谷 好通コラム

2025年08月30日(土曜日)

08.30. 今日の関東と中部の最高気温は40℃の予想。

 

この夏も7月、8月と過ぎて、峠を越した感はある。

しかし、

テレビの朝の天気予報では、

今日は関東、中部の最高気温が40℃と言っていた。

大都市の天気予報で最高気温40℃と出たのは、

史上初めてなのではないだろうか。

そういえば、東京が10日連続の猛暑であり、新記録だと言っていた。

この酷暑をまともに体験してくると、

「地球温暖化は嘘だ。」という一部の人たちも、

「温暖化、本当なのかな?」となるのではないか。

いや、こういう人達は、

仕事においても日常生活、遊びでも

冷房の効いた涼しい部屋からほとんど出ないので、

実感としては、この暑さをまったく感じていないかもしれないので、

相変わらず、「地球温暖化なんかありゃしない」と言い続けるのかもしれない。

 

この夏に備えて、

・冷感インナーと冷感Tシャツを約6,000枚購入して配布した。これは好評。

・5月6月に100名以上増員して、残業数を抑制した。

・クーラーなどの冷房機器を数百万円分追加投資して強化した。

・暑い環境での洗車作業にインセンティブを付けた。

来年用に冷感速乾のツナギをテストしていたので、良ければ買い入れる。

 

しかし、この夏の暑さはかなりの厳しさで、

普段は自分で洗っている洗車客も流れてきます。

だから、来店客数は予想以上に増えたが、逆に単価は下がってくる。

それでも暑過ぎる夏は実績が落ちるものだが、

今年はいいペースなのは、事前の暑さ施策が功を奏したのだろう。

しかし、

これは、今年だけの事で

これから将来に向けてどうしていくのか。

根本の問題は、地球レベルでの気候変動の深刻な問題だ。

 

しかし、

我々のような高齢者は、

多くの人は世の中を引っ張っていく立場にあるのに

「自分たちが生きている間は、まだ大丈夫・・・」

と、まったく自分の事として深刻に考えておらず、アテにならない。

将来に恐怖感を伴うような危機感が無いのです。

 

10年後も、20年後も、

30年後もこの地球上で生きていく若い人たちが、

このままではマズいとして、

率先して気候変動を加速するような行為をやめさせ、

問題解決の方向に行かないと、

私達が死んだあと、とんでもない世界がやってくるかもしれない。

 

スチーブンホーキングが警告していたように、

人類は、他の惑星に移住出来るほんの一部の者だけが生き残るのでしょうか。

 

 

喫煙室で我が腕のシワが増えた皮膚を見て、

気候変動のティッピングポイントを越して、この暑さが一層エスカレートし

惑星移住しなければならないような

温暖化の極限まではとても生きていないだろうなと、

寂しいような、ホッとするような、複雑な思いになります。

 

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2025年08月29日(金曜日)

08.29. 昔を振り返って、私に「お付き合い」を教えてくれた人達。

大昔、私が一軒のガソリンスタンドの経営者として起業したての頃、

近所のガソリンスタンドを経営するオヤジさんが教えてくれた。

「長く商売して行くのなら、皆とキチンと付き合っていく事が大事だよ。」と。

「皆と仲良く付き合って行くことが長生きするコツ。」とも。

 

ネットで「お付き合い」という言葉を引いてみた。

 

「お付き合い」とは、

人間関係を築き、維持するための関わり合い

一般的に人間関係を築き、維持するための関わり合いを指す言葉です。

友人との付き合いや恋人との付き合い、

ビジネス上の付き合いなど、さまざまな意味で使用されます。

特にビジネスの場面では、取引先との良好な関係を保つための交流を意味する。

と、

書いてありました。

 

上記の先輩ガソリンスタンドのオヤジさんの言う意味では、

価格競争、値下げ競争などせずに、

お互いがちゃんと儲かるような値段を守って行く事が「良い付き合い方」で、

月一回皆で集まって仲良く食事して、平和にやって行こう。だった。

「皆で仲良く平和にやって行こう。」に反対する余地はない。

しかしあの頃、仲良くやっていた皆は、

もう誰も残っていず、ほぼ、すべて廃業しました。

 

皆で仲良くやっていても、

世の中が変わって、

仲良く平和にやっていた皆を必要としなくなったのです。

 

 

