谷 好通コラム

2020年07月03日(金曜日)

7.03.なぜ日本製の自動検査機は日本では使われないのか

コロナ禍による社会的な自粛は、理解できない部分が多い。
この新型コロナウィルスの怖いところは、
無症状の元気な保菌者から無自覚に他人に感染するところで、
このウィルスの毒性や死に至る率は、インフルエンザに比べて突出していない。

 

元気な保菌者が、自分が知らないうちにウィルスを吐き出して、
感染させてしまう所が怖いのだから、
無自覚な無症状保菌者に、検査で自覚させて、隔離するに限る。

 

それ以外に方法があるとすれば、
誰が保菌者なのか分からないのだから、
すべての人が保菌者だと考えて、
すべての人と一定の距離を持って、
すべての人との直接のコミュニケーションを避けて、
すべての人と接することを避けて、
すべての人が保菌者だと考える。

 

実際には、すべての、その率は、
抗体検査などでの結果、0.1%~0.17%であることが分かっている。
その感染者数から日本で一番汚染されていると思われている地域での率だ。
つまり、一番汚染されていると思われている東京で1,000人に一人だ。
そんな状況の中で,
すべての人が保菌者と考えて・・・というのは、不自然さを感じる。

 

もう一つの方法、
無自覚な無症状保菌者に、検査で自覚させて、隔離する。
この方法はなぜ、なぜ実行されないのだろうか。

 

有効なワクチンが普及するまでは、
PCR検査を国民の義務にして、無自覚に保菌者を隔離すればいいと思う。
PCR検査が難しいというが、
日本製の優秀な自動PCR検査機が世界中で大活躍しているのに、
肝心な日本国内では、”認可”が下りていないなどと信じれないような理由で
世界中で大活躍していている日本製の優秀な自動検査機は使われず
相変わらず手動でアナログな検査が行われていて、
無自覚な保菌者探しは全くされていない。
官僚が、自分の権限を振り回して、
この信じられないような事態が出来上がっているのか。
今一番急がれているのは厚労省の民営化なのかもしれない。

 

いま日本国中で、
隔離すべき保菌者探しをせずに、
多い地域でも1,000人に一人の保菌者を
すべての人が保菌者だと考える方法が実践されている。
今すべきなのは、
隔離すべき無自覚・無症状の保菌者探しであって、
日本はそれを実行できる優秀な機械を生産している国そのものでありながら、
官僚機構が出しているダメを通してしまっている政府は、
このままでは、みんなが気が付いて命取りになるだろう。

 

 

60年以上もの昔、
ポリオという子供をビッコにするウィルスがあって、
ポリオウィルスは新型コロナウィルスのように、
無症状で無自覚な保菌者に感染力があって、すさまじい大流行をした。

 

(インターネットの記事より)
ポリオでは1名麻痺患者がいるとすれば、周囲には100名程度の
無症状感染者(ウイルス排泄者)が存在するということになります。
しかし、1961年にポリオ生ワクチンが登場し、
全国で集団接種が開始されて以降、患者数が激減しています。
日本国内では1980年に1人の発症があったのを最後に、
この病気を新たに発症された方は確認されていないといわれています。

 

(もう一つのインターネットの記事からの引用)
日本でもかつて大流行したことがありますが、
その時は母親たちがマスコミとともにポリオ撲滅の大活動を行いました。
その結果、当時の厚生大臣は、
ソ連やカナダから使用し始めたばかりのポリオの生ワクチンを緊急輸入して、
テストもしないで子どもたちに投与しました。
するとまたたく間に流行がおさまりました。

 

 

みんながだまって、
隔離すべき保菌者探しもせずに、
多い地域でも1,000人に一人の保菌者を
すべての人が保菌者だと考える方法が実践されているのは、
おかしいと声を上げるべきだと思う。

 

 

我々は60年前の日本国中の子供をポリオから救ったお母さんたちを見習うべきではないだろうか。
見習って、有効なワクチンが普及するまでは、
PCR検査を国民の義務にして、
無自覚な保菌者を隔離する施策を取らせるべきではないだろうか。

 

そうしないと、今度は有効なワクチンが出来上がっても
官僚と、自分の責任逃れしか考えない医者は、
また何年も検査に時間を取って、
また、
日本国中の人に
“すべての人”が保菌者だと考えて、
すべての人と一定の距離を持って・・・・・を、
やらせ続けるに違いない。

 

我々は60年前の日本国中の子供をポリオから救ったお母さんたちを見習うべきだ。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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