2021年06月28日(月曜日)
6.28.時間は絶対に止まってくれない。
猫のチーちゃんは17歳になりました。
猫としてはものすごく長寿で、その姿はまったく年よりくささを感じさせず、
いつまで経っても本当に美人で、素晴らしい猫です。
チーちゃんとの縁があったのは、
今の大府のKeePer技研の倉庫が、まだ刈谷市にあった頃に、
生まれて間もない子猫で
ノミだらけのくしゃくしゃで倉庫の前をウロウロしていたところを
心優しいおばさんに拾われて、
ミルクをもらい、キレイにしてもらって、
ちょっと間、倉庫にいましたが、
何かのきっかけで我が家に引っ越して住み着いたものです。
あれから17年経ったのです。
17年の時間の長さを、チーちゃんを見ているとしみじみ長いと感じます。
長いと同時に、もう二度と帰ってこない時間であることも思い知ります。
運命として得た時間の長さは十分で、
十分に長い時間ですが、なぜここまで来れたのか不思議でなりません。
生まれて69年と何か月か、
なぜこんなに長い時間を必要としたのか、それも不思議でなりません。
あと何年、あと十何年か、少なくとも何十年かではないと思うが、
いずれは必ず、必ず、自分が存在しなくなるのは確かで、
それまでの時間が、今までの時間の何分の一でしかないことも確かです。
その時間も絶対に止まってくれることはありません。
その不思議を悲しいとは思いません。
ただ、チーちゃんがそんなに長い時間を経ずにいなくなることを思うと、
悲しく思い、なおさら愛しく感じます。