谷 好通コラム

2024年09月15日(日曜日)

09.15.明日書く、交野店→奈良大安寺店→堺 鳳店→岸和田北→神戸岡場

今日は関西の新店と大改造したLABO店舗5軒に行って来ました。

めちゃくちゃ楽しくて、いっぱいの事を考えて、

すごくくたびれたので、

夜9時過ぎに帰って来たのですが、

つい、飲んでしまいました。

今日ドライバー役をやってくれた村藤君と、

一日付き合ってくれた連れ合いと、

「デニーズ」でオムライスを食べながら、

私だけビールとハイボールを飲んで、酔っぱらってしまったのです。

デニーズで飲んだのは初めてですが、ちゃんと酔っぱらいました。

 

だから、車中で整理した写真と共に、明日書いてブログに載せます。

一話では済みそうにないので、二話か、三話になるかもしれませんが、

明日は休みになっていますので、

たっぷりと書きます。

 

今日は酔っぱらってしまったので、とりあえず、ごめんなさい。

 

神戸岡場店に向かう途中

神戸港の巨大な橋から見た素晴らしい夕陽。

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2024年09月14日(土曜日)

09.14. 三連休初日、LABOはピーク。何も感じないはハズレ。

今日から三連休で、来週もまた三連休がある。

月に二度も、それも続けて三連休があるのは、この9月だけだ。

今日はその初日なのだから、日本国中どこの現場もピーク状態だろう。

しかし、私は今日の昼間それを感じなかった。

必要があって長い原稿を書かねばならなかったのだが。

本社の事務所には、今日は誰も出ていないと聞いていたので家で書いていた。

すると、今日の現場でのピークをすっかり意識しないでいたのです。

夕方から店舗からすごい数字の実績報告日報のメールが送られてきて、

読むうちに、やっと、

店舗でのラッシュぶりとみんなの大変が伝わって来たのです。

私は原稿書きに集中して、

仲間達と意識を共にすることを忘れて、

うっかり、ハズレになってしまうところでした。

 

昨日、39年の歴史の中で今もいる

もっとも古くからの仲間たちの一人

「大友さん」が、「今日で終わりです。」と挨拶に来てくれました。

また、あと残り少ないページの中の1ページが閉じられた気持ちです。

 

鈴置専務と挨拶に来てくれた大友さん。

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2024年09月14日(土曜日)

09.14. KeePerがカーコーティングを「嗜好品」から「実用品」に。

昔、カーコーティングは下地作り、研磨の”腕” が命だった。

カーコーティングが世の中に表れたのは多分40年前のことです。当時は、カーコーティングと言えば、塗装表面を、超微粒子コンパウンドとポリッシャーを使って精密に磨き上げ(鏡面研磨と称された)、塗装表面を新車以上の平滑状態に加工してから何らかのコーティング剤(ポリマーコーティングが多かった)を塗布するものでした。塗装表面を極端な平滑状態にすると、その上に塗られる何らかのコーティング剤が研磨前の凸凹状態への塗布よりも、より良く密着するのでコーティング剤が長持ちして、その効果をより強く発揮することが出来るというものです。だから、私が35年前にコーティングの研修(修行みたいな)を受けていた頃は、「コーティングっていうもんは研磨が命なんだ。つまりコーティングの下地作りの研磨をする職人の”腕”が命で、研磨の仕上がり次第=下地の出来次第でコーティングの善し悪しが決まるんだ、。とびっきりの職人が磨いた下地なら.何を塗ったってピカ一の仕上がりと、耐久力を持っているものさ。コーティングは下地作り次第なんだ。」こう、私も叩き込まれた。

この話はいまだに生きていて、こう信じている職人さんも多い。

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※この考え方を頭から否定するとはない。しかし、KeePerは「塗面改善方向性」と「ギセイ被膜」という独自の考え方で、まったく”違う”コーティングの世界を作り上げた。

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だから、昔、カーコーティングは一部の車好きの為の「嗜好品」だった。

ここで、私が言いたいのは自動車の「コーティング」という商品が、職人芸で作り上げる芸術品のような性格を持った商品であって、「高級」であり「高品質」であり「高価」であった。だから、一部の「車好き」が無理して買う贅沢な「嗜好品」でした。だから、これを買うのは一般の普通の人ではなく、ごく一部のマニアックな人で、割と高い価格の自動車が多いのです。

 

新車購入時に一番多く買われた。普通の人も買った。

自動車に特にこだわりを持っていない人でも一般の人にとっては「家」に次いで高い買い物、すなわち「新車購入時」、に、買った人がその車に一番愛情を感じている「買い時」に買った商品でした。更に新車の状態は塗装がまだ一番傷んでいない平滑状態が保持されていて、ほとんど”研磨”が必要ない状態であり、コーティング施工が簡単なので売る側にとっても「売り時」であった。

