2016年08月16日(火曜日)
8.16.創立30周年記念からまだ1年も経っていないのですね。
1985年に家内と二人で刈谷市に共同石油高津波給油所を立ち上げて、
でも、担保の問題があってガソリンスタンドで拡充するのをあきらめて、
紆余曲折の上、カーコーティングビジネスの道に入り、今に至っています。
31年間、業績は飛躍的に上がったことは一度もなく、
前年比110%~120%と、毎年少しずつしか上がっていないので、
何か区切りなく、切れ目なく31年間続いてきたような気がしますが、
まだ1年も経っていない30周年と東証マザーズ上場記念パーティーの
ビデオを懐かしく見ていると、もう何年も前の出来事のような気がします。
あのパーティーの半年後に東証1部市場に市場変更し、
KeePer PROSHOPが500店以上も増えて5,106店舗になり
LABOも10店以上増えました。
社員もあの時から50名以上増えて、
従業員さん全体でいつの間にか400名を越しています。
たった1年でこんなに変化があるのですから、
遠い昔のような気がしても当然です。
だから、会社の軸である経営者もじっと同じでいられるわけがなく、
常に現状否定して、常に今ある殻を脱ぎ捨てながら進化し、
新しい次元を創り出し続けなければなりません。
しかしこの時面白い現象が起きます。
現状否定とは自分の現状否定に他なりません。
これを常にするから新しく膨れていく体に殻が合って行くのですが、
徐々に自分に自信が持ててくると、現状の自己否定が出来なくなってきて、
自分の周りの要素が、自分を攻撃的に否定しているような錯覚を持つことがあります。
こうなると、周りも自己否定の苦しみ、
つまり成長の苦しみを分かち合うことも無くなります。
成長率は相変わらず110~120%程度のゆっくりしたものですが、
月日が経って会社が大きくなってくると、
少しの成長率でもその成長差がどんどん大きくなってくると、
たった1年の時間の長さが、
とんでもなく大昔の、落差の大きい懐かしい昔話のように、思えます。
記憶から風化しつつあるあの30周年パーティーから、
まだ1年も経っていないのです・・・