谷 好通コラム

2014年11月21日(金曜日)

#37 伊藤大輔選手からの最終もてぎ戦報告と、2014年の挨拶

#37 KeePer TOM`S RC Fに乗ってスーパーGTを戦う伊藤大輔選手から、
最終戦のもてぎ戦の報告と、
シリーズ2位になった2014年のご挨拶のメールが届いたので、転載をします。

 

 

 

以下、伊藤大輔選手からのメールを転載。

 


 

いつも大変お世話になっております。

 

11月16日に栃木県のツインリンクもてぎにて開催された
2014 SUPER GT 第8戦のレースレポートを送らせていただきます。
(※BCCにて多数の方に配信させていただいております)

 

 

【僅差でタイトル逃すも、2位表彰台で最終戦を締めくくる】 予選13位 決勝2位

 

SUPER GT  http://supergt.net/jp/

 

3ポイント差のシリーズランキング2位で最終戦を迎えるLEXUS TEAM KeePer TOM’S。
中盤戦から苦しめられたウェイトハンデもこの最終戦では全車0kgとなるだけに、
是が非でも勝ちたい。
優勝すればチャンピオン決定。2位以下の場合はライバル勢の順位次第となる。

 

11月15日(土)予選
金曜日からフリー走行が行われたものの、なかなかセットアップが決まらないKeePer TOM’S RC F。
ブレーキング時の挙動が安定せず不安が残る中、
Q2への生き残りを賭け、伊藤がQ1のアタックを開始。
しかし3コーナーのブレーキングで体制を乱し、まさかのコースオフ。
これでQ2進出を逃すとともに13番グリッドが確定。
それでも「ギリギリを攻めた結果」と伊藤は決勝に気持ちを切り替えた。

 

11月16日(日)決勝
タイトルの行方を見守ろうと、大勢のファンが集まったツインリンクもてぎ。
晴天の中、2014年シリーズ最終戦がスタートした。
朝のフリー走行で好感触を得たKeePer TOM’S RC F。
スタートドライバーのアンドレア・カルダレッリ選手は序盤から数台をパス。
他車のアクシデントやトラブルもあり、なんと4位まで順位を上げピットイン。
迅速なピット作業の後、コースに復帰した伊藤は他車がピットインするまでの間を猛プッシュ。
その間、前を走る1台にペナルティ、もう1台はピット作業後にエンストでタイムロスし、
伊藤は2位に浮上した。
タイヤ無交換作戦を採ったヨコハマタイヤ勢の1台が伊藤の前でコース復帰したこともあり、
一時的に順位を落とすが、伊藤はそれをパスし再び2位へ。
しかしトップの23号車MOTUL AUTECH GT-Rはこの週末別格の速さを持っており、
差を詰めることができない。
結局KeePer TOM’S RC Fはそのまま2位でチェッカーを受け、
優勝したMOTUL AUTECH GT-Rが逆転でチャンピオン。
KeePer TOM’S RC Fは惜しくも2ポイント差でシリーズランキング2位となった。

 

【伊藤】
チャンピオンに一歩届きませんでした。悔しいです。
ただ、予想以上に厳しい戦いとなった最終戦で2位を獲得できたことには満足しています。
一年を通してチームは非常に高いレベルでレースができたと思います。
トラブル無く全戦でポイントを獲得できたことを含め、チームの皆に感謝しています。
今シーズン獲り逃したタイトルは、来シーズン必ず手にしたいと思います。
来月からシーズンオフのテストも始まるので、来シーズンの開幕に向けて頑張ります。
一年間、応援ありがとうございました。

 

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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