2014年10月05日(日曜日)
10.05.何気なく、しかも悪気なく、写真でウソをつきました。
私は、
一昨日のブログに、
真っ赤に美しい夕焼けとして、
こんな写真を載せました。
この写真は、新しく買ったカメラの「夕焼けモード」を使った写真です。
そして、
これは普通の「オート」のモードを使って撮った写真です。
この絵が、私の目に実際に映った絵です。
ずいぶん違いますね。
はっきり言って、
「夕焼けモード」の夕焼けは、
キレイはキレイですが、
私の目でも見えていなかった、作られたウソです。
しかし私はこの写真を、
実際とは違っていても、キレイだから使いました。
これは何気なく、しかも悪気なくウソを言ったみたいなものです。
しかし「夕焼けモード」は、
以前からのカメラにも付いていて
画面のオレンジ色の部分を強調している絵で、
ウソであっても、理解できます。
しかし今のカメラは、
それほど高級カメラでなくても、
露出とシャッタースピードを自動的に調整する「オート」のモードの”他”に、
ジオラマ風に”見える”「ミニチュアモード」
うんと古い町の風景に”見える”「レトロモ-ド」など、
「・・・・に”見える”モード」が、たくさん付いています。
何をどうコントロールしているのかさっぱり分かりませんが、
不思議なほどに実際と違って見えます。
これは、
普通の「オート」を使って撮った伊勢湾岸道の写真です。
そして、これは「レトロモード」を使って撮った伊勢湾岸道の写真です。
実際よりうんと古い道路のように見えます。
私の目に見えた風景とはニセモノと言っていいほど、違います。
今は、画像を演出するソフトが発達していて、
実際の絵とは似ても似つかぬ、
空想の世界でしかないような絵にしてしまいます。
ダイヤル一つで、簡単にウソの世界の写真が作れるとは、
これは、考えようによっては実に恐ろしいことです。