2015年06月15日(月曜日)
6.15串カツとカレーうどんが特にうまかった。
昨日、小さな小料理屋に行きました。初めての店です。
若い大将が、真剣な表情で、
狭いカウンターの中の厨房で、料理を、恐ろしいスピードでテキパキと、
惚れ惚れするような手さばきで、
次から次へと造り上げていました。
お客様へのお愛想も、笑顔もなしです。
真剣な表情で、見事な包丁さばき、手さばき、身のこなしで、
次から次へと、料理を作っていきます。
どれも一皿400円位の値段がついた、
サラダとか、ホルモン焼きとか、生春巻きなどのお料理です。。
出来た料理をてきぱきとお客様に出す若い奥さんの背中には
生まれて何か月かの赤ちゃんがおぶさっています。
この二人、何の悲壮感もなく、
必死に頑張っているという感じでもなく、
真剣に仕事をテキパキこなして、むしろ仕事を真剣に楽しんでいるようです。
人生を真剣に生きているそのもののようです。
そして、肝心な”味”は、
高級な食材はないけど、どれも、いい味でした。
どれも、とてもおいしい味でした。
特にウスターソースをつけて食べる串カツと、私はカレーうどんが絶品でした。
帰る時「おいしかったっ。」と大将に声をかけると、
「ありがとうございます。」と、嬉しそうに一番の笑顔を見せてくれました。
二人でずいぶん食べて、飲んで、4,300円は安すぎます。
たぶん何か事情があってそんな値段にしているのでしょうか。
その全力の働きぶりに、
30年前の我が身を写し、
おいしい串カツを食べながら、思わず涙が出てきてしまいました。
涙ぐみながら串カツを食っている私を見て、大将は変な奴と思ったに違いありません。