「お付き合い」という言葉で思い出すのは、

ある中小企業のオヤジさんが言うには、

「私は現場の事は任せているのであまり分からないが、

メーカーの人達とのお付き合いや、特に銀行付き合いは大切にしている。」と。

この「銀行付き合い」とは、

私にはまったく意味が分からなかったのだが、

こういう事らしい。

いざ借金をしなくてはいけない時の為に、

普段から時折銀行に出向いて、

担当や次長、支店長さんとの人間関係を作っておくという意味らしい。

しかし、

そんなことをしている暇があるのなら、

お願いしなければならないような借金などしなくてもいいように、

せいぜい商売をして、儲ければいいのにと思った。

銀行の方も仕事があるのだから、そんな事で時間を使いたくないだろうに。

しかし、

今のこの会社は銀行から借金をしなければならないような状態ではないので、

そんな偉そうなことを言っていても、

世の中がどう変わって行くかもしれないのだから、

この会社だって、

借金を銀行にお願いしなければいけない時が来ないとは限らない。

そんな時、あのオヤジさんの言う「銀行づきあい」を思い出すのかもしれない。

 

 

「お付き合い」と言えば、

商売上の顧客の関係者≒キーマンと、

例えばゴルフをご一緒したり、飲み食いをご一緒したりのお付き合いが多い。

こういうお付き合いは、いわゆるご接待、交際の類であり、

自社に仕事を回してもらうとか、

自社の製品を使ってもらうとかの

見返りを期待してのお付き合いだ。

これは袖の下とか、賄賂とかと同類で、太古の昔から存在しているもの。

しかし、

まともに金品を渡す行為は買収として厳しく罰せられるので、

一緒に酒を飲み、

旨いものを一緒に食べ、

一緒に女性による接客サービスを受けたりするお付き合いは合法で、

これは、一定金額までではあるが、

会社の経費扱いにまで出来る。

さらにゴルフはお付き合いとして有効であり、合法なのは不思議だ。

 

いずれにしても、

一定程度の「お付き合い」は、

それが、利益誘導の意味を持っていたとしても、

立派に合法であり、交際接待費と言う経費としてまで認められている。

この会社は残念ながら、

このお付き合いが全く下手で、ほぼ皆無です。

先日入った名古屋国税の担当者も、弊社の交際接待費の少なさには驚いていた。

 

 

もう一つ、

大切なお付き合いで、

たとえば、コーティングをしてくれたお客様からのクレームの対処として、

販売店のスタッフと一緒になって作業をしてくれた。

つまり苦労を共にしたという連帯感、

この人間関係は相当強いものらしい。

しかも、それが相当上の人(例えばトップ)が、

販売店の現場の人と一緒に苦労を共にしてくれたという話は、美談として残る。

特に、実際にその商品を使うかどうかの決定権を持つ現場の人には、

この美談は、ずっと語り継がれて残る。

(KeePerは、滅多にクレームが無いので、かえって、こういう美談も無い)

逆に、現場にほとんど出て来ないような雲上の人にだけ挨拶をする業者は、

実際の現場からはむしろ馬鹿にされ嫌われる。これは要注意である。

 

 

本来、BtoBのお付き合いは、

一方的なゴマスリとか利益供与としての「お付き合い」ではなく、

BとBが、共通して価値を提供し

「お客様に喜んでもらう。」を、

一緒になって出来るように力を合わせることが、

お互いにとっての目的に合致するところであって、

お互いのビジネスの利益を共有する事にもなり、お互いの成功にもなる。

これを最近ではウィンウィンの関係と呼ぶことが多いが、

BtoBのビジネスにおいては、

本来あるべき付き合い方であり、それが仕事であるとも言える。

 

片方が、片方からの利益供与を当てにしてのお付き合いは、

接待する方の者が、

仕事をしているような事を言うが、

実は、自分も飲んだり食ったり、

自分もゴルフをしたり遊びたいだけ。

それに、

そういうお付き合いは、そう長くは続かない。

だいいち、少なくとも実際に働く現場の人からは馬鹿にされる。ことが多い。

そうでなくとも、接待じみたお付き合いに頼る営業は、

実際に接待する方と、される方、

その両方の共通したお客様の役には立たないので。

その関係そのものが長くは続かない。

 

 

今日も35.2℃の猛暑であった。

明日は40℃になるとも言っていた。

 