しかし、その一回だけの施工だった。

しかし、新車の時に施工したそのカーコーティングは三年後、或いは五年後、保証期間が終了したその時には塗装表面は相当に凸凹になっているので、もう一度同じカーコーティングを施工するには、職人技の「研磨」で新車の様な平滑状態の塗装にしなければならないので、そのカーコーティング代金に加えて職人技の「研磨」の料金が追加されるので、新車時のコーティング料金の約二倍もの費用が必要になる為、新車時のカーコーティングを二回目、三回目と施工する人は極めて少ない。というよりほぼゼロであった。

 

 

低分子ガラスコーティングで、新車でなくても、研磨無しで何度も施工可能に

摩擦やUV、化学物質などの環境から攻撃に対して無反応(強い)なガラスを比較的小さな低分子で、柔軟性のある無機質被膜を分厚く造る事によって、使用中の車の塗装表面の凸凹を埋めて塗装表面の平滑を造り”いい艶”を出す新しいタイプのコーティングを作った。

昔、カーコーティングは新車の時に一度だけ施工するものであったカーコーティングが、このことによってコーティングの施工が1回目も2回目も、繰り返し何度施工してもほとんど同じ作業で高い品質の艶を出すカーコーティングが出来るようになった。更に「無機の被膜」+「有機の被膜」の二重構造で水道水に含まれるシリカ(無機)の固着リングを防止し続けられる。

つまり、カーコーティングは繰り返し行うサービス商品になった。

 

洗車を激減させて、いよいよカーコーティングを実用的な日用品に。

更に、二層目の有機被膜層に表面に特殊な分子構造を持たせることによって「ファンデルワールス力の最小化」という独特効果を持たせて、降ってきた「汚れ」が塗装表面に密着することを防止することに成功。

埃などで車が汚れても、雨などキレイな水が降れば、密着していない埃が塗装上の雨の中に混じり込んで流れ落ちてしまい、まるで洗車をしたかのようにキレイになってしまう「自浄効果」を生み出した。すると、車はいくら汚れても雨さえ降れば洗車をしたようにキレイになるので、洗車しなくなる。

洗車をしなくても良くなれば、洗車の費用が無くなり(コスパがよくなり)、洗車に要していた時間が要らなくなる(タイパが良くなる)。さらに洗車の為に車を移動しなくてもよくなるので排出ガスの節減にも寄与する。

今まで、一部の車好きが買うか、新車購入時にだけ買っていた嗜好品であったカーコーティングは、その大きな特徴である「より良い艶」だけでなく、コスパとタイパを良くするし排出ガスの節減にも役立つ実用的な日用品に大きく性格を変えた。さらにそのサービスをを定期的に繰り返し受けることが出来るので、購買者はほぼすべての人に拡がり、購買機会も新車時だけでなく、定期的に繰り返し買われることになり大きく拡がった

 

 

昨年のジャパンモビリティーショーに出品した折に掲出したパネル。

PHEV プリウスと1年サイクルフレッシュキーパーの組み合わせで、

洗車の回数の激減と給油回数の激減で、この家族が何を得られたのか図解した。

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2024年09月12日(木曜日)

09.12.今日もたくさんお話をしました。楽しい。

毎日、IR(機関投資家からの取材)を二本、三本入れて、

各1時間、みっちりと話をし、

特に、私はリモートで話すと声が大きくなるので、

喉が枯れそうになるくらいになります。

それに何故か、ずっと会議室にいるので、次から次へと人が来て話をします。

途中、喫煙室での休憩中まで、

必ず誰かが入って来て話を持ってくるので、

考えとみると、私は一日中ずっと話をしているようです。

それで慣れてしまっているので、

もっと年取って仕事を辞めたら、本当に寂しいだろうなと思うのです。

 

私はたまたま起業して自分の会社があるので、

72才になってもまだ仕事があるのですが、

考えてみると、起業して一番良かったことは、72才になってまだ仕事があり、

まだ、喉が枯れそうになるほど人と話をしていられることかもしれません。

いい加減、くたびれたと思うこともありますが、

ふとスケジュールが空いて、休憩していても話し相手が来ずに、

喫煙室で黙って煙草を吸っていると、

それがほんの何十分かの空白の時間でも、ひどく孤独を感じる事があります。

明らかに変ですが、

これで本当に引退したらどんなになるのだろうかと思うと、

どんなにビッシリと予定を入れられても、ありがたいと思って、頑張れます。

 

本当は、もっと長い書かねばならない中身のある文章があるのですが、

送られて来たこの写真を見ていたら、

こんなことを書いてしまいました。たまにはいいです。

 

「カッパドキアの気球からの朝日」だそうです。

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2024年09月10日(火曜日)

09.10.「行くこと」は手段でしかなく、それ自体が目的にはならない。

この会社の組織はずっと、長い間、ものすごく平らでした。

店舗スタッフは、

最初、無資格者から始まって、

二級技術資格スタッフ、一級技術資格スタッフとステップアップして、

資格としては、その上にEX一級技術資格・T-REXマイスターとあって

シニアスタッフという経験が豊かで技術練度が高い位置づけもあります。

しかし、取得技術のランクには段階があるが、

組織としてはいずれも同じ技術スタッフ。

技術能力給的に給料は上がっていっても、

組織上の役職は「技術スタッフ」という位置づけです。

 

