谷 好通コラム

2019年04月17日(水曜日)

4.17.車の写真ではなく艶の写真を撮るという事

今日また、4台の車で艶の写真を撮りました。
4台の車の写真を撮ったのではなく、4台の車で艶の写真を撮ったのです。

 

KeePerに関わるパンフレットとか、看板とか、チラシとか、
必ずKeePerで磨き上げた艶々の車の写真がつきものですね。
いえ違いますね、KeePerで磨き上げた車の艶々の写真がつきものです。
しつこいようですが、
私たちがいつも撮っているのは、
「車の写真」ではなく「艶の写真」を撮るのです。

 

ここの所をどれだけ強く説明しても、
ある優れた写真家を除いて、普通のプロのカメラマンは、
「分りました。」と返事をしても、いざ撮影が始まると、
どうしても「(艶のある)車の写真」を撮りたがるので、
どうしても、写真を撮る方向が合わず、物別れに終わってしまいました。
だから、仕方なく、今では
スタジオで、
デザイナーたちと一緒に、
自分達で撮っています。
ついこないだまで、されでもカメラを使える女性社員がいたので、
助かっていたのですが、
それでも、私がいちいち指図をして「艶の写真」を撮っていました。
私達のデザイナー達にも艶の写真と車の写真の違いがなかなか分かっていず、
苦労をしていたのです。
しかし、その女性がめでたく「産休」に入ったので、
(当社は産休が多く、しかも100%職場復帰しているのが自慢だ)
今日は、デザイナーたちだけで撮ったのです。

 

撮影はいつも朝早くから始まるのですが、
私は昨日、東京へ日帰りの出張をしたので、
ちょっと遅刻して、9時半ごろにスタジオに出ました。
そうしたら、
名古屋勤務の三名のデザイナーとWEB関係の女性4名だけで、
さっさと今日は「艶の写真」を撮っているではありませんか。
どうも、新人の(と言ってもかなり年配)デザイナーが、
いつもの私の口ぐせ『下手な鉄砲数打ちゃ当たる。』と言いながら、
1シーンにつき露出を変えながら、何枚もシャッターを押していて、
その中に、
確かに艶の写真と言えるような写真が混じっていて
彼らは突然、出来るようになってしまっていた。

 

となったら、私はもう出番はない。
何年も、何十回も、私の出番がありつつ進んだ艶の写真撮影も、
とうとう『下手な鉄砲数打ちゃ当たる。』と意味が通じて、
突然、彼らは出来るようになったのです。

 

私は早目に引き上げたので、
「上手く撮れたと思う写真を、メールで何枚が送っておいて。」と言い残して、
彼らにすっかり任せて、スタジオを去った。

 

その結果、夜になって送られてきた写真がこれだ。
まだ少し解っていない部分があるが、
あと少しの修正で終わりそうだ。

 

 

これは、ちょっと無理ですね。

 

 

艶のポリューム感は出ています。

 

 

ちょっと考え過ぎですね。

 

 

意外と良いのではないでしょうか。

 

 

おもしろいですね。

 

 

いい写真です。

 

 

艶とも車とも関係なく、単なるかわいい猫です。

 

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2019年04月16日(火曜日)

4.16.富士山がくれる幸運

今日は朝から晴れていて、
きっと東京に向かう新幹線の中から富士山がよく見えるでしょう。
だから、新幹線はわざわざ富士山側の席を取りました。

 

東京に行く時は、晴れていれば富士山が見える。
この幸運は、
私が、いつか、死ぬ間際に
「もう一度、富士山見たいなぁ」と、つぶやく価値のある幸運です。

 

幸運とは、それが有る時には、そのありがたさが解らないもので、
それを失った時、はじめて、その価値を思い知るものなのでしょう。
人は生き物なので、必ず死にます。
無限とも思えるような長い時間の中では、
人は愛する人とゼロに近いような短い時間を一緒にいられるだけで、
ほんの一瞬のことです。
時間は、過ぎれば、いつも幻のごとく、
失った時に初めてその価値を思い知るのでしょうが、
出来得るものならば、その片鱗だけでも、生きている間に知りたいものだ。

 

涙が出て来ちゃいます。

 