さすがに、この猛暑、酷暑では、

KeePer LABOのブースは100%冷房設備があるが、

それでも暑いと言う。

だから、冷房設備の無いような現場では、

とてもまともにはKeePerコーティングなど出来ない。無理なものは無理だ。

 

 

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2025年08月28日(木曜日)

08.28. 新トレセン工事進捗の様子と、創立40周年プレゼント。

 

ただ今、

第10回KeePer技術コンテスト”全日本チャンピオン戦”に向けて、

旧出荷倉庫を大改造。新しく広いトレセンを造っています。

その工事も進み、いよいよ新しい姿が見えてきました。

 

旧出荷倉庫は、もう50年くらい前に建てられたものですが、

さすがに古い建物だけあって鉄骨もぶっとく、耐震工事も完備しているので、

新しい建物を建てずに、大改造で新中央トレセンにすることにしたものです。

今は工事費が爆上がりしているので、

新築に比べると多分3分の1か、4分の1の工費で出来上がるはずです。

 

9月の上旬の都合のいい日から、

「創業40周年感謝プレゼント」として、

万能で超便利なKeePerクロスを、

ご来店のお客様に、もれなくプレゼントして行きます。

そのポスターを造ってみて、

色違いで二種類作り、どちらがいいか全国の地区担当に投票を頼みました。

今のところ「赤」のA案が優勢です。

 

A案

 

B案

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2025年08月28日(木曜日)

08.28. 組織の拡大には、個人の自分実現欲の拡大がマイナスになる。

私自身もそうだが、

普段、何をやるにしても、

人は自分の思い通りにやりたい。

自分が良いと思った事を、良いと思った方法でやりたい。

 

人間の欲求は5段階に分けられるとすある。

「マズローの5段階欲求」とは、自己啓発セミナーには必ず出てくるあれだ。

第1段階の欲求が生理的欲求で、腹が減ったから飯が食いたい。眠たい。など。

第2段階は安全の欲求。これはそのまま。さらに経済的な安定。

第3段階が社会的欲求で、公平に扱われたい。友情、愛情。

第4段階が承認の欲求、他人から認められたい。自尊心、達成感など。

第5段が自己実現の欲求で、自己の可能性を実現すること。成長すること。

 

それで、第5段階の自己実現の欲求が、

質の高い欲求として、これを目指すべきと習ってきた。

これは、自らの目標を高く持って、それを実現すべく学び、努力する。

という事なのだろうが、

しかし、最近思うのだが、

自己実現の欲求とは、

一歩間違うと、

ただの我儘。わがままってことになるのではないか。

 

これをネットで調べると、

「我儘・わがまま」とは、

人が嫌がろうと、自分の想ったままにしたい。

他人の気持ちなど知った事じゃない。自分の好き嫌いを優先する。

わがまま」とは、相手の都合などを考えずに、

自分の思いどおりに振る舞うことや、その態度を表す言葉。

「わがまま」は性格や態度のことを指すことが多く、

「自分勝手」は具体的な行動を表すときに使われる

わがままな人は、自分の意見や主張を押し通さないと気が済まず、

嫉妬深い、寂しがり屋の一面もある

と、あった。

 

マズローの5段階欲求の「自己実現の欲求」を最高の欲求とすると、

一歩間違うと、「我儘」「自分勝手」を正当化する事になる。

 

組織の”長”になると、

自分の我儘を押し通すことが、”長”としての威厳であると思い込んだり、

自分の好きなようにやる事が”長”の特権であり、

それが”らしさ”なのだと思う人がいるから

自分の不合理、不条理を押し通すことが自己実現だと勘違いする人がいる。

 

こういう勘違いが、組織の中で大手を振ってまかり通ると、

その組織は、もう成長することは出来なくなる。

 

これがワンマン経営会社の最も大きな短所なのだろう。

トップが不合理なわがままを言っても、

誰もそれを指摘しようとしない。

下手に指摘すると、復讐されたり、無視されたりして、

ひどい目に合うので誰も指摘しない。

 

そういうトップは、自分で自分の間違いに気が付いても、

それを誰かのせいにして、間違いを握り潰す癖があるので、すぐ分かる。

 

組織の中で、組織の為より自分の我がままを押し通し、拡大する者がいると、

その組織は成長拡大が出来なくなる。

それを解決するには、

そのわがままそのものを潰すか、

わがままを言うその者を潰すか。どちらかになる。

 

