谷 好通コラム

2015年01月18日(日曜日)

01.18. ただ、こいつは、幸せそうでいいなと思います。

できるだけ何もせずに、
洒落た格好をして
くつろいでいることが大好きな人がいます。
さらに、
周りがあくせく働いているのに、
自分はゆったりと優雅にして優越感に浸るのが好きな人がいます。
暑くないこと、寒くないこと、
出来るだけ肉体的に苦痛がなく
楽を楽しみ遊ぶことが好きな人がいます。
しかし、
そうしていることで誰かの役に立つこともなく、
誰かに必要とされるわけでもありません。

 

逆に、
バリバリと仕事ばかりしている人がいます。
仕事というのは、誰かの役に立つから利益が得られるのであって、
キチンとした正当な利益を生んでいる仕事は、
必ず、その利益に匹敵する付加価値を誰かに与え、役に立っています。
だから、誰からも必要とされます。
また、
そこから生まれた利益も、その仕事に従事する者に配分され、
その仕事に、あらゆる意味で資本を提供している人に還元され、役に立ち、
必要とされます。

 

 

自分が楽をすることが好きな人は、
そのこと自体が誰かの役に立つことはないので、
天性の才能か、「棚からボタモチ的」利益がないと理想は叶えられないのですが、
そのいずれかがあれば、とても幸せになれるでしょう。
でも、その棚ボタ的資源が無くなれば、何もありません。

 

逆に
バリバリと仕事ばかりしている人は、
仕事自体が誰かの役に立つことをすることなので、
その仕事の質によってではありますが、それなりの利益を得られ、
自分を必要とする人たちと共に、
共に誰かの役に立っていることに幸せを得、使命の達成感を持ちます。
この幸せは、成果が大きくなればなるほど無限に大きくなります。
しかし、
ずっと激しく働き続けることは、
恵まれた肉体を持ち合わせて健康な精神を持ち合わせていないとできません。
働き続けることが難しい困難、たとえば肉体的な困難が発生すると、働けず、
誰かの役に立てない自分に価値を見いだせずつらくなることがあります。
そんな状況を見越して、
うまく仕事の現役なら身を引かないと、
周りに混乱を生じて迷惑をかけることもあるでしょう。
いずれにしても、
仕事好きにとって、仕事が出来なくなることはとてもつらいことです。

 

楽をしていることが好きな人と、
仕事好きな人と、どちらが幸せなのでしょうか。

 

あるいは、
両方を上手く使い分けメリハリの利いた生き方が良いのかもしれません。
多くの人がそうであって、それが良いのかもしれません。

 

でも私は、
全力で仕事をせずにいることが苦手で、
楽をして楽しく遊ぶことの価値が理解できていないだけです。

 

 

ただ、こいつは、幸せそうでいいなと思います。
でっかくなったチーちゃん(チビ)。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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