2016年11月29日(火曜日)
11.29.人の役に立つ仕事をしているとポジティブになるのでしょう。
先日、このコラムの16年前の最初の話であった堀田歯科に行ってきました。
約16年前に入れたインプラントの定期検診です。
私は16年前、堀田康記先生にインプラントで助けてもらってから
ずっと毎日、朝食後と寝る前に歯ブラシをした上に
歯間ブラシで念入りにスミまで磨いているので、
点検の看護師さんに「キレイにしていますネ」と誉めてもらいました。
それから最新のレントゲンマシンで全体を撮影して、
インプラント周辺の顎の骨が沈んでいないことを堀田先生が確認して、
「よしっ、大丈夫」と太鼓判を押してもらいました。
それから「ところで‥‥」と、私自身の健康のことを心配していただき、
話の延長線上で
ご自分が、数年前、
胃がんで胃の全摘出手術を受けられたことと、
胃が無くなったのに、ちょっと太ってきて、
胃のお医者に
「胃が無くなったのに太ってきた奴は初めて見た。」と言われたことを、
面白そうに話してくれました。
堀田先生は信じられないくらいポジティブな感性を持っています。
・胃がんになって、
・胃を全部摘出する大医手術を受けて、
・胃が無くなって食べれないのだけど
・それでも食べないと頭がくらくらするので、食べて、
・ちょっと太り、
・医者に「胃が無くなったのに太ってきた奴は初めて見た。」と言われたことを
・笑って自慢する医者は、かなりたくましくポジティブです。
私は、こんなにたくましくてポジティブな人間になりたいと心底思います。
地獄の苦しみと不安を潜り抜けてきて、
その心身ともに極限であったであろう状態を
ようやく克服した自分を、
笑い飛ばす、
生に対する圧倒的な肯定を、
私は、心底から尊敬し、憧れます。
そんな堀田先生は、私と同じ年齢です。
「次から次へと大変だけど、お互い、頑張ろうな。」と言われて、
私も先生の仲間に入れてもらえたような気がして
嬉しくて、しばらく幸せでした。