2016年09月16日(金曜日)
9.16.よほど素直な猛練習だったのでしょう。
会社が成長して大きくなり、
たまたま会社が上場したりすると、
自分が上場会社の経営者、社員に出世した気分になって、
自分が偉くなったような傲慢な勘違いを起こす者がいます。
ただ単に自分が勤めている会社がたまたま上場した訳であって、
自分が偉くなった訳でもなんでもないのに。
そうやってダメになった者もいます。
そんな浮ついた空気の存在にいらつくこともあります。
残念ながら、そんなこともあります。
そんな時、今日は、その正反対の経験をしました。
私が昔から尊敬している師が社長をされている会社の、
接客力と技術力向上コンテストが開かれ、
KeePer技研㈱が技術力コンテストの部分をお手伝いをしたのです。
日本各地の支店の中で勝ち抜いてきた精鋭が24人、
愛知の中央トレセンに集まって、
ハイレベルな戦いを、
真剣そのものの空気の中で繰り広げ、
最後に勝ち抜き優勝したのは、
中部支店の坂本さんという女性アスリート。
手首が自在で、車の曲線を良く捉えていく天才肌の技術でした。
・・・・そう思っていたら、
先月行われた予選では、そんな風ではなく、
天才肌に見えたそれは、この一ヶ月の間の猛練習の結果だと聞いて驚きました。
傲慢さは人間を腐らせますが、
人間とことん謙虚になって自らを鍛えると、驚くような成長をすることが出来ます。
天才的を思わせるような成長は、
余程それまでの自分を素直に乗り越えられないと出来ません。
また、今日の皆さんの傲慢さのかけらもない素直な懸命な競技は、
我が尊敬する師の、見事なまでの人に対する愛情の結果なのだと思いました。
私は、今日は、本当に感動をしました。
思わず涙が溢れてきて、
皆さんの前で話す時、声を詰まらせてしまう不覚がありました。
こんなことは初めてです。
猛練習をしたそうです。