2020年04月06日(月曜日)
4.06.こういう時こそ・・・・・
足の指先にちょっとした怪我をしたので会社の近所の皮膚科に行きました。
私は糖尿病を持っているので指先の怪我には、神経質なほど気をつけます。
しかし、消毒もしていたので、
結果的には、怪我は拡大せずに済みそうです。
本来の用件はOKだったのですが、
病院の待合室で待っていた時にふと気が付きました。
待合室に備え付けられていた雑誌ラックから
雑誌が一冊残らず片付けられていて、何も入っていないのです。
新型コロナウィルス対策の一環なのでしょう。
雑誌はみんなが見るからウィルスの介在になる可能性があるので排除された。
私たちは気が付きませんでしたので、
その場でLABOの責任者に電話して、全店からの雑誌の撤去を指示しました。
しばらくの間、雑誌の購入費がゼロ円になります。
新型コロナウィルス禍の影響で、
80の店から月800冊程の雑誌の購買が消え、
その分だけ経費が落ちました。
今日で言えば、
普段ならば野崎Mと阿比留Mが、
マニュアル制作の会議出席の為に東京から名古屋に来ているはずですが、
今は、会議はすべて電話会議になっているので、
結果的に、彼らの東京↔名古屋の交通費が浮きました。
その分また経費が落ちた訳です。
店から雑誌が消えても、会議が電話になっても、
会社としての収入は変わらず、経費が減ることになって、
だから利益が増えることになります。
へそ曲がりかもしれませんが、
新型コロナウィルス禍で不自由になりましたが、
収入さえキープすれば、あるいは出来れば、
ウィルス感染拡大防止の為に無くなる経費もあるので
その場合、会社の利益は増えることになって、
その利益を次なる消費あるいは投資に使えば、GDPが減る事にはなりません。
つまり、時世が不本意にしても、
収入がキープ出来たならば、
支出が減ってしまうので、かえって、利益が増える。と言うことになります。
注意しなければならないのは、
その出てしまった利益を次なる投資に早々に使うようにしないと、
社会全体のGDPを下げることになります。
外出の自粛とか、特に夜の繁華街への外出の自粛は、
経費が相当に減っているはずです。
その経費の減少があっても、消費者のニーズは相対的に小さくなる訳ではなく、
ホテルや旅館、航空会社など、著しく売り上げが減る業界もあれば、
スーパーやコンビニなど、一時的であれ、売り上げが上がる業種もあります。
全体の比率からすれば少数派かもしれませんが、
売り上げが減っていない業種、あるいは、反って上がった業種すらあります。
そのような業種は、経費は従前よりも減って、
はからずも、利益が出ているかもしれません。
そんな業界もあるはずなので
そんな会社が、積極的にすべき投資を、先行して投資していけば、
社会全体のGDPの減少が、少なくなるはずです。
必要なのは、そんな少数派の業界に対して、
この時期の投資に不謹慎のそしりを与えないことです。
感染防止の為の自粛が、あらゆる人に求められるのは当然であり、
自ら感染の危険を冒すことは暴挙でしかありませんが、
一億総自粛で、経済を氷漬けさせても、
苦しい人が余計に立ち直れなくなるだけです。
こういう時こそ、
売り上げが落ちない業界の会社やみなさんは、
先行してでも、社会に対して積極的な投資が必要なのではないでしょうか。
全国民に対して、一律の補助金が出されるという話も聞きます。
この補助金も、積極的に使われなくては、経済の活性化に繋がりません。
いつか、このウィルス禍も終わるのですから、
終わったら、積極的に外食もしましょう。
積極的に遊びもしましょう。
旅行もしましょう。
今でも、感染の拡大に結び付かない使い方があるはずなので、
そんな投資が出来るのならば、早速、投資してみましょう。
そして、
それを見ても、誰も不謹慎だなどと言わないことです。
感染拡大を防止する努力は最大限すべきで、
それが「自粛」だとするならば、それは絶対にすべきですが、
感染拡大に結び付かない出費や投資ならば、
今こそ、積極的に行いたいものです。
それを、今時に不謹慎だと決してそしらないことだと、思うのです。