谷 好通コラム

2019年05月29日(水曜日)

5.29.驚異的な実績を出した札幌店と手稲店と食事会

一昨日の27日に午後から北海道に来ました。
用件自体は28日からの訪問で良かったのですが、
北海道のLABO店、
札幌店と手稲店が四月に驚異的な実績を上げたので、
ぜひ、労をねぎらいたいと思って、
前日の夜に間に合うようにしたのです。
しかし、中部出発がどうしても午後5時前だったので、
千歳空港到着は午後6時半を過ぎ、
最初に行った手稲店で閉店近くになり、
札幌店では本当に閉店してから到着で、
みんなが働く姿を見ることなく、
結局、本当に食事を共にしただけになってしまいました。

 

 

札幌店の陰に隠れて目立たないが、
丸2年経った手稲店での610万円もすごい。
すでに札幌店から流れてくるお客様は少なくなり、
手稲店独自のお客様がほとんどになってのこの数字は立派なものだ。

 

 

3年目の一級技術資格岩崎スタッフと近藤店長

 

 

帰るところだった新人の一級技術資格佐川スタッフ。

 

 

新記録樹立の【札幌店】
巨大なインフォメーション看板はお客様の評判がいいと言っていた。

 

 

1,766万円の新記録を打ち立てた札幌店の千葉圭店長は、
キーパータイムスにこんなことを寄稿していました。

 

札幌店店長 千葉圭
【終了時間の「約束」と「お知らせ」】
お客様が車を預けていき、終了次第連絡すると言った作業は
ついつい時間の意識が低下してしまいがちですが、
まずお客様へキチンと終了時間の「約束」をする事で、
適正な施工時間が保てました。そして、
終了の目途が立った時点でお客様へ電話する「お知らせ」をした事で、
約束した時間より早く終わる場合も喜ばれ、
約束通りの時間に安心され、
約束の時間を過ぎてしまう場合も信頼を失いませんでした。
また「お知らせ」する事で、
コーティングブースの中で出来たてホヤホヤのお車を引取れる事が
お客様に最大限に喜んでもらえました。

 

千葉圭店長は不思議な男で、
いつもニコニコしていて、自己主張をする訳でもないので
単にいい奴であるだけかと思うと、深く物事を考えていて、
時に鋭い事をいう。

 

この4月の1,766万円の新記録は、
千葉圭店長の接客受注と、谷チーフのリーダーシップ、
それから入社2年目3年目の若いスタッフ達の高くなった技術、馬力、
もちろん東京からの応援も含めたチーム全体のチームワークが、
台当たり平均単価17,218円/台という驚異的な記録を造り上げた原動力です。

 

岩崎スタッフと札幌店の千葉圭店長。手稲店近藤店長、営業の川上係長

 

 

佐川スタッフと一級技術資格田畠スタッフ。

 

 

札幌店の立役者
一級技術資格多田スタッフ、一級技術資格鈴木スタッフ、一級技術資格三橋スタッフ。

 

 

営業の千葉陽太主任と瀧澤所長。おっさん。

 

 

佐川君と、札幌店の谷光洋チーフと、手稲店の尾崎チーフ

 

 

とにかく辛くて美味くて、滅茶たのしい中華でした。

 

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2019年05月27日(月曜日)

5.27.車の価値を上げる技術コンテストなんて、どうかな?

先の第6回技術コンテストの全国チャンピオン戦準決勝で、
多くの選手があまりにも時間を意識して急ぎ、
肝心な技術の部分で思わぬ減点をくって点数を下げ、
本来の競技の目的を損ねてしまうような競技になって、
今後の技術コンテストでは改善しなければならないと感じました。

 

では、単純に「時間加点」を無くするのか。
それはそれで簡単ですが、何か違うような気もします。
「上手いは速い」は事実であり、
時間は技術の優劣を測定する一つの要素ですから、
これを安易に外すのは違うと思います。
好き嫌いは言うべきではありませんが
時間の要素が入ると競技に緊迫感が出て、ピリッとして好きです。

 