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2019年04月14日(日曜日)

4.14.応援の皆さんがお気の毒で、本当に申し訳ない。

今日のスーパーGTのレースは、
雨の天気予報であり、寒くなると伝わっていたので、
術後の腰にキツイかと思って岡山に出かけず、
自宅のテレビでの応援を決め込んでいました。

 

午後2時過ぎに決勝レースは始まったのですが、
雨足が強く、最初からセーフティーカー(SC)先導のスタートで、
数周に渡ってレース走行の半分ほどもないスピードで廻り、
やっとSCが抜けてレースが始まったと思ったら、
数周廻っただけで、
路面の水に乗って(ハイドロプレーニング現象という)
内巻きにスピンして
コーナーの内側の壁に頭を突っ込んだ車があって、
それの撤去作業の為にまたSCが入って、
ぐるぐる徐行しているうちに、
雨が小降りになって、再スタートしたら、
すぐに雨が強く降り始めて
また数周で今度は複数のレースカーが
路面の水に乗って派手にクラッシュして、
今度は赤旗(一時レース中断)が出て、
ずいぶん長い時間かけ、雨が小雨になって再スタートするも、
すぐにまた強く雨が降り始めて、またコースアウトの車があって、
本日4回目のSC出動、

 

セイフティーカー(SC)先導で徐行している間に、
なぜか我が#37のニックキャシディ君はスピンして、
500クラスの最後尾に下がっている。
(徐行と言ってもタイヤやブレーキの”温度を下げないように”
ドライバーは急加速をして見たり、急ブレーキ、急ハンドルをしている。
だからセイフティカー先導走行中のスピンというものは不思議でない。
しかしもちろん、多くはない。不思議ではないが、アホの部類ではある。)

 

そんな徐行中にもかかわらず、また大きなクラッシュが発生、
すぐに赤旗が出て、レース中断、
1時間近くも中断が続いて、
時間切れで、レースは中止となった。
それでも、周回数が既定の回数を越していたので、
レースそのものは成立となって、
ドライバーには既定の半分のポイントが与えられた。
その根拠となった周回数のほとんどがSC先導の徐行であって、
レース走行での周回はあまりなかったので、
個人的には、レースが行われたという印象はほとんど無い。

 

主催者がレースを成立させるために、
ダラダラとSCと赤旗で引っ張り、
SC先導徐行での周回を稼ぎ、かろうじて、
レース成立に持ち込んだような印象を与える後味の悪いレースだった。

 

おまけにSC先導徐行中のスピンによって最後尾に下がった#37は、
せっかく無理して成立したレースなのに、
更に上から落ちてきた車があったので、
最後尾に下がっていなければ6位ぐらいにはなっていたのに、
最後尾から二車分上がっても12位で、ポイントゼロであった。

 

一番気の毒だったのは、
わざわざ#37応援の為に駆け付けてくれていた、
地元を中心のたくさんの皆さんです。
岡山サーキットの観客席は、
申し訳程度の屋根があるだけの吹きっ晒しの席で、
今日のように温度が10℃くらいしか上がらない風が強い雨の日は、
きっと居心地の悪い、寒い、ひどい状況だったと思うのです。
そんな観客席に何時間も座って、
SC先導の徐行を長々と見せられて、
みなさん、本当にお気の毒だったと思うのです。
本当に、申し訳ありませんでした。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

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2019年04月13日(土曜日)

4.13.2019年スーパーGT岡山戦の予選結果

いよいよ今年もスーパーGTのシーズンが始まりました。
その第1戦は、岡山国際サーキット戦、
この時期の岡山は、サーキットが山の中にある事もあって
まだ寒いと聞き、
私は腰の手術からまだ1か月未満であることもあって、
今回は申し訳ありませんが、
自宅でスカパーで応援ということにしました。

 

ということで、
今日岡山のサーキットで予選を観戦していた
営業の萩原君からの報告と、中村カメラマンからの写真をお伝えします。

 

まずQ1. GT500クラス全15台中8位までがQ2へ進出。

 

