2020年07月12日(日曜日)
7.12.飛行機に思う。
私は飛行機が好きでした。
だからという訳ではないが、飛行機にはたくさん乗りました。
多分、数百回以上は乗ったと思います。
オーバーに聞こえるかもしれませんが、本当です。
キーパーが日本国中に広がりつつあった頃、
連日、飛行機に乗って飛び回ったこともありましたし、
国内線は数限りなく乗っています。
さらに世界にも広げようと中国へは70回、
アメリカにも10回以上行って、
商品開発の為にヨーロッパにドイツを中心に何度も行きました。
その度に飛行機には最低往復2回、多い時には4回、5回と乗ったので、
本当に数百回、
ひょっとしたら国内線もいれて千回以上乗ったかもしれません。
一番最初に乗った飛行機は、名古屋空港から鹿児島空港。
本当は太平洋フェリーで行くつもりだったのが、
ちょうど台風が来ていてフェリーが欠航になってしまったので、
仕方なく飛行機で行くしかなく乗ったものでした。
だから、当然、空も大荒れで、初めて乗った飛行機はドタンバタンと揺れて、
死ぬほど怖かったことを憶えています。
それからしばらくは飛行機が大の苦手で、
仕方なく飛行機に乗る時には、飛ぶ前からきついアルコールを飲んで、
飛び上がる時にはベロンベロン状態になって、怖さを紛らわしていました。
自分が空を飛ぶこと自体、受け入れがたいことだったのです。
それが何度か乗っているうちに、
今度は、飛行機そのものが好きになり出して、
飛行機の本をいっぱい読んで、その構造とか、飛行機の種類などを憶えると、
飛行機で飛ぶことも怖くなくなり、
むしろ、飛行機に乗りたがるようになったのです。
一時は、飛行機は尾翼を見ただけで機種が分かるようになり、
無駄なことまでよく知っている飛行機オタクのようになりました。
そうなったら飛行機に乗って日本国中、世界中を飛び回ることが好きなのか、
飛行機に乗ること自体が好きなのか、
本人も分からないくらい乗りました。
足がダメになってきて、
人に世話を掛けなければ乗れなくなったこともあり、
また、社長を引いてからはそれほど出張もなくなり、
今年は7月になって初めて飛行機に乗りました。
久しぶりの飛行機は、
あいかわらず、
外の景色、真っ白な雲と、宇宙に繋がる濃い碧空を眺めています。