それよりも、KeePer技術コンテストは
技術を競うコンテストであり、一種の競技なので、
参加者の公平を期すために、条件を合わせる目的で、
競技に使う車は同じ条件でなければならないとして、
すべて「同一車種」で「同色」でありしかも「新車」で、
どこにも傷が無く、
作業途中のフロントウィンドウにタオルを置き、取る作業がしやすいように、
全車、フロントウィンドウにフッ素はっ水コートを塗布している。
普段の仕事ではあり得ないような条件での技術コンテストを見て、
普通の一般の人はどう思うでしょうか。共感してくれるでしょうか。
これは変だと思っています。強い違和感を持っています。

 

いっそのこと、
全国大会だけでも
どこかの中古車を扱う大きな会社とタイアップして、
車の大きさだけは「Mサイズ」などと決めた上で、
車種もバラバラにして、
色も古さもバラバラ、塗装の状態もバラバラの車を大量に用意して、
くじ引きでどの車に当たるかを決め、
まず、施工前の塗装状態を色差測定機などを使って測定し、
全体の印象などを厳密に採点した上で、
一斉にダイヤモンドキーパーなどを施工し、
(必要ならばボリッシャーも使って)
水シミを取って、
塗装のボケを無くして、ツヤを出し、
どこまで塗装を改善出来て、
どれくらい車が見違えるかを競うコンテストが出来たら最高だと思います。

 

それこそ、KeePerの目的である
「車をプロの技でキレイにし、お客様が驚くような喜びを提供する。
そして、その喜びをいただいて、私達も共に喜び、高い収入得る。」
それに合致したコンテストになるのではないか。

 

こんなことが出来たら理想だなぁと思いつつ、
採点の方法がとんでもなく難しく、
競技としての公平性をどう担保したらいいのか、
難しいことがあまりにも多くて、
みんなから「非現実的」のレッテルを貼られて終わるだろう。

 

しかし、難しいから始めっから諦めるのならば、
KeePerそのものがこの世に生まれなかったはずだ。
KeePerは、たくさんの常識を破って、
新しい考え方も積極的に取り入れて、独自性の強い唯一無我の製品になった。
誰もが真似しようのない所にまで行きついている。

 

一度、試しに大きな中古屋さんとタイアップして、
試行錯誤しながら、
技術コンテストの番外編として本当に実施してみてもいいかなと思う。

 

その中古屋さんに、
なにも施工しない状態で「値段を査定」してもらっておいて、
ダイヤモンドキーパーモンドでピカピカしてから、
もう一度「査定し直してもらって」、
その値段の差、あるいは査定額の上昇率などで、競ってみても面白い。
これはきっとテレビで取り上げられるだろうし、話題になるはずだ。

 

車の価値を上げる為に、
大の大人が真剣にキーパーをかける図は絵になる。
たくさんの人が、みるみる車の価値が上がって行く様を見たら、
絶対にKeePerをやって見ようと思うに違いない。
これは真剣に良いかもしれない。マジになってきた。

 

昨日のレースで、
レースの最終盤で、ニックがあきらめずに、
前を行く#6を強引に抜いたあの気持ち良さに似ている。

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2019年05月26日(日曜日)

5.26.スーパーGT鈴鹿戦 大殊勲の1・2フィニッシュ!

本日は日本全国晴れであり、
中国大陸から暑い空気が張り出して、
本日のスーパーGT鈴鹿戦の三重県も
三十数度の猛暑になると、天気予報が言っていたので、
暑さに弱い私は少し憂鬱な気分で家を出た。

 

しかし鈴鹿に朝9時過ぎ到着しても、もちろんまだ涼しかったのですが
昼を過ぎでも、風が爽やかでちっとも暑くないのです。
その内にちょっと涼しい風が吹いたりして、
「これって雨が降る前の風みたいだ。」と言ったら、
TOM’Sの広報担当者「雨だなんて、不吉なこと言わないで下さいよ。」と悲鳴。

 

今年の#37 KeePer TOM’Sは、雨にとことん祟られている。
一戦目の岡山では最初から最後まで雨でお話にならず、
二戦目の富士でも予選で2位を取りながら、いったい誰のミスなのか、
雨で大後退。
それでも最後にずいぶん挽回しても7位。(わずかながらのポイントは着く)

