谷 好通コラム

2015年12月04日(金曜日)

12.04.十何年かぶりで靴を変更しました。たいしたものです。

私はもともと、左足に矮小と変形があるため
それを矯正するインソールを入れたドイツ製の特殊な靴を履いていました。
その靴を十数年前に見つけて、
歩いた時の足が飛躍的に楽になったので、仕事で全国を飛んで回れました。
あの靴が無かったら今の私はなかったと言っても過言ではありません。

 

それが、二年前の健康のための検査入院で、
病室のソファで悪い姿勢のままPCを打ち続けたので、
椎間板ヘルニアになってしまい、かえって不自由になったことがあって、
足腰の筋肉が落ちたのか、あのドイツの靴でも歩くのがつらくなっていました。

 

それで、色々と装具を作って見たのですが、
ひどく痛かったり、動きにくかったりして、
結局あの靴を履き続け、
100mを越すような距離を歩く場合は車いすを使うようになりました。
しかし、この車いすは私にとって画期的で、「ビュンビュン走れる」ようになって、
人目さえ気にしなければ最高でした。
ただ、一人で新幹線や飛行機に乗れなくなったのは不自由でしたが、
連れ合いとの時間が増えたと思えば、それはそれで良かったのかもしれません。

 

そんな生活がそろそろ身に着いてきたのですが、
何かの拍子にインターネットで、何かのキーワード(忘れた)で検索をしていたら、
名古屋市内に良さそうな靴屋さんがあることを見つけたのです。
行って見たら、
今までやったことがない方法で、立体的に足の型を取って、
今までのとは全く違う「谷 好通だけのインソール」が出来て、
それを今までとは全く違う形の、足首を支える形の深い靴に入れて、履いたら、
しっかりと支えられて、
歩いても、足首の痛さが無くなりました。
しかし、とは言っても、足そのものは弱いので今まで以上に慎重に歩かないと、
かえって「捻挫」のようにグキッとなってしまうので恐ろしいのですが、
少なくとも、少しの距離を歩くには普通に歩けます。

 

100mを越すような長い距離は、まだやって見ていませんが、
足全体に疲労が来てそう簡単には克服は出来ないかもしれません。
だから、もっと長い距離の場合は車いすを使うことに躊躇しませんし、
これで車いすを手放せるまでにはならないと思いますが、
いずれにしても、今後はこの靴を履くようになると思います。
たいしたものですね。
最新の技術というものは。

 

どんどん色んなことが進化し、変化していく中で、
その場にとどまって安穏とすることは、即ち敗北を意味するのかもしれません。
そんな高速の時代に、勝っていくためには
自らもハイスピードで変化を遂げていくしかないのでしょう。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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