

でも、久しぶりのレースはめちゃくちゃ面白かった。
インタープロトスポーツという
電子デバイスをほとんど持たない、
ピュアな本格的レースカーは、意外と高性能で、
しかもすべて車がほぼイコールコンディションであり、
ドライバーの技量がストレートに出る。
だから若手の日本のトップドライバーたちがこぞって出て、
文字通り、抜きつ抜かれつの
厳しいレースを見せてくれる。

 

関谷さんはこのレースを、
真にドライバーがアスリートとして主役のレースを作り上げることを
ご自分の生涯の仕事として打ち込んで見えます。

 

今年はコロナ禍で、キーパーもお客様をご招待することが出来ず
無観客が続いて、何の宣伝活動も出来ず、
大変つらいシーズンになりますが、
こんな時にもKeePerをお買い上げ下さるお客様はますます増えています。
それを励みに、この辛いシーズンを乗り越えて行きたいと思います。

 

IPSレースの#37キーパー号は、
福江選手があともう一歩のところで優勝は逃しつつも2位を獲得しました。
そして、KYOUJO(競争女子)レースの#37キーパー号は、
翁長選手が土砂降りの中、見事に優勝を勝ち取ってくれました。

 

今年後半になってやってレースシーズンがやってきました。

 

何万人かが座るべきグランドスタンドに
私と総務の神谷君と内部監査室の村藤君と賀来社長の4人だけが座って、
大声を張り上げて、むちゃ面白いIPSレースを応援していたら、
うっかり写真を一枚も撮りませんでした。

 

ただ、しかし、
KYOUJO(競争女子)レースの#37キーパー号の翁長選手の
予選の様子を撮った写真が一枚だけありました。
翁長選手は真ん中の青い車です。

 

 

KYOUJO(競争女子)レースの#37キーパー号の翁長選手拡大

 

 

サーキット中の自販機はすべてからっぼでした。
感染防止に何か関係があるのでしょうか。

 

 

帰り道、新東名は霧(雲?)の中でした。

 

 

昨日の夜、いただいた極上のお肉をたまたまいた会議の連中と大騒ぎで食べました。
わが社から「密接」はどうしても無くせません。

 

 

むちゃくちゃおいしかつたのです。

 

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2020年07月03日(金曜日)

7.03.なぜ日本製の自動検査機は日本では使われないのか

コロナ禍による社会的な自粛は、理解できない部分が多い。
この新型コロナウィルスの怖いところは、
無症状の元気な保菌者から無自覚に他人に感染するところで、
このウィルスの毒性や死に至る率は、インフルエンザに比べて突出していない。

 

元気な保菌者が、自分が知らないうちにウィルスを吐き出して、
感染させてしまう所が怖いのだから、
無自覚な無症状保菌者に、検査で自覚させて、隔離するに限る。

 

それ以外に方法があるとすれば、
誰が保菌者なのか分からないのだから、
すべての人が保菌者だと考えて、
すべての人と一定の距離を持って、
すべての人との直接のコミュニケーションを避けて、
すべての人と接することを避けて、
すべての人が保菌者だと考える。

 

実際には、すべての、その率は、
抗体検査などでの結果、0.1%~0.17%であることが分かっている。
その感染者数から日本で一番汚染されていると思われている地域での率だ。
つまり、一番汚染されていると思われている東京で1,000人に一人だ。
そんな状況の中で,
すべての人が保菌者と考えて・・・というのは、不自然さを感じる。

 

もう一つの方法、
無自覚な無症状保菌者に、検査で自覚させて、隔離する。
この方法はなぜ、なぜ実行されないのだろうか。

 

有効なワクチンが普及するまでは、
PCR検査を国民の義務にして、無自覚に保菌者を隔離すればいいと思う。
PCR検査が難しいというが、
日本製の優秀な自動PCR検査機が世界中で大活躍しているのに、
肝心な日本国内では、”認可”が下りていないなどと信じれないような理由で
世界中で大活躍していている日本製の優秀な自動検査機は使われず
相変わらず手動でアナログな検査が行われていて、
無自覚な保菌者探しは全くされていない。
官僚が、自分の権限を振り回して、
この信じられないような事態が出来上がっているのか。
今一番急がれているのは厚労省の民営化なのかもしれない。

 

いま日本国中で、
隔離すべき保菌者探しをせずに、
多い地域でも1,000人に一人の保菌者を
すべての人が保菌者だと考える方法が実践されている。
今すべきなのは、
隔離すべき無自覚・無症状の保菌者探しであって、
日本はそれを実行できる優秀な機械を生産している国そのものでありながら、
官僚機構が出しているダメを通してしまっている政府は、
このままでは、みんなが気が付いて命取りになるだろう。

 

 

60年以上もの昔、
ポリオという子供をビッコにするウィルスがあって、
ポリオウィルスは新型コロナウィルスのように、
無症状で無自覚な保菌者に感染力があって、すさまじい大流行をした。

 

(インターネットの記事より)
ポリオでは1名麻痺患者がいるとすれば、周囲には100名程度の
無症状感染者(ウイルス排泄者)が存在するということになります。
しかし、1961年にポリオ生ワクチンが登場し、
全国で集団接種が開始されて以降、患者数が激減しています。
日本国内では1980年に1人の発症があったのを最後に、
この病気を新たに発症された方は確認されていないといわれています。

 

(もう一つのインターネットの記事からの引用)
日本でもかつて大流行したことがありますが、
その時は母親たちがマスコミとともにポリオ撲滅の大活動を行いました。
その結果、当時の厚生大臣は、
ソ連やカナダから使用し始めたばかりのポリオの生ワクチンを緊急輸入して、
テストもしないで子どもたちに投与しました。
するとまたたく間に流行がおさまりました。

 

 

みんながだまって、
隔離すべき保菌者探しもせずに、
多い地域でも1,000人に一人の保菌者を
すべての人が保菌者だと考える方法が実践されているのは、
おかしいと声を上げるべきだと思う。

 

 

我々は60年前の日本国中の子供をポリオから救ったお母さんたちを見習うべきではないだろうか。
見習って、有効なワクチンが普及するまでは、
PCR検査を国民の義務にして、
無自覚な保菌者を隔離する施策を取らせるべきではないだろうか。

 

そうしないと、今度は有効なワクチンが出来上がっても
官僚と、自分の責任逃れしか考えない医者は、
また何年も検査に時間を取って、
また、
日本国中の人に
“すべての人”が保菌者だと考えて、
すべての人と一定の距離を持って・・・・・を、
やらせ続けるに違いない。

 

我々は60年前の日本国中の子供をポリオから救ったお母さんたちを見習うべきだ。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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