何も変えずにただ頑張るだけでは、成長も進化もありません。
しかし時代はどんどん変わっていき、
消費者の意識、ニーズも変わっていきます。
取引先の状況も変わるし、
世の中の構造も変わっていきます。

しかしその中で、自分は変わらずじっとしていると、
時代遅れとして取り残され、落ちぶれていくばかりです。
そして「昔は良かった。今の世の中、今の人は・・・だから、ダメだ。」と、
「自分が惨めになったのは、変わってしまった世の中のせいであり、
変わった人の心、お客様が変わってしまったせいだ。」と、
嘆くのでしょうか。

この人が成功することは無理です。
世の中が変わっていくのも、お客様が変わっていくのも、
自分ではどうしようもなく止めようのないことですから、
この人はどんなに頑張っても、絶対に成功しません。

世の中とお客様は変わっていき、
自分はそれを止められませんが
しかし、
自分を変えることだけは出来ます。
自分は、自分の意志だけで、自分を変えられます。
これこそは頑張ればできます。

てっとり早く“本”などを読んで、
自分の知識を変えることは、簡単です。
何十冊も読めば、自分の意識も変化するかもしれません。
本は自分の認識を進化（変化）させるのに有効ですが、
本は、“乱読“に限ると思います。
読んでいてどうしても辛くなれば、飛ばし読みすればいいし、
途中でやめてしまってもかまわないと思います。
いずれにしても、私は“乱読”です。
それでも110％以上の成功は得られるでしょう。

私が嫌いなのは、
必要性のない、おしゃべりの為の、おしゃべりです。
酒を飲んでみんなで気晴らしのおしゃべりは楽しくていいですが、
普段の生活の中での無節操なおしゃべりは嫌いです。
何の議論もなく、お互いがお互いをうわべだけ肯定し合うおしゃべりは、
それが声であっても、文字であっても、
暇つぶしであり、時間の無駄なので、無責任なおしゃべりは嫌いです。

自分を変えていくために、本を読むこともありますが、
習慣を変えるとか、考え方を変えるとか、いろいろありますが、
私が思うに、
まとまった“文章を書く“ことが、
一番、自分が120％の成功の方向に変わるのではないかと思います。

自分の考えを、文章に書き出すと、
自分の考えがまとまります。
すると、その文章の中に矛盾がいっぱい出てきたり、
頭の中で考えている間には正当だと思ってきたことでも、
それを文章にして“読む”と、
つまり客観的な“人”から見れば、“不当”だと気付くようなことが多々あって、
だから、
考え直して、文章を書き直します。
すると、
自分の考えもそのように変わっていって、
知らぬ間に自分を修正して、
客観的に見て正しいのではないかと思われる方向に変化していきます。

自分のためのおしゃべりのような、
自分勝手な、客観的な正しさなど捨てた軽薄な文章では意味がありません。

人に見られて、読まれて、他人の目から見て
つまり客観的な評価を下されるような場所に堂々と書くことです。
自分のまとまった考えを論理的に書いて、
たとえば、本や新聞のような出版物であったり、
身近で言えばブログのようなものに書き、
客観の前にさらして常に評価され判断されると、
自分の中のわがままや、自分勝手は、ことごとく非難されるので、
たぶんその前にそれを正しく書こうとするので、
客観的に見て正しくない部分を、自分で矯正する事になります。
これを継続的に行うと、
たとえば自分勝手な部分が矯正されて、
常に変わっていくことになります。
世の中の変化にもついていくことができるでしょう。

成功とは、自分以外の人の為になって、
人の役に立ち、人から必要とされれば、それがいつか
たとえば経済的な成功であり、
たとえば学術的な成功であり、
家庭においての成功であり、愛情としての成功でもあります。

これらに共通して言えることは、
成功は、
自分以外の人によって作られ、支えられるものであって、
しかし
自分が、我がままあったり自分勝手であると、
自分は人にあらゆるものを与えず、奪おうとするので、
自分以外の人が自分に、
お金も、名誉も、愛情も何も与えてくれません。
だから、あらゆる意味において成功しません。

だから色々な意味で成功するには、
一つの方法として、
自分を、自分の考え方、価値観も含めた文章を書いて
他人の評価にさらして、
自分自身を矯正すると、
わがままでなく自分勝手でない方向、
つまり成功の方向に、
ひょっとして自分を変えていくことになるのではないでしょうか。