店舗には必ず「店長」が一人いて、

店舗の責任者であり、店舗運営のカナメとなる。

もう一人、チーフという役職は店長の補佐。

その上で昔は、

すべての店舗をまとめていくのは部長と専務。いわば本社と直結だ。

だから、

元々KeePer LABO店舗の経営体制は、

本社→店長→技術スタッフのたった三段階の組織であり、

非常に風通しの良い組織であった。

 

それが、店舗がだんだん増えて、

目が行き届かなくなった来た時、

何軒かの店舗を統括するようなマネージャーという名の役職が出来て、

マネージャー候補、あるいは見習のような存在で課長が出来て、

店舗増加と共に、上下の多段階管理体制みたいになって来ていました。

 

もともと、

LABO店舗は自立していて、

そのスタッフの内なるモチベーション、つまり、

皆でお客様に喜んでもらうというシンプルな動機で運営されていました。

しかし、

マネージャーが出来、課長が出来て

多段階での管理体制のような形になって来た時、

店舗に、仕事をやらせる側と、やらされる側の関係のようなものが

発生して、スタッフの内なるモチベーション、

「皆でお客様に喜んでもらうという動機」が、薄くなってきていたのです。

つまり、

店長は、店舗にいて、お客様と直接接するので、

お客様に喜んでもらうというシンプルな動機を持つことが出来、

喜んでもらう為に、お客様の車を実際にキレイさにすることによって、

お客様に喜んでいただけるので、

それをモチベーションに働くことが出来ます。

それは、チーフも技術スタッフも同じで、

皆がモチベーションを共有することになり、店舗がお客様から支持されます。

KeePer LABOというビジネスモデルは本質的に「サービス業」であり、

お客様の喜びを生産する場として店舗があり、

その為のスタッフとして店長もチーフも、技術スタッフも価値観を共有します。

 

しかし、その店舗をまとめる形での課長やマネージャーたちは、

その店舗の一員ではないので、それを共有することなく、

店長以下のスタッフ達に、

お客様に喜んでいただくようなサービスを皆にやらせる立場になって、

それが出来ているかどうかを点検し、確認して廻る係になってしまったのです。

点検した上で足りないところがあれば注意し、

キチンと実行するよう指示し指導する係になっていました。

いわゆるやらせる側になって、

店舗スタッフをやらされる側にしていたのです。

 

これでは、サービス業としてのKeePer LABOの一番の強味である

「そのスタッフの内なるモチベーション、

つまり、皆でお客様に喜んでもらうというシンプルな動機で運営される。」が、

単なる作業をやらされている者の集まりの店舗になって、

スタッフの内なるモチベーションから造り上げられるお客様の喜びが、

存在しなくなってしまった時、本質的なサービス業の強みも無くなりました。

もちろん、

一部の店舗においては、ですが。

 

本来は、マネージャーも課長もその担当の店舗において、

お客様の喜びを共有すべく、共に働くスタッフ達と同じ地平で働く仲間です。

それをおかしくしてしまったのが、

「巡回」だと考えたのです。

一つの店舗を、会社の最高責任者から、LABO部門責任者、

部長、マネージャー、課長と、みんなが、

それぞれ、見廻って、

彼らを慰労したり、激励したり、点検したり、指示、指導したり、

皆がやらせる行為を、何重にもしている異常さに気が着きました。

その店舗に行くことを目的として、

それぞれが見廻っている事の異常さ、理不尽さに気が着きました。

それぞれの役目が店舗に行くことを目的とするのは異常であり理不尽です。

だから、

それぞれの役職の者に、

行くことを目的として店舗を巡回することを一旦禁止しました。

 

お客様の目線で店舗をしっかりと見ること、

それを店舗の在り方、状態、スタッフの在り方を修正する目的を持つべきです

だから、行くこと自体が目的であるような「巡回」を禁止し、

行って何をすべきなのか、それを明確に持ち、しっかりと目的を持って行く事。

行くという行為自体は目的にはなり得ず、

行くという行為で成せる目的を明確にすること。行くことは手段でしかない事。

 

大きくなって多段管理体制のようになってしまっている今の体制と行動を、

「行くことは手段でしかなく、それ自体が目的にはならない。」を徹底する為、

私自身の行動として、

これから約1年間、

新店への訪問を除いて、

巡回まがいの行動になりがちな既存店への訪問を、

私自身も、やめると前話で宣言した訳です。

 

前話の「私は少なくとも1年間、既存店を見て回る事をやめます。」の意味を、

今日のIRで「どういう意味なのですか」と質問を受けたので、

今日はそれをもう一度きちんと書いてみました。

 

まだ真夏日が何日か続くようですが、空はもう、明らかにです。

 

 

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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