谷 好通コラム

2016年04月19日(火曜日)

4.18.空から見るシベリアの原野は我々の想像を絶する

ドイツSONAXへ行く為に、
FINNAIR(フィンランド航空)に乗って、
まずフィンランドの首都ヘルシンキに向かって飛んでいる最中です。
中部からの最短ルートは、ほぼ北極に近い”シベリア”の上を通るルートです。
平面の地図ではなかなかイメージしにくいのですが、
丸い地球儀で見ると、それが最短ルートであることがよく解かります。

 

シベリアの原野はまだ雪に覆われているようです。
しかも原野と言ってもただ平べったいだけの草原ではなく、
ものすごく起伏に富んだ地形で、スケールが大きく、
これが日本にあれば一つ一つが天然記念物になって、
一つ一つが大観光地になるような、奇抜で変わった地形です。
まるで他の惑星のようです。

 

地面から見たら感動的であろう想像を絶するような景色が、
シベリアの地で、空を通過する飛行機から、
しかも滅多に下の景色など見ている者などいない国際便の飛行機からしか見られず
そのスケールを誰からも見られず、
そこに静かに存在し続けていることは、
自分の知っていることや、
見ていることがいかに狭く、
自分が世の中のことをほんの一部分しか知らない事を思い知らされます。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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