2021年02月25日(木曜日)
2.25.仕事をしないと死んでしまう。
軽自動車で有名なスズキ自動車のカリスマ
鈴木修氏が会長を辞任されました。
91歳だそうです。
鈴木修氏はずいぶん前に一度引退されたことがあるが、
復活されて延べ40年間スズキ自動車のトップを務められた。
91歳の鈴木修氏はオンラインの記者会見で、
いかにも91才の老人らしく、たどたどしい言葉で話していたが、
頭脳は明晰でいまだに鋭い発言をされるのだそうだ。
さらに会見の席から立ち上がる時は、
「よいしょ」とも言わずにスッと立ち上がった。たいしたものだ。
91歳でやっとトップを引退するといっても、なお相談役に就任するという。
「仕事をしていないと死んでしまう。」とも言っていた。
重ね重ねたいしたものです。
私ももうすぐ69歳になるが、
あの91歳の爺さんからすれば私なんかヒヨッコもいいとこで、赤ん坊みたいなもの。
でも、私の知っている同年の人はすべて引退していて仕事をしていない。
私も社長から会長に引いた時に、
いずれは早いうちに引退しようと思っていたが、
私の今のポジションと、今のスタンスが非常にうまく行っていて、
仕事がやたらと忙しくなって、会社の発展に加速がついてくると、
仕事にやりがいがますます増してきて
元々、私は仕事が大好きなので、
どこかのタイミングで本格的な引退をと思っていても、
この仕事漬けの毎日が無くなるのは、想像しただけでもいやだとも感じるのです。
私は、昔から、「死ぬまで仕事をして、
仕事をしながら、バタンと倒れて死ぬんだ。」と言ってきたが、
本当にそんなことになったら、
スムーズに事業が承継できないし、
死ぬまでにはやっておきたいと思っている事も、
仕事をしながらではまともに出来ないだろうと思うと、
今のままで続ける訳には行かない。
そうは思うが、
やっぱり仕事が無くなる生活はすごくいやだ。
91歳にしてなお相談役に就任して
「仕事をしないと死んでしまう。」と言い放つ鈴木修氏がすごくうらやましく思えた。