2020年06月27日(土曜日)
6.27.2年1度のメンテナンスを、毎年やったらもっとすごい。
EXキーパーを開発する過程で、
その強い撥水性が作り出している極めて優れた「防汚性」に着目、
EXキーパーを、KeePer初の2年ごとのメンテナンスとしました。
ノーメンテナンスの場合は、
ダイヤモンドキーパーと同様の3年耐久です。
メンテナンスの方法は、
EXキーパー専用のクリーナー「EXクリーナー」で、
被膜の表面に乗ったミネラルなどの汚れと、いたんだ被膜部分を磨き取り、
キレイになった被膜表面を整えて、厚みを補強する為に、
EXキーパー専用の「EXメンテナンス剤」を塗り込み、拭き上げて仕上げる。
「EXメンテナンス剤」は、
VP-326に比べて弱く、塗り易く、拭き易いが、
EXメンテナンス剤の下にVP-326の被膜がかなりの厚みで存在しているので、
VP-326被膜と相まって、VP326単体の時よりも極めて強いツヤを発生する。
これはVP-326とEXメンテナンス剤の
異質な二重膜が生み出す不思議な現象と言えます。
EXキーパーのメンテナンスの仕上がりは、
うっすらとついていた汚れがすっかり取れて清潔感が際立つだけでなく、
EXキーパーの「過剰なまでの美しさ」を見慣れている私達ですら、
「おーっ」と歓声を上げたくなるような極めて強いツヤに化けるのです。
ですから、EXキーパーのメンテナンスは、
ノーメンテナンスならば3年耐久のコーティングを
2年に一回のメンテナンスで、
6年耐久に伸ばす意味を持っていますが、
そのあまりにもの美しい仕上がりは、
なにも2年に一度ではなく、
毎年やって、とんでもない美しさを楽しむ手もあってしかるべし。
EXキーパー施工後、1年に1度のメンテナンスは
EXキーパーの、最も贅沢な、楽しみ方とも言えます。
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2020年06月26日(金曜日)
6.26.EXホールドで、6時間が10分+10分になりました。
EXキーパーはそのツヤが凄まじいだけあって、
下地作りも、塗り込みも、拭き上げも、仕上げも、
どの段階での作業もデリケートで、技術だけでなくとても神経を使うものです。
さらに、その被膜のケミカルは、
ゆっくり分子が結合して架橋反応が進み、強固な構造を形成する為に、
すべての作業を終えてから、絶対に雨のかからない場所で
実に6時間の養生を必要としました。
架橋反応が進む過程で雨にかかると膜がほどけてしまうのです。
不思議な現象なのですが、
いろいろ工夫はして見たのですが
間違いないのは「6時間の雨のかからない場所での養生」でした。
この時間の養生の必要性があるばかりに、
EXキーパー作業車がブースの中を長い時間占領してしまうので、
EXキーパーの作業はどうしても夜やる事になったりして、
作業スタッフに負担をかける場面も多くありました。
2020年2月にEXキーパーがデビューしてからも、
何とかこの異常に長い養生時間を解消する為に、たくさんの方法を試してきて、
やっと、効果的な方法にたどり着き、
耐久性の試験にも合格して、皆様にご紹介できる段階にたどり着きました。
その方法がVP326塗布後、10分経ってから
(不思議なことにこの“10分”が重要)
「EXホールド」という薄いエマルジョンを
蓄圧スプレーでうっすらと噴霧して、すぐに押さえて、
VP326がまだ結合していない分子膜に「ネット」を被せて押さえる方法です。
まだ特許を申請が終わっていないので、
具体的な内容は詳しくは書けないのですが、
度重なる実験と、何十台もの実車に対する実施と試験で、
その効果が間違いなく、
EXキーパーの凄まじいツヤと、
独特の触り心地に悪影響を与えないことが実証されたので、
キーパーラボでも一斉にEXホールドを実践し始めています。
その作業方法は、EXホールドのマニュアルの発行と、
実践ビデオを製作しますので、EXキーパー施工店に無償で提供します。
また、EX一級技術資格者は、
EXキーパー補習研修として「EXホールド・メンテナンス一日研修」を
受講されることを義務付けさせていただきます。
また、EXメンテナンスの手法も確立できましたので、
明日詳しく、お伝えします。
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2020年06月24日(水曜日)
6.24.永久凍土が溶け出すシベリア
真冬にはマイナス50℃を下回って、
その大地が、まるで金属のように固く凍った永久凍土になっているシベリア。
昔、その上空を北極回りドイツ行きの飛行機から覗き見ると、
ただただ真っ白で、そこへ、たとえば飛行機が不時着でもして、
放り出されたら、1時間も生きているのは絶対無理だと思って、
意味もなくぞっとしたことがあった。
もっと北の北極の海でも夏になれば氷が溶けて海になるが、
シベリアの永久凍土は、地表から何10cmも下では、その名の通り凍ったまま。
そんな過酷な地が、
気候変動で、この夏、灼熱の38℃の気温にまで上がって、
永久凍土がものすごい勢いで溶け出していると