1.#12 CALSONIC GT-R 星野さん所のインパルです。
2.#23 MOTUL GT-R
3.#24 Realize C. GT-R
4.#17 KEIHIN NSX
5.# 1 REYBRG NSX
6.#23 CRAFT SPORT GT-R
7.# 8 ARTA NSX
8.#37 KeePer LC

 

そしてQ2の結果

 

ポールポジション
1. #23 MOTUL GT-R
2. #12 CALSONIC GT-R
3. # 1 REYBRG NSX
4.. #17 KEIHIN NSX
5. # 8 ARTA NSX
6. #24 Realize C. GT-R
7. #37 KeePer LC
8. #23 CRAFT SPORT GT-R

 

トップの#23はコースレコード1:18:126を
1.5秒上回る1:16:602でポールポジションです。

 

#37 KeePerは、
トップとの差1.091秒であり、
実は#37も7位ながらも、コースレコードのようです。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

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2019年04月13日(土曜日)

4.13.ダメな店長は、彼が去ると、その店の実績はじきに下がる。

優秀な店長が一つの店舗のチーフとスタッフを
しっかりと育て上げるのには何か月かかかって、
お店の財産であるお客様を造り上げるまでに少なくとも1年はかかる。
そうなれば当然、
良い実績が安定して上がるようになっている。

 

そして、
店舗はスタッフとチーフが育て上がって、
良い商品で繋がっているリピートのお客様が積み重なれば、
それを造り上げた優秀な店長は、
出世して転勤でいなくなって、
彼が育てたチーフを店長に昇進させても
その店の良い実績は決して落ちるものではない。

 

本当の良い優秀な店長は、
自分が去った後に、
優秀なチーフとスタッフと、たくさんのお客様をその店に残し、
優秀な店舗を造り、残し、次の店でも同じことが起きる。
だから会社は、
その優秀な店長をどんどん昇進させて、たくさんの店舗を預けるようになる。

 

反対にダメな店長は、
彼がその店に赴任すると、すぐに、目に見えて実績が上がるが、
それは彼自身が、その店のお客様に、高い商品を強引に打ったり
値引きや過剰サービスを付けて無理して”売り”
一部のお客様をえこひいきすることによって、その場限りの数字を造る。
悪い店長は、
人を作らず、リピートのお客様を作らず、
つまり店を作らず、目先の数字を造るだけなので、
そのダメな店長をその店舗から外したりすると、
すぐに実績が落ちる。

 

これは、明確な数学の定理のようなもので、

 

優秀な店長は、
赴任して実績が上がるのに時間がかかったとしても、
彼が去ってもその店舗の実績は下がらない。むしろ上がる。

 

ダメな店長は、
たとえ赴任して実績を上げるのに時間がかからなかったとしても、
彼が去ると、その店の実績はじきに下がる。

 

 

この定理には、もう一つの理由がある。

 

良い店長の店では、
お客様が喜んでくれるような仕事の仕方をするし、
部下にもそうさせるので、
部下もお客様が喜んでくれるのが嬉しくて
みんなが自ら働く気になって、働いているので、
その良い店長がいなくなっても、同じように自らの意志で働いて、
もちろん実績は下がらない。
下手すると、残されたみんなが「頑張らなきゃ」と意識して、むしろ上がる。

 

ダメな店長は、
お客様が喜ぶかどうかは別に、
とにかく部下を働かせるのが店長の仕事だと思って、
部下を働かせ、部下はいつも働かされているので、
働かせているその店長がいなくなったら、
部下は働かされなくなって、
でも、自らの意志で働いていた訳ではないので、なるべく働かない。
お客様が怒っても仕方ない。実績はまっさかさまだ。
こうなってしまった店舗は、
はじめっから造り直さないと再生しないことが多い。
「部下を働かせるのが店長の仕事」と思っているダメな店長は、
意外と多く、意外と始末が悪い。

 

店長、部所長、社長は部下を働かせるのが仕事なんて馬鹿なことを考えずに、
みんなと一緒に意志を一つにして目標を達成して、
達成会で飲んで、
食って、騒ぐのがいい。
目的をみんなで一つに持つことが良い。
お客様に喜んで来てもらう事。
みんなから必要とされる自分達である事。自分である事。

 

製品部混成達成会(?)
昨日の夜「東浦ホルモン」にて。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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