 

しかし、それに続いての三戦の今日は、
日本国中「晴れ」
猛暑の警報が出されているくらいの「晴れ」
しかも、昨日の予選では、
富士戦に続いて第二位を獲得している。
これで今日の決勝を期待するなと言われても無理だ。

 

僚友の#36 au TOM’Sは、ポールポジションを取っていて、
#36 to #37のウンツースタートだ。
スタートドライバーは、一戦と二戦から変えて、
#36が中島一貴選手と、#37は平川亮がスタートドライバー。

 

スタートは午後2時半。
全く雨の降る気配もなく晴れ上がっている。

 

スタートから#36と#37は大きくハンドルを左右に切ってウェービング。
何やってんだろうと思ったが、
#37が盾になって僚友の#36を逃がす作戦だろうか。
#36はどんどん先に行って#37以下は離されていく。
しかし#37は良く2位を守って走るが、
やがて3位に落ち、
途中、中盤の事故でセーフティーカーが入るが、
再スタート直後のピットイン競争で一歩遅れ
4位に落ちるもすぐに3位に復帰。
そこからニック・キャシディ選手が怒涛の追い上げを見せて、
ラスト4周前で、強引に前を抜いて2位になり、
そのままゴールイン。

 

チームTOM’sはこのレースを
予選1位、2位で、決勝も1位、2位と、パーフェクトで勝った。

 

レースは300kmの短いレースでしたが、
結構いろんなことがあってスリリングであり面白いレースでした。

 

さぁ、ここからが始まりです。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

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2019年05月25日(土曜日)

5.25..スーパーGT第3戦(鈴鹿)予選、#37KeePer第2位!

スーパーGTの第3戦が鈴鹿サーキットで、
明日決勝レース、今日は予選です。
今年は2レース続けて不調な結果に終わっている#37はいかに。

 

予選の結果。
ポールポジションは#36のau TOM’S LC500
2位には#37のKeePer TOM’S LC500が、1位の#36に
わずか0.013秒の僅差。平川亮のドライブで、

今回の鈴鹿戦は、本気になって見ても良さそうだ。
明日、早く、鈴鹿サーキットに行くことになっています。

 

サーキットに先入りしている萩原Mからの報告

 

・Q2結果
1 36 au LC
2 37 KeePer LC
3 8 ARTA NSX
4 12 CALSONIC GT-R
5 6 WAKO’S LC
6 16 MOTUL NSX
7 1 RAYBRIG NSX
8 17 KEIHIN NSX

 

#36は、コースレコード1’44.319には、約1.5秒及ばずの1’45.775。
#37は、トップとの差が0.013秒で、1’45.788でした。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

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2019年05月25日(土曜日)

5.25.改善すべき点が多くあった第6回技術コンテスト

一昨日の5月23日に47名の県チャンピオンが全員集まっての準決勝戦で、
昨日5月22日には、準決勝を勝ち残った11名による決勝戦でした。
その両方ともに選手たちの真剣実あふれる競技と、
選手の5倍はいようかという大応援団が、
今までにない大興奮の充実した準決勝、決勝でした。

 

ところが、私には色々な部分に、
このままではまずいなぁと思えることがあって、
急遽その場で変更できることは、
会長特権(そんなものあるかっ!)で、変えてしまっこともありました。
変えたのは、決勝戦に設定された「ダイヤモンドキーパー」の競技に、
時間加点を無くしてしまったことです。

 

1日目の準決勝は全部で47名もいるので、
三班に別れて、それぞれでクリスタルキーパーを車の半分ずつ施工して、
その競技得点を上位11名に時間加点を加え、
だから、勝ちぬく人すべてが時間加点の元で争った訳です。
時間加点は、コンテスト初期の頃に私自身が造ったものですが、
競技のトップの決めるのに、
その差が非常に少なくて点差を着けるのが厳しかったので、
技術点が上位数名にだけ競技時間に順番を着けて、
その順番にあらかじめ決めた「加点」をプラスして、
その差を出そうというものでした。
あくまでも、この競技は「品質」と「技術」が重視されるので、
あくまでも技術点が上位であることが条件であり、
その上位に入ったもの同士で時間の比較をして点差を着けるものです。
「上手いは速い」の語源でもあります。
でも、あくまでも技術が上位であって初めて時間を競う意味があるので、
「速いは上手い」度はなく、
あくまでも「上手い速い」なのです。
この事と言葉はKeePerの施工者の中に一つの文化として広く定着しています。

