2014年08月19日(火曜日)
8.19.LABOの貞重兼任店長が気づいた「プロショップ」にないもの
キーパーLABO新涯店は、
広島営業所のインストラクターでもある貞重係長が、店長を兼任しています。
兼任の前例としては、
キーパーLABO八王子店の野崎店長が、
かつて、東京営業所のインストラクターを兼任していました。
これはこれで上手く行っていたのですが、
彼のするどい共感力を見込んで、
店舗現場とお客様を充分知り、
いつでも現場に入ってトライアルが出来る貴重なクリエーターとして
企画製作の責任者に昇進してもらいました。
しかし兼任してもらうような人材は優秀な場合が多いので、
新店の店長に指名したりして、なかなか兼任状態を維持出来ません。
今現在では、役職として店長と営業を兼任としているのは、
貞重店長だけで、貴重な存在です。
兼任していると、
キーパーLABOに有って、キーパープロショップに無いもの。
キーパーLABOに無くて、キーパープロショップに有るもの。
それが、
良いにしろ、悪しきにしろ、見えてくることがあって、
両方にとって有益になる事があるのです。
今回、新涯店に行った時、貞重店長と話をしました。
私 「LABOの店長を務めながらキーパープロショップさんを見た時、
何か、LABOにはあるのにプロショップさんにはないものってあるかい?」
貞重「リピートですね。新規施工は多いのですけど、リピートが少ないです。」
私 「なぜ?」
貞重「岡山のお客様って、『来たっ』という意識が強くて、
来店されたらすぐにお相手をしなければいけない感じなのです。
だからつい、KeePerの作業の途中で接客に行く事も多くなって、
落ち着いて作業が出来ず、
待っているお客様から見ると、
いい加減に作業をしているように見えることがあるように思います。」
私 「なるほど。」
貞重「LABOだと、クリスタルキーパー以上の施工をしていて、
作業を中断することはまずありません。
私 「SSさんは取扱商品の幅が広いので、
複数のことを同時進行でやらざるを得ない場面が多いのは仕方ないよね。」
貞重「それでも、お客様から見れば、やっぱりキチンとやっていないみたいです。」
私 「たしかにそうだ。
美容院なんかで、自分の頭を切ってセットしていた人が、
途中、電話がかかってきて、自分の頭がカットの中途なのに、
しばらくの間、そのスタッフが電話していたとしたら、
時間が無駄になったというだけでなく、
自分の頭が上手にカットとセットをしてもらえたとは思えない。似ているね。」
私達のLABOでも、
どんな仕事でもやり始めたらずっとその仕事をしていればいいとはいきません。
しかし、途中でしょっちゅう作業が中断されて他の事をされたとしたら、
お客様が不愉快であることは間違いないので、
電話でのお問い合わせ、とか
ご来店でのご相談とか、作業をやりながらでは出来ない用件は、
そのほとんどを店長が応対して、
作業を行っている人は、極力、一つの作業を続けて仕上がりまでやります。
これは、たとえば、美容院などのサービス業ならばあたりまえのことです。
来店をされるお客様の数が私達とは桁違いに多いSSさんで、
一つの作業を一人が続けて仕上げまで連続して行うのは難しいことであるのは、
重々解かった上で、提案を考えました。
「予約」をこちらの都合としての予約、
つまりお客様がご来店される「時”刻”の予約」として考えるのではなく、
たとえば、クリスタルキーパーならば、
一人の人間をその施工作業で占有する「2時間の予約」として考え、
一人が続けて仕上げまで連続して行う「施工時”間”の予約」としたらどうでしょう。
こう決めれば、
それに合わせたシフトを組めるはずですし、
お客様が満足するクリスタルキーパーの為の「予約」になるのではないでしょうか。
予約をお受けするのならば、
何時から何時までの「時間」であるべきと思います。
これは、多くの仕事が複雑に入りこんで入ってくるSSさんには、
特に必要であり、有効な手段ではないかと思えてきました。
このことは、もっとよく考えた上で、
今年の行動の強化の一つにしようかと思いました。
営業兼任店長、貞重君のおかげです。