自己実現の欲求は、

我がままであることとは明確に違う事を自覚しないと、

もちろん、何も実現しない。

組織が大きくなると、

あたかも自分を我儘に実現する事が、

特権だと勘違いす者がはびこるようになる。

これをいかに潰すかが、組織の未来につながることにもなる。

 

我々は一人一人が自省しなければならない。

 

 

ネットのニュースに

プーチンの超豪華クルーザーだと書いてあった。

数えきれない人を殺した上で、

この豪華なクルーザーに乗って彼は何を満足するのだろうか。

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2025年08月27日(水曜日)

08.27.  創立40年後の今、KeePerが成った訳、と、得た事。

 

KeePerの最初。

登録特許「塗装面改善の方向性」(期限終了で失効)で、

「コーティングは犠牲被膜であるべき」との考え方を確立、実践する。

 

「塗装面改善の方向性」とは、

KeePerの根本の考え方。

コーティングとは塗装の上に、

塗装と同程度の強さのコーティング被膜を形成し、

コーティング被膜が、

日光(特にUV)の攻撃を身代わりとなって受け、

物や風や人の摩擦の攻撃を身代わりとなって受け、

酸性・アルカリ化学物質を攻撃を身代わりとなって受け、

コーティングとは、塗装の身代わりとして傷み、傷つく「犠牲被膜」である。

そして、

その傷んだ犠牲被膜は、

再施工orメンテナンスで簡単に入れ替えられる。

 

よくあるコーティングは、

塗装よりも硬くて強い「鎧」のような役割をすると謳われている。

しかし、塗装よりも硬く強いコーティング被膜は、

あくまでも極めて薄く、

だから施工は、最初から十分に艶がある新車である。

(中古車ならば整形手術(研磨)の後に施工する事になる。)

あるいは、

コーティング被膜をも痛めるような攻撃を受ければ、

塗装はより大きく傷む事になる。

鎧そのものが人の皮膚を傷つけるように、塗装そのものを痛める場合がある。

だから繰り返すたびに、

人で言えば整形手術のような「研磨」が必要である。

 

 

キーパーコーティングは、

塗装と同じ程度の硬さで、ミクロン単位の厚さを持ち、

(艶を妨げる塗装の凸凹を埋め得る厚さ。ファンデーションのように)

塗装が受ける様々な攻撃を、

身代わりとなって受けて傷つき、汚れ、傷む。

人にとっては「衣服」のようにもの。

人に何の負担も与えず、(もちろん手術は不要)

繰り返し、何度でも簡単に着替えることが出来る。(何度も簡単に再施工)

(コーティングの種類を変えることによって模様替えすら出来る。)

 

しかも、着替えるたびにサッパリして、気持ちがイイ。

(年1回のクリスタルKeePer、フレッシュKeePerを、

繰り返し掛ける固定のファンは、全国に何十万人もいる。)

KeePer初期の大ヒットの「クリスタルKeePer」、「ダイヤモンドKeePer」。

 

 

KeePerは独創的な発想から生まれ、

現場の実践の中で育てられてきたケミカルと、

そのケミカルの力を十分に発揮するには確かな施工技術が必要。

KeePerは、その「技術者」の育成に力を注ぎ、

KeePer誕生初期から現在までに

全国に24カ所のKeePerトレーニングセンターが整備されて、

キーパーコーティングの専門店KeePer LABOで育った技術者約100名が

 

毎年多くの研修生に最新の技術を常に伝えています。。

(研修参加人数、2024年実績で延べ約62,000人)

さらに、

技術検定制度があり、KeePer技術認定店には必ず「1級技術認定者」がいる。

KeePer技術認定店KeePer PRO SHOPは全国に6,678店舗(8月現在)

 

 

特にKeePerコーティングの専門店「KeePer LABO」では、

お客様のリピート率が、実に87%と驚異的に高い(機関投資家調べ)

 

 

お客様のご支持をいただき、40年。

KeePer PRO SHOPとKeePer LABOで施工されるKeePerコーティングは、

多くの新規のお客様と、圧倒的なリピートのお客様の積み重ねが進んで、

年間300万台を越し、現在も増加しつつあります。

 

 

さらに、

日本の代表する自動車メーカーである

トヨタ自動車をはじめ、SUBARU、本田技研、三菱自動車、スズキ、

さらに、海外メーカーの

メルセデスベンツ、VOLVOなど、

自動車メーカーの純正指定数も、どんどん増えつつあります。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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