 

その意味で全国大会の準決勝にも
技術点上位11名に時間加点を付けたのでしょう
しかし、あくまでも「準決勝」は「決勝」に進む11名を決めるものであり、
その11名の中での順位は、その目的には関係ないので、
準決勝47名に対して、
決勝に進むであろう技術点上位11名に、時間加点を着けても、
全く意味が無いので、
競技が始まる直前に
「11名に時間加点を着けるのはおかしい。これは無しで行こう。」と、
みんなに提案したのですが、
みんなには、すぐにはその意味が解らなかったのか、
「今回だけはこれでやらせて下さい。」と迷惑そうな表情。

 

着けても意味が無いだけなので、
着けなくても変わらないのだから、「まっイイか」と思ってそのままにした。
そして、
3組47名の競技が終わって、
採点の部屋でその様子を見、その結果を見ていたら、
ものすごく多くの人が「159点」とか「157点」の150点台になっている。
私はその事に大きな違和感を持った。
今日の出場者は全員が県チャンピオンであり、
県チャンピオン戦をトップで勝ち抜いてきた人だ。
その点数はほとんどすべての人が160点台を大きく上回っている。

 

それが159点とか157点など、150点台に甘んじて、
準決勝に敗退するのは、侮辱的なことだ。
表彰式で、落ちた人たちの表情が「暗い」ことに主催者側の誰も気が付かない。
何かおかしい。
その夜の食事会でも、みんながその事を思っていたようだった。
その空気に苛立った私は、
つい、大きな声を上げる場面が何度かあったが、
私が大きな声で怒鳴るのはいつもの事なので、相手にしてもらえなかった。

 

されで翌日の朝、
「準決勝で落ちた人が、そのあまりの低得点に不満が渦巻いている。
このままではまずぃぞ。なぜ、あんな低得点だったのか?」
この全国大会では、
その採点の正確を期すために採点の経験が豊富であり、
採点に最も信頼を持てるであろう営業所の所長と、
それと同格のLABOのマネージャーだけで占めている。
彼らは、大会の前日に集まって、
更に正確を期すために「目線合わせ」を何時間もやっていて、
採点に自信がある。
そこへ、前線から退いている会長が「おかしい」とクレームをつけるのだから、
彼らも真剣だ。

 

私は考えた。その目線合わせの時点で
「全国大会はすべての人のレベルがものすごく高いので、
差をつける為に、採点を少し厳しめに、低目に着けたのではないか。」
そう指摘したら、
彼らは言う。
「そういうことは一切やっていません。」
「でも、みなさん、ものすごく急いじゃって、
いつもの皆さんとは思えないドタバタしている感じで、
ああいう結果になってしまいました。同行の応援の人もそう言っていました。」

 

なるほどであった。
選手は無用に時間を意識しすぎて、技術が雑になったようなのだ。
そういうことだったのか。

 

今の事態の全貌が判ったからには、
この日の決勝もこのままでいいはずがない。
朝、急遽、二日目の開会がはじまってすぐ、
二百人以上の皆さんが並ぶ前に出て、
「今日の決勝戦は、時間加点はやめましょう。無しです。」
と、その訳を話して、皆さんに賛同を求めた。
皆さんから大きな拍手をいただけた。
重かった会場の空気が、ふと軽くなったような気がした。

 

何か異常があれば、それを真正面から受け止める謙虚さ。
異常があればその原因を突きつめる「しつこさ」。
この原因が判ったら、”すぐに”解決する「決断力」。
本当は一昨日の準決勝の時点で、
「時間加点をやめよう」と言った私は、しつこさと決断力が足りなかった。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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