テレビのニュースが、すさまじい洪水の様子を写していた。
しかし、永久凍土が溶けだしているのは、
洪水になって大変だという問題ではない。
その洪水で住んでいた家を失った人もいるのだから、洪水は大変だが、
それ以上に大変なのは、
永久凍土が溶けると、その凍った層に封じ込まれていたメタンガスや、
二酸化炭素が大量に大気に放出されて、
特にメタンガスは温室効果が二酸化炭素の何十倍、何百倍もあって、
地球の温暖化現象を加速させる恐ろしい効果がある。
今、世界中は新型コロナウィルス感染が最もひどく蔓延していて、
それどころではないようだが、
地球温暖化の加速は、地球のすべての生き物にとっての死活問題であって、
新型コロナウィルスは、
約二年後に全世界に普及するであろうと言われているワクチンが、
すべてを解決するだろうが、
地球温暖化現象は、
一度進んでしまえば、逆戻りすることはなく、
解決は地球に氷河期が来るまでの何千年か、何万年も待たねばならない。
その絶望的な温暖化現象を加速させてしまうような、
メタンガスの大放出が、地球規模で今、シベリアで起きているのです。
私はよく生きても10年から20年だろうから、
地球規模での絶滅の灼熱地獄を見ることはなかろうが、
これから何十年も生きていかねばならない若者たちは、
今こそ深刻に、この現在進行形の悲惨な未来を、深刻に捉えなくてはならない。
経済の停滞を恐れて規制を進んで解いているブラジルでは、
何万人もの人が死につつある愚かな悲劇も、
シベリアの永久凍土の溶解は、
その何万倍もの悲劇を連想させる絶望的な現象にも思えて仕方がない。
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2020年06月22日(月曜日)
6.22.念のためだけの自粛は意味がない。
昨日、KeePerが冠スポンサーをしている
インタープロトレース(以降”IPS”と略)の主催者である関谷正徳氏が
KeePer技研の本社事務所に来られました。
今年のIPSは、新型コロナ禍で未だに走行できずにいます。
それでも世間一般が自粛緩和に向かっている中で、
関谷正徳氏と富士スピードウェーとの話し合いが煮詰まって、
その方向がはっきりしたので、そのご報告をしに来られたのです。
今年のIPS第1戦目は、
7月4日(土)ワンデーで無観客レース。
ジェントルマンとプロが2レースずつを無観客の中、1日だけで走り切る。
第2戦目は、
7月25日(土)、26日(日)で、観客を入れてのレース。
IPSにとっての初めての鈴鹿サーキットでのレースは、
ピットへの人数の規制はあるが観客席に入ることは出来そうだ。
第3戦は10月に富士でワンデー、無観客かどうかは未定、
第4戦は来年の1月、富士でワンデー、無観客かどうか未定。
あの広大な富士スピードウェーに、
1チーム当たり4名の入場だけが認められ、
冠スポンサーとしては8名の入場が認められるそうだから、
全部合わせても100名は入っていないだろう。
IPSレースは、まだ名前が売れていないので、
最大でも3000名くらいしか入場した実績はない。
その全員を入れても密接、密集、密閉の三密など発生のしようがない。
それだけ富士スピードウェーは広大だ。
何の意味の無観客なのか、
数万人の大観衆が予想されるスーパーGTを無観客で開催するので、
三密の可能性のないIPSも”ついで”に無観客にするのか。
あるいはスーパーGT主宰者などを納得させる為なのか。
どんな理由があったとしても、
それは、コロナ禍とは関係のないことだと思う。
それと同じようなことで、
重症者が極端に少ない年少者の通う小学校・中学校の休校が疑問視されている。
これらの学校では勉学の遅れが深刻だそうだ。
そんなニュースを見ながら、
ここまでたどり着いて、やっとここまで育て上げたIPSレースを
無観客レースで開催しなければならない関谷氏の
無念がにじみ出た、昨日のご報告であった。
私どもとしても、無観客での開催で宣伝効果が激減するIPSレースに、
資金投下をする意味を探すことが必要だが、
色々と考えて、何とか意味をひねり出し、今後の可能性の継続の為に、
今シーズンを前年に近い形での提供でご納得していただくことにした。
関谷氏ともども無念の一言です。
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2020年06月20日(土曜日)
6.20.一つの事にもたくさんの意見を惜しみなくつぎ込む。
洗車とコーティングの専門店というビジネスは、
前例のないビジネスであり、成功のパターンがある訳ではない。
だから、その地域に合わせて、お客様のニーズを考え、感じ、
何をどう提供していくのかを、
たくさんの感性を寄せて、
誰も彼もが凡人なのだから、
誰も我を通すことなく
たくさんの意見を出し合って、何度も話し合い、
何度も修正しながら、一つ一つを作り上げていく。
一つ一つを大切にして、妥協無く。
この新しいビジネスに共通の成功パターンはないのかもしれない。
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