谷 好通コラム

2014年05月31日(土曜日)

5.31.私のマイルはどうなっているのでしょう?

私は飛行機によく乗りますが、
チケットは地元の旅行代理店に頼みます。
すると私の身障割引も分かっていますからいちいち手続きも要らず、
黙っていても割引でチケットを取ってくれますし、
マイレージの番号も分かっているので、自然にマイルもたまっています。

 

しかし、あまり気にしたことがないのですが、
大量に貯まっているはずの私のマイルはどうなっているのでしょう?
私は貯まったマイルを自分で使った記憶がありません。
使わないので、期限切れになって消滅しているのでしょうか。
私はそういうことに無頓着なので、あり得ますが、
しっかり物のみんなが管理してくれているので、
マイルは、私の知らない間に、何かしら有効に使われている”はず”です。

 

航空会社の「マイル」とか、
色々な「ポイント」を集めている人が多くいます。
かしこい消費者というのでしょうか。
お買い物をより楽しむためなのでしょうか。
少しでも得をするためなのでしょうか。
ポイントを貯めて、そのポイントでまた買い物をします。
ポイントは買った金額に対して1%とか2%程度のものが多いようです。

 

私達のキーパーLABOでも、
自前のポイント制度をやっています。
SASというオリジナルのPOSシステムで、
売上げ金額に対して5%のポイントをつけています。(車検・板金を除く)
洗車もコーティングもサービス商品であり、
いただくのは技術料であり、
仕入れ率は物販ビジネスよりもはるかに低いので、
5%と割りと大きなポイントを提供する事が出来ています。
しかしそれでも、そのポイントを利用されるお客様は
全体の半分くらいの人です。
年に一度、貯まっているポイント数をDMでお知らせして、
ご利用を訴求するのですが、それでもやはり半分です。
だから、実際のポイントによる割引率は全体の2.5%です。

 

この半分のご利用率というのが高いのか低いのか、
私には分かりません。
しかし、
ポイント数をお知らせするDMをお出しすると、
それなりの反応があります。
だから、ポイントをつけずに単に価格を2.5%だけ安くするよりも、
ポイントで還元する方が、費用対効果が高いと想像されます。

 

ポイントは、ほんのちょっとだけですが、
貯める人にその割引が集中します。
出したポイント分のコストは商品の単価に広く薄く乗っているはずですが、
そのコストの分の還元はポイントを使う人だけに集中します。
といってもたかが1%とか2%のものですが、
それが自分のものになるか、人のものになるかを思うと、
しっかりした人は、
ポイントを貯めて、使う側になるのでしょう。

 

そんなことを思ったら、
自分のANAのマイルがどうなっているのか、気になってきました。

 

今から飛行機で、福岡に向かいます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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